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「バイク市場の縮小止まらず」。本来自由な乗り物であるバイクが現代では逆に不便に

2017/04/28

「バイク市場の縮小が止まらない」という記事が公開に。
これによると日本国内におけるバイクの保有台数は1182万台とのことで、このうち原付一種(50cc未満)が666万台で56%を占有。
原付二種(50~125cc)は162万台で14%、軽二輪(125~250cc)は197万台で17%、小型二輪は(250cc~)156万台で13%というシェア。

バイクの利用方法としては「通勤・通学」38%、「買い物や用足し」30%、「ツーリング」は11%。
原付一種と二種を合わせてのシェアが70%ということを考えると、この使用目的は十分に理解できるものですね。

なお「販売」となると2005年には47万台、2014年には22万台。
この中でも小型二輪は(同じ期間で)76,000台から70,000台、つまり全体が減っているほど(小型二輪は)減っていない、ということに。
加えて原付二種は88,000台から96,000台へと逆に伸びており、各社こぞって新型車を投入している理由もよくわかりますね。

つまりは「原付」が相当に減っているということになりますが、これはぼくが思うに「電動アシスト自転車」にシェアを奪われているんじゃないか、ということ。
多くの人にとってはヘルメットを被ることは「面倒」に感じられるはずですし、税金やガソリン代といった維持費も負担になるはずで、しかし電動アシスト自転車はこの問題を解決。
さらには(本当はダメですが)原付のように交通法規を守らなくても捕まったりすることがほとんどない、ということもありそうですね。
※後述するバイクが本来持つ「自由さ」が電動アシスト自転車に移行している

加えて原付以外のバイクだと、「駐輪場」は大きな問題の一つ、とも考えています。
かつてバイクは結構自由に街中でも駐輪することができ、(車とは異なり)駐車場代を気にする必要がなかったわけですが、今では駐輪できない場所が増え、その割に駐輪場が少ない、という問題が。

ぼくは今までにも8台のバイクを乗ってきましたが、その利便性については理解しているつもりで、しかし現在のぼくの環境だと「駐輪場」が問題となり使い勝手が非常に悪い乗り物となったことも事実。
幸いにも自宅にはバイクを置いておく場所がありますが、まず出先だとバイクを置く場所がないのですね。

大阪では「梅田」を例にとると、御堂筋沿いにいくつかの駐輪場があるのとグランフロントにバイク用駐輪場がある程度で、そのほかはほぼバイクを置く場所がなく、これは結構不便。
かつ、バイク用駐輪場は「50cc用」も多く、それより大きなバイクになると「数台」しかスペースが用意されていなくて、その数台ぶんがすぐに埋まる、という現状も。

ほか新大阪だとやはりバイク用の駐輪場が少なく、むしろ「減ってきて」いる始末。
いくつかタイムズでバイク用駐輪場がありますが、これも「行ってみて満車」だとかなり困るわけですね。
例えば新大阪からどこかへ一泊で出かけるという場合、車だと駐車料金が結構高く、しかしバイクだと駐輪にかかる費用が安いのでバイクで行こうとなった場合。
いざバイクで新大阪に着き、あてにしていた駐輪場がいっぱいだった時、「そのほかの選択肢」つまり別の駐輪場がなく、新幹線に乗り遅れてしまいかねない、ということに。

これが「車」だと他に駐車場はいくつもあるので「ほかの選択肢」があるわけですが、バイクではそれがない、ということです。
つまり、本来は「便利なはずの」バイクが逆に行動を制限してしまう、というのが現状でもあり、これはやはり何とかして欲しいところでもありますね。

バイクとは本来自由な乗り物であるはずで、バイクに乗るためにはわざわざ自動車とは別に「免許」が必要となり、ぼくらは免許を取得してまで「自由」を手に入れたはずなのですが、むしろ街中ではその自由が奪われている、ということなのかもしれません。

VIA:Yahoo!

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