2018年モデルのフェアレディZが北米にて公開に。
現行フェアレディZ(370Z)は2008年に登場しており、もうそろそろ「10年」。
じき新型に移行すると思われ、今年の東京モーターショーにも次期モデル「390Z」が展示されると言われていますが、今回このタイミングで2018年モデルを発表したということは「新型の展示はない」のかもしれません。
2018年モデルでは、ニスモバージョンで採用されていたダーク仕上げのヘッドライト/テールランプが標準装備となり、ドアハンドルもブラック仕上げに。
エンジンは3.7リッターV6(328馬力)と変わらないまでもExedy製のハイパフォーマンスクラッチが与えられ(ただしマニュアル・トランスミッションのみ)、パワーの伝達がより効率的になった、とのこと。
なお今回の変更を受けるのはクーペのみで、ニスモ、ロードスターは2018年モデルにおいては「変更なし」。
クーペにおいても今回の変更は物理的な(金型を新規作成したりという)形状変化を伴わず、「パーツ交換」「色」のみの変更であり、そのコストは最小限。
つまり現行モデルは「そのモデルライフ終了」に向けて何着陸態勢に入った、とも考えられます。
フェアレディZは2019年には「50周年」を迎えますが、今回新型Zが公開されないのであれば、新型Zは2019年に合わせてモデルチェンジが行われ、今回フェアレディZに関係する何らかのモデルが出展されるにしても、プロダクションモデルではなく、「コンセプト」程度にとどまるのかもしれません(それにしても、日産ほど新型モデルのプロトタイプがスクープされないメーカーも珍しい。そもそもフェアレディZの次期モデルは目撃すらされていない)。
次期フェアレディZについては「クロスオーバーになる」「ハイブリッド化で500馬力」などの噂が出ているものの、実際のところどうなるのかは一向に情報がなく、次期モデルが実際どうなるのか気になるところですね。
非オフィシャルですが、次世代のフェアレディZ、トヨタ・スープラの予想レンダリング。
フェアレディZに関してはCピラーが現行の日産デザインを反映しており、もしかすると「けっこう近い」かもしれない、と考えたりします。
なお日産はあまりダウンサイジングターボには興味がないようで、次世代のフェアレディZも3700CCあたりの大きなエンジンを採用するのかもしれませんね。
一方こちらはスープラの予想。
BMWと共同開発しているスポーツカーが次期スープラに相当すると考えられますが、こちらはアルミのスペースフレームにカーボンの外装を持つと言われ、価格帯はけっこう上になるかもしれません。
なおレンダリングの作成はTheophilus Chin氏。
トヨタのエンジニアによると、トヨタとBMWとが共同開発を行っている車両(スポーツカー)について、重役に対しその名称を「スープラ」にするよう強く推薦している、とのこと。
実際のところトヨタは北米で「スープラ」の商標権を延長しており、2016年には応手において商標権を取得しているので、その可能性は高そうですね。
そのエンジニアによると「開発は順調」とのことですが、まだまだ詳細は不明。
BMW版はソフトトップを持つラグジュアリーなオープンスポーツになると言われますが、トヨタ版では高い運動性能を持つスポーツカーになる模様。
一説にはBMW製の直列6気筒エンジンを搭載するとも言われますが、このあたりもやはり謎のまま。
ルックスはFT-1コンセプト(画像)に近く、ターゲット重量は1400キロと言われます。
トヨタが「S-FR」を商標登録。
2018年に登場すると言われるスープラ後継モデルの名称に使用されるのではないか、と言われています。
なお、サイオンブランドではFR-Sという名称の車を販売しており、混同するのでは、という話もありますね。
トヨタは「スープラ」の商標を継続させる手続きも完了させていると以前に報じられており、まだまだ不明なところは多そうです。
今のところ6気筒ターボ+ハイブリッド、そして外観はFT-1コンセプト(画像)に似たものになる、と言われています。
価格は不明ながらも、コルベットよりは高くなるのではと推測されている模様。
日産フェアレディ370Zと370Zニスモの2016年モデルには、フェイクのエンジンサウンドを発生させる「Active Sound Enhancement (ASE) system」が搭載される模様。
微妙にこの「擬似サウンド」が普及しつつあるのは違和感がありますが、今のところ採用しているのはBMW M3/4とBMW i8で、今回370Zもこれに続く形になります。
BMWの場合もスピーカーを通じて車内にエンジン音を流すというものですが、日産も同じく(しかもBOSEサウンドシステム)スピーカーにて車内にエンジン音を再現する模様。