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【動画】高木虎之介の運転でランボルギーニ・ウルスをサーキット試乗!「ランボルギーニ・テストドライブ・プラス」へ行く(1)

2019/05/19

| これまでに無く中身の濃いイベントで、まさに感謝しかない |

さて、ランボルギーニ・ウルスをサーキットや特設オフロードコースで試乗するという豪華なイベント、「Lamborghini TEST DIVE PLUS」へ。
場所は名阪スポーツランドにて開催され、ここはカートやミニバイク、そしてモタードや二輪用コース、四輪用としてジムカーナやドリフトコースのほか、モトクロスコースも揃う総合モータースポーツ施設です。

会場まで、そして会場に入ってからもいたれりつくせり

今回の試乗イベントでは「サーキット」「一般道」「オフロード」の3つを一度に試乗できるのが大きな目玉。

順を追って紹介したいと思いますが、まず会場は上述の通り名阪スポーツランド。
名阪スポーツランドに入るしばらく前の一般道からランボルギーニの「フラッグ」が立てられて会場まで誘導してくれ、名阪スポーツランド内には今回のためにこんな建物も設置されています。

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中には美味しそうなフードも用意。

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そして集まった試乗用のウルスは様々な仕様を持っており、中にはオプションのアクラポビッチ製エキゾーストシステムを装着したウルスも見られます(すごい音出てた)。

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その後は試乗のスケジュール、その内容についてブリーフィングを行い、その後いざ試乗開始。
なんとサーキットにおけるインストラクターは高木虎之介氏(1998、1999年にF1を走った)。
今までにも様々なイベントにて、様々なドライバーの方がインストラクターに着いてくれましたが、元F1ドライバーというのははじめてです。

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ウルスのサーキット走行性能は凄まじかった

サーキット試乗ではまず高木虎之介氏の運転するウルスに乗り、ウルスの性能についてレクチャーを受けます。
まずは「4WS(4輪操舵)」についてですが、こちらはサーキット内に置かれたパイロンのまわりをぐるぐると旋回し、その「小回り」を体感。

この後に自分でも同じようにウルスを運転して旋回を行いますが、「思ったよりも遥かに小さく回る」という印象で、それもそのはず、最小回転半径はわずか「5.9メートル」。
全長5,112ミリ、ホイールベース3,003ミリという数字からは信じられないほど小回りがきくと言えますね(ウラカンの最小回転半径は5.8メートル)。

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その後はフル加速からの「フルブレーキ」を体感しますが、まずは直線にてフル加速。
さすがに世界最速SUV「650馬力」の加速は強烈(0−100キロ加速は3.6秒。加給が始まってからの加速が凄まじい)で、120km/hくらいの速度からフルブレーキングを試みます。
ウルスのブレーキには「カーボンセラミックディスク」が標準装備され、このサイズはクラス最大(おそらく現時点で自動車業界最大)。

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これによって時速100キロからの停止にかかるのはわずか33.7メートルで、2,200キロという巨体からは想像できないほどの制動力を発揮します(ランボルギーニ最新モデル、ウラカンEVOの100km/hから停止までにかかる距離は31.9メートル)。

急停止についてはまったく不安なく、まっすぐにビタリと止まり、かつ大きくつんのめるようなこともなく(もちろんピッチングはあるが、ほかの一般的なクルマ、スポーツカーに比較しても小さい)、相当な安心感がありますね。

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その後は運転を交代して自分でステアリングホイールを握り、同じように旋回と急制動を試すことに。
なお、旋回においては「ちょっとやそっと速度を上げたくらいでは」ラインがブレず、トルクベクタリング4WDによって内輪を「引っ張る」ことでアクセルオン時におけるアンダーステアを解消している模様。

その後はサーキットを三周ほど走行しますが、とにかくビタリと安定していてロール、ピッチが少なく、文字通りそのドライブフィールは「スーパーカー」。
どれだけ攻めてもまったく姿勢を崩さず、強力な制動力を発揮して確実に減速し、そしてコーナリング中はアクセルを踏むだけで思い通りのラインを描いてくれるのがウルスということになりますね。

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とにかくこの4WDシステムは秀逸で、タイヤを鳴かせる、つまり「駆動力を無駄にしたり、グリップを損なうことなく」グイグイと曲がるのは気持ちいい、のひとことです。

このサーキットは「ミニサーキット」の類でもあり、「デカくてハイパワーなウルスでこんなところを走れるのか?コースアウトしないようにしないとな・・・」と不安でいっぱいだったものの、いざ走り出すと「もっと走りたい」と思うようになったのがとても不思議。

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つまりは(小さなコースでも)大きさやパワーを持て余すことなく、予想した以上に止まり、曲がり、走るのがウルスだということになります。
ぼくは一時期このクラス(金額ではなくてサイズ)のSUVを買おうとしたことがあり(まだその計画は潰えたわけではない)、同時期にポルシェ・カイエン、アウディQ7、ベントレー・ベンテイガ、テスラ・モデルX、メルセデス・ベンツGLE、BMW X6などを試乗しましたが、いずれもSUV特有の「揺れ」「姿勢変化」が気になって、とくに快適路線に振れば振るほどその傾向は増加することに。

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ただ、ウルスの場合はこれだけの運動性能を持ちながらも快適性を微塵も失っておらず、そこはまさに「ウルスおそるべし」。
これだけ快適に、これだけ安全に、これだけ楽しく、これだけ速く走れるクルマは(スポーツカー含めても)そうそうないだろう、と思います。

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なお、こちらの動画はサーキット走行の最後に、高木虎之介氏が参加者を乗せて全開で走行するもの。
さすがに元F1ドライバーの運転はアグレッシブで、ほかのドライブでは気分が悪くなってしまった人も出たようですね。

サーキット走行にあたってはフェイスマスクを被ってヘルメットを装着する必要があるという「厳重体制」でしたが、「そりゃヘルメット要るわ・・・」という感じ。※自分がウルスを走行させた動画は(GoProを装着する場所がなく)撮影できず

他の画像はFacebookのアルバム「ランボルギーニ・テストドライブ・プラス」に保存しています。

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