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ブガッティ・シロンSS300+は「無冠の帝王」?時速490km/hはギネスに認定されず最速王はアゲーラRSのまま。さらにケーニグセグは「ジェスコのハイスピード版で応戦する」

投稿日:2019/09/10 更新日:

| ギネス認定には「往復」を走る必要があったもののシロンSS300+は「片道」のみ |

ブガッティが破った「時速300マイルの壁」はハイパーカーメーカーに多くの衝撃を与えたようで、いくつかのメーカーが相次ぎコメントを発表。

なお、この300マイルを目指していたのはケーニグセグ、ヘネシー、SSCノースアメリカといったところで、そしてブガッティはちょっと前に「もう速度競争はしない」とアナウンスしていただけに、ブガッティが一番最初にこの壁を破ったことには驚きを隠せない、と思います。

ギネス上での「世界最速」は未だケーニグセグ・アゲーラRSの446km/h

今回の記録は304.7mph、時速にすると実に490キロというとんでもない記録ですが、どうやら今回の記録は「ギネスによる世界最速の市販車」とは認められず、これまで同様に「世界最速のクルマはケーニグセグ・アゲーラRSの時速446キロ」が最速となるようです。

というのも、ひとつは今回の記録を達成したシロン・スーパースポーツ300+が「市販バージョン」ではなくワンオフのプロトタイプであること。
そしてもうひとつは「一方向」にしかシロン・スーパースポーツ300+が走っていないこと。

ギネスの記録を得るためには「往復」を走り、その平均速度をもって「最高速とする」という決まりがあるそうですが、今回シロン・スーパースポーツ300+が走ったのは「片道」にとどまるわけですね。

ただ、プロトタイプにせよ、片道にせよ、シロン・スーパースポーツ300+の記録はTUVによって証明されており、それだけのポテンシャルを持つのは誰も異論のないところだと思われます。

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なお、今回シロン・スーパースポーツ300+が「片道」にとどまったのは、VWのテストコースを使用したことが大きく、というのもこのコースがもともと「一方通行」。

そしてこのコースは他の車も走るので、「その方向に」アスファルトが削られており、これを「逆走」するとタイヤに負担がかかって危険だというのがその理由のようですね(ただ、以前にヴェイロンが世界最速に認定された際には、往復を走っている)。

さらにブガッティはこのコースを「そもそも不利」だとしており、というのもケーニグセグが世界最速記録を達成したコースとは標高差が950メートルもあり、空気の密度に差があって、ケーニグセグのほうが空気抵抗が小さい環境で記録を達成したと主張し、「ケーニグセグと同じ環境であれば、あと25km/hは上乗せできた」とも。

ではなせブガッティがケーニグセグと同じネバダ州でテストを行わなかったのかということですが、単に「遠い」ということがその理由。
スタッフの移動や安全のための配慮を考えるとコストが掛かりすぎるということだと思われ、「そこまでしなくても、ケーニグセグを大きく上回る速度にて、第三者(TUV)がそれを承認してくれれば問題はない」と考えたのでしょうね。

もちろん、ブガッティファン、オーナーたちもそれに異論はないと思われ、これはこれで一件落着なのかもしれません(ギネス記録に認定されなくとも、シロン・スーパースポーツ300+は”無冠の帝王”)。

そして今回の記録について、300マイルの壁にかなり近いと思われていたヘネシーは「(公称値の1600馬力ではなく)シロン・スーパースポーツ300+は2000馬力くらい出ているのでは」とコメント。
これは文句をつけているわけではなく、自身も一度は(ヴェノムGTにて)ブガッティを破り世界最速の座についた経験上からの見立てであるようです。※ヘネシーは来年に記録へ挑むとしていたものの、挑戦前にハードルが上がってしまった

もう一社、今回の記録についてコメントを発したのがケーニグセグ。
ギネス記録の条件に触れて「それでも我々が最速記録ホルダーであるのは間違いない」とし、ブガッティの偉業を讃えながらも「ジェスコのハイスピードバージョン、”ジェスコ300”は時速300マイルを超えることが可能だ」と語っています。

ケーニグセグは実際にアゲーラRSで時速446キロを達成しており、その後継モデルとなるジェスコであればさらに高い速度も可能だと思われるものの、ブガッティが「ケーニグセグと同じ条件なら515km/hも達成可能」と主張しただけに、ケーニグセグ(ヘネシーも)は515km/h以上を出さねばシロン・スーパースポーツ300+に勝ったと世間は認めないかもしれず、その意味でもブガッティは「とんでもない記録を出してくれた」ということになりそうですね。

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