| 488ピスタにはカーボンホイール装着? |
まずはオンライン上で発表され、その後ジュネーブ・モーターショーにも展示されたフェラーリ488ピスタ(PISTA)。
公式フォトでのボディカラーはロッソ(レッド)でしたが、ジュネーブには「シルバー」の個体も展示された模様(ロッソの画像も公開されているので複数台の展示があったと思われる)。
なおフェラーリのカンパニーカラーはエンブレムに採用されるとおり「イエロー」ですが、レーシングチーム(スクーデリア・フェラーリ)とその車両のカラーであるロッソのイメージがあまりに強く、よってフェラーリ=レッドというイメージが定着してしまうことに。
ちょっと前までは新型車発表時にはもちろんレッドをメインに、そしてイエローも用意されていたようですが、最近ではイエローの車体が用意されなくなったり、そもそもレッドが発表時に用意されていない(ラ・フェラーリ・アペルタなど)ことも。
フェラーリ488ピスタ正式発表。720馬力、0-100キロ加速2.85秒。ロードカーというよりレーシングカー
CG職人またもや活躍。フェラーリ488ピスタ「アペルタ」のレンダリングが早速登場
フェラーリの「レッド」に対する情熱は尋常ではない
古来よりフェラーリが「ロッソ」にかける情熱には並々ならぬものがあり、フェラーリのフラッグシップモデル、812スーパーファストの場合は「赤系」だけでもだいたい10色くらい(全部でボディカラーは39色くらいなので、1/4がレッドということに)となり、最新モデル「ポルトフィーノ」発表時のイメージカラーに採用されたレッドもポルトフィーノのために調合された新色の「Rosso Portofino(ロッソ・ポルトフィーノ)」。
なおフェラーリF50のデザインはピニンファリーナですが、F50の開発を主導したのはエンツォ・フェラーリの息子、ピエロ・ラルディ・フェラーリ氏(現フェラーリ副会長)。
ピエロ氏が最初にピニンファリーナによるF50原案を見た際、そのボディカラーがロッソでなかったことにショックを受け、「フェラーリのスペシャルモデルのボディカラーはロッソでなくてはならない」と涙ながらに主張したという逸話があったり、製造されたF40は全てがロッソだったという、今では信じがたい話もあるほど「フェラーリとロッソ」は縁が深い、ともいえます(アメリカでは”リセール・レッド”と言われることも)。
フェラーリ488ピスタは見れば見るほど理詰めのデザイン
話がずいぶん逸れましたが、488ピスタ。
画像を見る限りでは「カーボンホイール」を装着しているようですね。
ただ、「フルカーボン」ではなく、スポーク含むディスク面のみが「カーボン」のようです(これまでのホイールに比べて40%軽い、とアナウンスされている)。
なおカーボンホイールはフォード、ポルシェ、ケーニグセグ、BACがすでに実用化し、アウディ、BMWは開発中だと報じられていますね。※全部カーボン、アルミとの複合など、様々なタイプがある
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メタリックカラーは陰影が出やすく、フェラーリ488ピスタのデザインをより美しく見せているようにも思います。
最近はデザイン・加工技術が向上し、一見して「丸い」「曲面」に見える車でもシャープなエッジが隠れていたり、さらにはプレスの「折り曲げる角度」「エッジ」がより鋭くなっていて、今までには実現できなかったデザインが車体にもたらされるようになっており、その意味ではメタリックカラーや、イエロー/レッドのように影ができやすいカラーが似合う車が増えているようですね(逆に、こういった車でソリッドホワイトを選ぶのはもったいないかも)。
フロントはセンターからサイドに至るまで、とにかく複雑な形状。
リアの「ドルフィン」形状ウイングはフローティング構造。
VIA:Autogespot