
| エンジン、駆動方式、パッケージングともにまったく共通点がない2車だが |
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さて、いつも変わり種のCGを公開するCarlifestyleですが、今回はマツダRXヴィジョンGT3コンセプトとポルシェ918スパイダーとも融合させてしまったレンダリングを公開。
なぜこの2車をフュージョンさせたのかは全くの謎ですが、正直「意外とイケてる」と思います。
マツダRXヴィジョンGT3コンセプトは2015年にロードカーをイメージして発表された「RXヴィジョン・コンセプト」のレーシングバージョンという位置づけで、2020年3月には公開済み。
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グランツーリスモSPORTに収録されたことでも話題を呼んでいますが、なにより「レーシングカーらしからぬ美しいスタイリング」が最大の特徴です。
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マツダRXヴィジョンGT3コンセプト(MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPT)はこんなクルマ
マツダRXヴィジョンGT3コンセプトは、架空の世界にしか存在しないクルマではありますが、スペックとしては全長4,590ミリ、全幅2,075ミリ、全高1,120ミリ、ホイールベースは2,700ミリ、車体重量は1,250kg。
フロントに搭載されるエンジンは自然吸気の4ローター・ロータリーエンジン”SKYACTIV-R”で、出力は570馬力、駆動方式はFR。

もちろん「魂動」デザインを採用し、BMW M6 GT3、アウディR8LMS、アストンマーティンV12ヴァンテージGT3、アルファロメオ4C Gr.3、スバルWRX Gr.3、ミツビシ・ランサーエボリューションFinal Edition Gr.3、トヨタFT-1ビジョングランツーリスモGr.3、シボレー・コルベットC7 Gr.3といったライバルに比較して”美しい”プロポーションを持っています。
なお、マツダは現実世界にて走らせているレーシングカー「RT-24P」にも魂動デザインを採用しており、こちらもやはり「レーシングカーとは思えないほどに「美しい」クルマ。
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ポルシェ918スパイダーはこんなクルマ
一方のポルシェ918スパイダーは2013年にポルシェが発売したハイパーカーで、市販車ではじめてニュルブルクリンクのラップタイム「7分切り」を達成したことでも有名な一台。
パワートレーンは612馬力を発生する4.6リッターV8、そしてこれをミッドシップマウントし、さらにはトランスミッションにひとつ、フロントアクスルに2つのエレクトリックモーター(合計275馬力)を装備するハイブリッドカー。
全長4,497ミリ、全幅1,928ミリ、全高1,091ミリ、ホイールベース2,650ミリというマツダRXヴィジョンGT3コンセプトと比較的近いサイズを持ち、しかし車体重量はハイブリッドなのでちょっと重めの1,490kg。

マツダほどそのデザインが有名になった自動車メーカーは少ない
こうやって見ると(似たようなサイズを持つとはいえど)メカニズム的な接点がほぼ無い2車であり、しかし今回のレンダリングでは「うまく混ぜたな」というのが正直な印象です。
フロントはほぼマツダRVヴィジョンGT3コンセプトのままですが、(おそらく)ミドシップ化によってノーズが短縮され、フロントフェンダーは918スパイダーよろしく盛り上がりを見せ、エアアウトレットも設けられています。
そこから後ろはほぼ918スパイダーのままではあるものの、ホイールはマツダRXヴィジョンGT3コンセプトから拝借しているようですね。
なお、マツダは明確にデザイン言語を打ち出している自動車メーカーのひとつであり、そのために多くのデザイナーからも注目され、数々の非公式レンダリングが作成されることも。
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これだけデザインが注目される、そしてデザイン言語が有名になったブランドも少なく、これはマツダの努力の賜物と言えそうですね。
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参照: carlifestyle