フェラーリが「ルイス・ハミルトンを2025年から迎える」と電撃発表。最も成功したドライバーと最も成功したF1チームが実現することになり、フェラーリ株は最高値を記録

｜　まさかルイス・ハミルトンがメルセデスに見切りをつけるとは　｜

なおカルロス・サインツは2024年限りでチームを去り、その後についてはまだ発表がなされていない

さて、つい先日はカルロス・サインツが（契約期間が短すぎるという理由で）スクーデリア・フェラーリとの契約内容に不満を持っており、父とつながりが深いアウディに移籍するのではという話が報じられましたが、今回なんとそのカルロス・サインツが2025年からフェラーリを離れ、後任としてルイス・ハミルトンが加入することが正式に発表されています。

ルイス・ハミルトンは2013年に初めてメルセデスに加入したのち82レースに勝利し（他チームでの勝利を含めると通算103勝）、7回目（メルセデスでは6回）の世界ドライバーズチャンピオンシップを獲得したという「F1史上、もっとも成功したレーシングドライバー」ではありますが、今回「史上もっとも成功したF1ドライバーが史上もっとも成功したF1チームに加わる」ということに。

ちなみにですが、この報道を受けてフェラーリ株がかつてないほど高騰し、なんと前日比12.58％上昇して389.45ドル（最高値）で引けています。

やはり「最後のキャリアはフェラーリにて」

なお、フェラーリのF1マシンでレースを走るというのはF1ドライバーにとって特別なことであり、たとえフェラーリが最も競争力があるチームでなくともそれは変わらず、多くのドライバーが「フェラーリ入り」を望み、とりわけ最後のキャリアをフェラーリで終えたいと願っていることがよく知られています。

上述の通りルイス・ハミルトンはもっとも成功したF1ドライバーではあるものの、レギュレーションが変更された後にはマシンの戦闘力不足に苦しんでおり、勝利の得られなかった2シーズンを過ごした後、メルセデスに”見切りをつけた”ということになりそうですね。

ちなみにルイス・ハミルトンはマクラーレン時代も含めてデビューから一貫してメルセデスのパワーユニットを積むマシンで走ってきたので、今回そのキャリア通じ、はじめて「メルセデス以外の」パワーユニットを使用することになり、どう順応してゆくのかも気になるところ。

Team Statement

Scuderia Ferrari is pleased to announce that Lewis Hamilton will be joining the team in 2025, on a multi-year contract. pic.twitter.com/moEMqUgzXH

— Scuderia Ferrari (@ScuderiaFerrari) February 1, 2024

2025年以降のフェラーリは「ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール」体制

スクーデリア・フェラーリはシャルル・ルクレールとの契約延長を発表しているので、2025年からはシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンの2人体制ということになりますが、カルロス・サインツとの契約も後1年残っており、フェラーリも「まだやることがある」と公式Xにてカルロス・サインツの画像とともにコメントしています。

2023年のF1グランプリにおいて、カルロス・サインツは唯一レッドブルを退け（シンガポールGPにて）優勝したドライバーだけあって、「ちょっと残念」ではあるものの、今後については追って発表があるものと思われ、今後の活躍にも期待したいところですね。

We’ve still got one more season to give it everything together @Carlossainz55 💪 pic.twitter.com/NSnIxotBpH

— Scuderia Ferrari (@ScuderiaFerrari) February 1, 2024

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参照：Ferrari