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ランボルギーニのアートカー史上No.1?ミラノの芸術家によってスピードと雄牛が全面に表現された「ウラカンEVO ミノタウロス」がカッコいい

2021/11/06

ランボルギーニのアートカー史上No.1?ミラノの芸術家によってスピードと雄牛が全面に表現された「ウラカンEVO ミノタウロス」がカッコいい

| なお、このペイントはすべて「指」で描かれる |

表現されるのはランボルギーニを見て体験したときの感情、そしてスピードと時間

さて、ランボルギーニがミラノのイベントにて「ミノタウロス」と命名されたウラカンEVOのアートカーを公開。

ミノタウロスとはギリシア神話に登場する牛頭人身のモンスターですが、このウラカンEVOのボディにはまさに「人と牛」とが描かれており、かつ非常に迫力のある図柄となっています。

これまでにもランボルギーニは数々のアートカーを作成してきたものの、その中でも「もっとも」ダイナミックな一台と言っていいかもしれませんね。

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ランボルギーニをはじめて見たときの感情を表現

なお、このアートカーを作成したのはアーティストであるパオロ・トロイロ氏で、ウラカンEVOの上で表現したのは「ランボルギーニに出会ったときの感情」。

ランボルギーニにてマーケティング・ディレクターを務めるクリスチャン・マストロ氏によると「「パオロ・トロイロと彼の芸術的な表現力に出会えたことは、とても刺激的でした。当社では、芸術に慣れ親しんでおり、その芸術が常に当社の車に影響を与えてきました。しかし、当社の製品とそれがもたらす感動が、トロイロのようなアーティストの感性と結びついたとき、"ミノタウロ "のような、他とは異なる特別な作品が生まれ、これを非常に誇りに思っています」とのこと。

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ボディ上にて表現したのは「人間、ランボルギーニのシンボルである雄牛、そして神話の概念の融合」ですが、ウラカンの側面には「人間の姿から醸し出される不屈の、超自然的でほとんど動物的な力」が表現され、フロントフード上には”雄牛の角を連想させる”前腕と握りしめた拳が描かれます。

なお、パオロ・トロイロ氏によると、今回のアートにて重要な要素となったのは"時間 "だといい、「私はゆっくりとした時間に魅了され、それを喜び、文化、美しさ、成功の鍵として支持してきました。しかし、自分を変えてしまうような出会いもあるのです。ランボルギーニ・ウラカン EVOを見て、それを試してみて、加速、スピード、勢いというエネルギーを放出することができるものもあるのだと思いました。空間が狭まり、時間が歪むと、風の音が大きくなるのが聞こえました。私は流れるような風を感じ、それを使ってミューズそのもの、つまりこれらの感情のインスピレーションであるウラカン、そして私のミノタウロスに絵を描いたのです」。

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パオロ・トロイロとは?

このアーティスト パオロ・トロイロ氏最大の特徴は「指先で絵を描く」こと。

1972年3月27日タラントに生まれ、7歳の頃から絵を描いてきたといいますが、両親はやはくから彼の才能を認め、バックアップしてきたといいます。

なお、父親は麻酔科医で、パオロ・トロイロのあまりの絵の上手さに「病理解剖のイラストを依頼し、医学会議で展示するようになった」といい、その才能のほどを伺えますね。

その後パオロ・トロイロ氏はローマのヨーロピアン・インスティテュート・オブ・デザイン、フィレンツェ大学にて学びますが、広告の仕事にはやく就きたかったことからいずれも中退。

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その後1997年にはミラノに映ってクリエイターとしてのキャリアをスタートさせることになり、まずはサーチ&サーチ社から始まって、2007年にはイタリアアートディレクターズクラブのグランプリを受賞し、さらにはベストイタリアン・クリエイティブディレクターにノミネートされたことも。

広告業界にて働きつつ、同時に彼の芸術家としてのキャリアもスタートさせており、2005年4月にはドローイングから芸術としてのペインティングへの転向を決意したといいます。

ただ、絵を描かねばならない環境にて、画材を買い集めたものの筆を買い忘れてしまい、しかし「なんとしても絵を描く必要があった」ため、彼は筆を使わず、つまり自身の指にてペイントを行い、これが今日に至るまでの彼の成功、そして独自のスタイルへとつながっており、まさに失敗は成功のもと、そして必要は発明の母といったところですね。

その後2009年には広告業界を辞して自ら選んだ芸術の道を歩むことになりますが、2011年には第54回ベネチア・ビエンナーレに選出され、さらに2013年に彼は完全に独立したアーティストとなり、彼を担当していたすべてのアートギャラリーを離れ、パトロンの助けを借りながら自分の道を追求しています。

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現在はミラノを拠点に活動しているといい、彼の作品は、シンガポール、サンフランシスコ、イスタンブール、テルアビブ、ロサンゼルス、ニューヨーク、ミラノ、ローマ、パレルモ、フィレンツェなどで展示されているそうですが、このウラカンEVO「ミノタウロス」については、ミラノにて開催される、ルカ・ベアトリーチェのキュレーションによる「TROILO-MILANO SOLO ANDATA」展の一環として、彼の他の作品とともに展示される、とのこと。

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参照:Lamborghini

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