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注目度は抜群。ルイ・ヴィトンの腕時計、「タンブール・ヴィトンカップ・レガッタ」

2017/09/24

ルイ・ヴィトンの腕時計シリーズ、タンブール。
ルイ・ヴィトンは時計分野への進出に熱心で、様々なブランドを買収していますが、ゼニスもそのひとつ。
おかげでゼニスの誇るムーブメント「エル・プリメロ」はじめムーブメント単体での供給を行わないことになったために書く腕時計メーカーは独自にムーブメントを製造する必要が発生し(俗にいう2010年問題)、ロレックス・デイトナにおいてもそれまでのエル・プリメロから自社ムーブメントに切り替える羽目に。

かつ、バーゼルでも非常に大きなスペースを割いてでの展示であったり(客船を貸し切るなど)、ルイ・ヴィトンの直営ショップ以外での流通を行わないなど、かなり力の入った展開を行っています。

それはさておき、そんなヴィトン渾身のタンブールシリーズですが、本機は2世代目あたりに属すると思います(明確な定義があるわけではない。登場初期から見ていたぼくの勝手な判断)。
1世代目は通常のタンブールとダイヴィング・シリーズで構成され、その後に「インブラック」、ダイヴィングの2世代目が登場してきており、本機もその世代。

購入時にはケースがブラック仕上げとなるイン・ブラックと相当に迷ったのですが、実際に腕に装着して全身を鏡に映した時(これ大事。ほとんどの腕時計店は小さな鏡しかないが、ぜひ全身を映してみることをお勧めする)にこのルイ・ヴィトンカップ・レガッタのほうが似合っていたこと、イン・ブラックは表面のブラックコーティングが剥げる可能性があるということから、こちらのレガッタを選択。
とくにぼくの持っている衣類は赤、白、紺といったカラーが多いこともひとつの理由です。

なお、ここでルイ・ヴィトンの腕時計に関するサービス体制に触れておく必要があります。
ルイ・ヴィトンは腕時計に関しては「新参者」で、そのため腕時計メゾンとしてはかなり格下に見られます。
それは腕時計ファンにおいても同じですね。

なので、それをカバーするために非常に手厚いサービス体制を取っています。
まずは5年という非常に長い保証サービス期間であること、公言はしていないのですがたとえばインブラックの色ハゲについても対応してくれること(※)、購入時には自由にベルトを選べること、など。
ベルトについてはLVモノグラム柄、ダミエ、それぞれにいくつかのカラーも選べますが、ぼくはもっともレガッタに似合うと思うネイビーを選択しています(一応これが推奨というか標準仕様)。
※なぜかアジア人の肌と汗に弱く、裏面のコーティングが剥げることがある。ルイ・ヴィトンとしても新しく採用した技術なのでデータ取りも兼ねて無償にて対応してくれる

なお、腕時計に関しては上記のように「新参者」なので、当時は機能や性能、仕上げに比較して安価な設定でした。
いわゆるペネトレーション・プライスですが、一定の浸透を図ったのちに一気にバリエーションを上位へ移行して高収益化を図るという方向ですね。
そのため現在は全体的に高価格帯へ移行しており、「ヴィトンの時計」の持つ価格的印象(ヴィトンの時計=これくらいの価格、という)が少し前に比べると高くなってきています。
ルイ・ヴィトンはアクセサリ(装身具)においても同様の戦略をとっており、最初は安価なステンレスから、その後は貴金属への展開を行っていますね。
そしてルイ・ヴィトンは「値下げなし、値上げのみ」のブランドなので、今後もどんどん価格帯は上がって行くのだと思われます。

さて、時計についてですが、「タンブール=太鼓」という名の通り、太鼓のようなずんぐりしたシルエットが特徴。
これが非常に独特で、ほかの腕時計との識別性を高めます。
ヴィトンはブランド戦略に長けており、ロゴはじめその時計がルイ・ヴィトンの製品であるということを認識させるためのデザインが方々に仕掛けられており、傍目にも「ルイ・ヴィトンの時計」とわかるところが最大の魅力だと思います。
ロゴは文字盤、ケース、そしてベルトにもありますし、実際にそうとうなインパクトがあります。

逆に言えば機械的には見るところはなく(ミニッツリピーターや、2000万円くらいのインデックス部分のキューブが回転するものは別ですが)、デザインに特化した腕時計、と言えますね。
ただし風貌には無反射ガラスを採用するなどコストをかけるところにはかけており、それなりに満足度を得られる可能性が高いと言え、機能は優れていてもデザイン的に優れず、満足を得られない腕時計が多いことを考えると、なかなかの競争力があるのではと考えています。
このあたりのキャラクターは、OEMで供給を受け、デザインのみに集中するベル&ロスにも近いものがあるかもしれませんね。

なお、この世代あたりまではケースの質感というか面の均一さ、インデックスの加工精度には若干の不満が残ります。
ただ、それもロレックスやオーデマ・ピゲなど磨きの優れるブランドと比較しての話なので、けして品質が劣るわけではありません。

現在の世代ではこういったところも改善され、とくにインデックスの中に夜光塗料を仕込む技術などはトップレベルまで向上したと認識しています(LOUIS VUITTONの文字を樹脂でケースに埋め込むインレイ技術も)。

ビジネスからカジュアルまで非常に幅広く活躍し、着る服を選ばないという点におていも非常に重宝しますし、一般的なところで「ルイ・ヴィトン」というブランドバリューがモノを言う場面もあり、「持っていて良かった」と思える一本です。

ちなみにぼくはヨットには乗りませんし、この腕時計に装備されるヨット競技に使用する機能は使用したことはありません。

ルイ・ヴィトンの腕時計であれば、エル・プリメロ搭載のクロノグラフはもちろんですが、タンブール・ダイヴィングの2世代目、アメリカズ・カップ、ヴォワイヤージュも良いですね。
とくにヴォワイヤージュ(フランス語で旅)はルイ・ヴィトンのルーツである「旅(もともと旅行鞄からスタートしているので)」を視覚的・機能的に表しており、語れるウンチクもあって満足度は高いと思います(ただし視覚的インパクトは強くない)。

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