世界一有名な「5歳の無免許ドライバー」、今度はフェラーリに乗ってハリウッドスターに会いにゆく。少なくとも彼は自分の力で夢を手繰り寄せたようだ

｜　いろいろと意見はあると思うが、自分の力で夢を叶えたことは間違いない　｜

さて、ランボルギーニが欲しいという理由で所持金3ドルのまま、親のクルマを盗んでカリフォルニアまでランボルギーニを買いに行った少年、エイドリアン・ザマリッパ君。

その健気な行動が世界中に報道され、多くの人が彼の夢を叶えようと立ち上がったのは記憶に新しいところ。

その後、実際にランボルギーニ・オーナーであるジェレミー・ネイヴスさんが名乗りを挙げ、エイドリアン・ザマリッパ君をドライブに連れて行ってあげたことでさらにこの一件は広く世の中に知れ渡ることとなっていますね。

話はそこで終わらなかった

ただ、そこで話は終わらず、今度はロサンゼルスの高級車ディーラー、RDウィッティントンがエイドリアン・ザマリッパ君の夢を支持しようと動き出し、彼を実際に店舗へと招待することに。

そこでエイドリアン・ザマリッパ君はフェラーリやランボルギーニ、ハマーなどセレブ御用達のクルマに次々と試乗。

そしてさらに驚くのは、このRDウィッティントンのスタッフが（おそらくはフェラーリ488ピスタで）エイドリアン・ザマリッパ君の1日ドライバーを努め、実際にロサンゼルスを走行したということ。

しかしながらさらに驚きは続くことになり、このスタッフはサプライズにて（事前に打ち合わせしてあったと思われる）ジェイミー・フォックスの家に訪問し、そこではFacetimeを通じてシャキール・オニールやLi Pumptpも登場する事態にまで発展。

なお、ジェイミー・フォックスはかなりのカーガイとして知られ、よくイベントにスーパーカーやハイパーカーに乗って顔を出すことで知られ、おそらくはこのショップの「常連」なのだと思われます。

ちなみにシャキール・オニールも同様にクルマ好きとして有名で、身長が高すぎて（216センチ）ランボルギーニ・ガヤルドに収まらず、そのために特注にてガヤルドをストレッチしたり、そのほかにも数々のカスタムカーを所有していることが報じられていますね。

動かないことにははじまらない

エイドリアン・ザマリッパ君はこの一週間ばかりで、とうてい普通の人では乗ることのできないようなスーパーカーに乗り、そして通常では会うことができないような人々に会ったということになりますが、それは彼が「自分の夢のために行動した」からに他ならない、と思います。

違法行為を犯したことに間違いはなく、その後の一連の出来事について意義を唱える人々も多いと思われるものの、「フェラーリ欲しいなー。宝くじ当たったら買うわ」と言って何も努力しない大人よりはずっとマシかもしれません。

少なくとも彼は自身の夢をかなえるために行動し、そしてその結果、自身の力によって夢を手繰り寄せたというのは紛れもない事実であり、すっかり現実に疲れ切ってしまい、そもそも子供の頃の夢を忘れ、思い出せなくなってしまった大人たちに何らかの希望を与えてくれるといいな、とも思います。

VIA:TMZ