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「オレは、ガンダムで行く」。レディ・プレイヤー1は究極のサブカル愛が詰まったオタク向けの映画だ

2018/06/05

| 映画史上、もっともオタク濃度の高い映画 |

さて、「レディプレイヤー1」を見てきたわけですが、映画史上もっとも「オタク濃度」の高い映画で、これは自分のような人間のための映画だろうな、とニンマリすることに。
正直ぼくとして「いいぞ、もっとやれ」という感じで、手を叩いてウヒャウヒャ笑い転げるような作品であったのですが、周囲の人はほぼ無反応。
というのも、あまりに内容がオタクっぽく、映画、音楽、アニメ、ゲームにある程度の知識がないとネタとしてはわかりにくく、そしてストーリー自体は「全く普通で面白みがない」ため。
要は「ネタを楽しむための映画であって、ストーリーを楽しむための映画ではない」ということになりますね。

まさかここまで「やってくれる」とは

あちこちで解説やレビューがなされているのでストーリーは「ざっと」だけ。
舞台は2045年のアメリカで、人々がVR世界の「オアシス」に夢中になっており、入り浸っているとう環境。
もう誰も覚えていなさそうですが「セカンドライフ」のVR版で、現実生活がショボくとも「オアシス」の中では違う自分”アバター”になって何でもでき、現実逃避の場としてオアシスが人気を集めている、という設定です。

主人公のウエイドもその一人で、両親を亡くしで叔母の家に居候する17歳。
経済的にも恵まれず、モッサリしたギーク(オタク)風ルックスですが、オアシスの中ではファイナルファンタジーのキャラ風イケメンのアバターに。

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そしてオアシスの創業者が死去し、「オアシスの中に3つの鍵を隠した。それを見つけたものがオアシスの運営権利と莫大な資産を相続する」という遺言が公開されたのでもう大変、全プレイヤーがその「宝探し」に夢中になることになります。
第一の鍵は「レース」で争われることになりますが、主人公ウエイドのアバター「パーシヴァル」が乗るのは「バック・トゥ・ザ・フーチャー」でお馴染みのデロリアン。

ただしまったくバック・トゥ・ザ・フューチャーに登場したものと同じではなく、ナイトライダー風のカスタムが施されていたりしますが、こういった感じで様々な映画へのオマージュが登場するわけですね。

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ガッツリ登場した「カネダ・バイク」

そして見逃せないのが「アキラ」の金田バイク。
映画の劇中で走行するのは「アキラ」以外でははじめてだと思われ、これを実現した意義は非常に大きいと考えています。
なお、デロリアンともども「ちょっと」出演するのではなく「ガッツリ」出ていて、ぼくにとってはこれだけでも感涙モノ。
劇中では「特別製」と言われる通り、ヘッドライト形状(オリジナルではスクリーンの中に格納)やハブ、グラフィック、ホイールなどが異なります。

できれば「やっとモーターのコイルが温まって来たところだぜ」を言ってほしかった。

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ちなみにオリジナルの金田バイクのライディングポジションはハーレーのように「アメリカン」な姿勢ですが、劇中では高速走行バトルに対応するためか、ややドライビングポジションも変更され、体重移動も巧みに駆使している様子がわかります。

ガンダムもけっこう活躍していた

そして公開前から話題だったのが「ガンダム」。
「どうせスピルバーグ監督の日本向けサービスで、ちょっと登場して終わりじゃないの」と考えていたのですが、まさかの大活躍。
スピルバーグ監督の「日本好き」は有名で、2005年の映画「宇宙戦争(トム・クルーズ主演)」でも、宇宙人(エイリアン)を最初に倒したのは”大阪”。

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なぜ大阪だったのかという質問には「ゴジラを倒した地が大阪だったから」と応えるほどのオタクがスピルバーグ監督ですが、なんとレディ・プレイヤー1では「メカゴジラ」が登場。
そしてこのメカゴジラと戦うのがファースト・ガンダムというとんでもない展開になるわけですね(このシーンのBGMにはゴジラのメインテーマが使用されている)。
ただ、ガンダムが右手を前に突き出して「スーパーマンっぽく」飛ぶ様子や、ブースターによる加速を利用したバトルはレディ・プレイヤー1ならではの脚色。

そしてガンダムを操るアバター「ダイトウ」の”中の人”はトシロウ(日系俳優の森崎ウィンが演じている)。
「オレはガンダムで行く!」というセリフはぼく的には今年の流行語大賞に決定してもいいくらで、もう最高。※ゴーグルにも「ガンダム」のロゴがある

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その他にもストリートファイターの春麗が登場したり(これは一瞬)、ハローキティ(これも一瞬)、アイアン・ジャイアント、その他諸々の有名キャラが登場。
波動拳やサマーソルトキック、レールガンも出てきたり、とにかくその道のファンにはたまらない内容となっています。

もちろんアメリカ人向けの「ネタ」も

いかにスピルバーグ監督が日本贔屓とはいっても日本のサブカル(劇中では”ポップカルチャー”)ばかりではアメリカ人が納得しようはずもなく、音楽は80-90年代のロックやポップミュージック。
ヴァン・ヘイレン、ダリル・ホールとジョン・オーツなどが使用され、デュラン・デュランもネタに(ボン・ジョヴィやガンズ・アンド・ローゼスのレオタードに鉢巻もネタにしてほしかった)。

そして映画だと「ステイン・アライブ」「チャイルド・プレイ(これは劇中でも”Fuckin Chucky!”と恐れられていた)」「シャイニング」「フェリスはある朝突然に」など、アメリカ人であれば”標準装備”と言われるがネタに使用されており、とくに「シャイニング」は第二の鍵を得るための重要なシーンに起用されています。
そして「シャイニング(1980)」の映画の中に入り込んでしまうシーンでは、映像がスタンリー・キューブリック監督が好んで用いた”一点透視図法”となっており、「オイオイここまでやるのか・・・」と思うほど。

そしてゲーム機「アタリ」については日本人にとって理解が難しいところかもしれませんが(ぼくもさすがにアタリについては詳しくない)、これについては劇中で相当な盛り上がりを見せており、アメリカ人にとってはひとつの「ヤマ場」だったのかもしれません。



仮想現実よりも現実世界の重要性に気付かされる

とにかくこういった感じでネタがオンパレードの映画で、よってネタのほとんどを理解できない人にとっては「やたらアクションが激しい、うるさいだけの映画」ということになりますが、どれだけのネタを知っているか、どれだけのネタに気づけるか、というのがこの映画のキモということになりそう(まだまだわからなかったネタがたくさんあると思われる)。
オタクっぽい映画としては80年代の音楽やゲームを扱った「ピクセル」、音楽オタクを主人公にした「ハイ・フィデリティ」といったものがあるものの、その幅はもちろん、マニアックさでもレディ・プレイヤー1は群を抜いている、と考えています。

そしておそらく一番楽しかったのは観客よりも「映画を作った人たちだったんだろうな」と思える作品であり、とにかくサブカル愛、ポップカルチャー愛の詰まった一本でもありますね。

なお映画のオチとしては、主人公が現実世界と仮想世界両方を通じて経験した出来事によって、あらためて現実世界の重要性に気づく、というもの。
このあたりも多くの映画で採用されてきた手法へのオマージュだと言え、「タイムマシン(2002)」で、機械と発明にしか興味のなかった主人公が人と人とのつながりの重要性に気づき、それまで人生のすべてをかけてきた機械に対しても、最後には「単なる機械さ」と悟ったように語るシーンを思い出させます。

「自動車」について触れておくと、クレジットを見る限り、協賛はルノー。
たしかに劇中でもゾエ(ZOE)やトゥイージー(Twizy)が登場。※異なるグループのシトロエンも出てくる
その他にも(現実世界の場面で)いくつかの車両が登場しますが、劇中の時代背景を反映してか「EV」となっている模様。

何から何まで「ネタ」づくし

最後に、いかにこの映画が「ネタ」を重視しているか、そのポスターを見てみましょう。
まずはバック・トゥー・ザ・フューチャーのパロディですが、劇中にデロリアンが登場し、主人公のアバター「パーシヴァル」がそれに乗っていることから「マクフライ」と呼ばれるシーンも。

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次は「マトリックス」。
パーシヴァルと作中のヒロインであるアルテミス、そしてエイチ、ダイトウ。
アルテミスのタンクトップが「スペースインベーダー」なのが笑えますね。

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ブレードランナー。
スピナーが「デロリアン」に、タワーが「自由の女神」に。
レイチェルのタバコはアルテミスの銃へと置き換えられていますね。

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ランボー。

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グーニーズ。

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