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新型スープラは開発時の仮想ライバルであるポルシェ718ケイマンに対抗できるか?数字で比較すると驚くほど両者は近かった

2019/06/13

| メディアの多くは「スープラは718ケイマンに勝てないだろう」と見ているが |

新型トヨタ・スープラがポルシェ718ケイマンを仮想ターゲットとして開発されたのは周知の事実ですが、実際にスープラが納車され始めると必ず出てくると思われるのが「新型スープラと718ケイマンとの直接比較」。

おそらくは加速やサーキットのラップタイム、はてはパッケージングやユーティリティまでもがガチで比較されることになりそうです。

新型スープラと718ケイマンの「数字」は意外と近かった

ここでざっと新型スープラ、そして718ケイマンとを数字上で比較してみると下記の通り。

スープラ718ケイマン
ボディサイズ全長:4380ミリ
全幅:1865ミリ
全高:1290ミリ
全長:4385ミリ
全幅:1800ミリ
全高:1295ミリ
ホイールベース2470ミリ2475ミリ
車体重量1520kg1390kg
エンジン3リッター4気筒ターボ2リッター4気筒ターボ
出力340馬力300馬力
エンジン搭載位置フロントミッドシップ
トランスミッション8速AT7速PDK
駆動輪後輪後輪
定員2名2名
0−100キロ加速4.1秒4.7秒
最高速285km/h275km/h
価格6,900,000円7,202,000円

こうやって両者の数字を並べてみると、想像以上に「近い」こともわかります。
とくにボディサイズとホイールベースは「かなり」近く、その類似性には驚かされますね。

重量についてはスープラのほうが130キロほど重く、しかしトランスミッションの段数が多いこと、出力が高いことに起因してか0−100キロ加速はスープラのほうがかなり速い数字です。

そして「価格」についても思いのほか近く、新型スープラは718ケイマンの「ライバル」足りうるのかもしれません。

なお、欧米のメディアは新型スープラの試乗イベントでの経験から「新型スープラは718ケイマンに対抗できないだろう」と断じているところも多いようですが、実際にスープラのサーキット走行タイムを計測したり、同時に比較したメディアはまだないため、現実的な対決まではもうちょっと待つ必要があるのかもしれません。

スタイリング、インテリアも甲乙つけがたい

スタイリングについては好みの問題なので「どちらがどう」と断じるのは難しそう。

スープラ、718ケイマン両者において決定的なデザインや質感の差があるとは言えず、ライティングやホイール等含めても優劣をつけるのは難しそう。

インテリアについてはスープラのほうが安っぽいという印象を持っていますが、トヨタはここでしかコストを削ることが出来なかったと思われ、致し方ない部分でもありますね。

ただ、インフォテイメントシステムやメーターについては、スープラのほうが「BMW譲りの」最新デバイスを保有しており、先進性について言えばスープラのほうが大きなアドバンテージを持つと言えそうです。

反面718ケイマンはクラシカルながらも質感の高い仕上げを持っており、スープラは「テクノロジー」、ケイマンは「シック」という点が特徴となるのかもしれません。

ただし718ケイマンは「ノーマル」だと装備がプアなので、内外装において「スープラと同じ」となるようにオプションを追加するとかなり高額になる可能性も。

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