ランボルギーニ「自動運転を作る予定はない。スポーツカーのルーツにこだわり続ける」
アヴェンタドールやウラカンに自動運転が採用されることはない!
ランボルギーニ研究開発部門のボス、マウリッツォ・レッジャーニ氏によると「近い将来に限っていえば、自動運転という選択は無い。全くない」とのこと。
加えて「あくまでもスポーツカーのルーツにこだわるつもりだ」と述べています。
なおランボルギーニは純然たるスーパーカーメーカーですが、同時に「最初に」SUVを発売することになるメーカーでもあります(LM002を考慮にい入れると”発売済み”)。
近日中にはアストンマーティンが「DBX」にてSUV参入を果たし、フェラーリも「FAV」にて後を追う形に。
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しかもランボルギーニはウルスに「プラグインハイブリッド(PHEV)」を設定するなど”ほかメーカーに先駆けて”行動しているメーカーであり、その意味では自動運転についても取り組んでいそう。
しかし今回開発責任者によってはっきり「ない(近い将来という期限付き)」と否定され、これはちょっと安心した部分でもあります。
加えてマウリッツォ・レッジャーニ氏は「クルーズコントロールやカメラ、レーンキーピングアシストなど、安全に関する装備は積極的に採用」としていますが、運転の楽しみを奪ってしまうような、運転の主導権が車に渡るようなデバイスについては現在のところ否定的、ということなのでしょうね。
じゃあ今後の動向は?
今後自動運転が一つの主流になるであろうことは間違いないと思われますが、そのレベルがどの程度まで高まるのかは今のところ疑問。
テスラは「すぐにでも可能」としており、一方メルセデス・ベンツやBMWは「10年以上かかる」。
スポーツカーメーカーにおいて自動運転を考えていると報じられているのはポルシェで、しかしこれは「人間が運転すると適切な速度で曲がれない」カーブを車が人に変わり曲がるというもの、と報じられています。
人が運転するとカーブへの侵入速度が早く事故を起こしたり、ブレーキを踏むことでかえってトータルでの速度が落ちたり、はたまたノロノロ運転で渋滞を招いたり、という事態を解消したいようですね(よって一般的な”自動運転”とはちょっと違う)。
他だとマクラーレンが自動運転に言及していますが、こちらは「サーキットにおいて、ドライバーに”速く走るための見本”を見せるためのものになるだろうとしており、こちらもやはり一般的な自動運転とは異なるもの。
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ここでランボルギーニの最新動画を見てみよう
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こちらは「チェンテナリオ」の納車を受けたオーナーが自身の車をドライブする様子を収めた「Lamborghini Driven by Entrepreneur Kevin Hooks」。
フランクフルト・モーターショーにて、その最新モデルであるアヴェンタドールSロードスターを紹介する動画「SinceWeMadeItPossible:Lamborghini Press Conference IAA 2017」。
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最後はアヴェンタドールSロードスターのデザインについて語る「Laborghini Aventador S Roadster: Design inspiration」。