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ランボルギーニは2000年以降これだけ成長した!販売台数23倍、一台あたりの販売価格は2.1倍へ

2018/11/20

| ランボルギーニは2000年代に入ってから販売台数で23倍、売上高は27倍になっていた |

Lambocarsが、ランボルギーニにおける1990年台から2017年に至るまでの販売台数、生産台数、売上高を公開。
これを見ると、製造台数は2000年に比べ2017年では13.7倍、販売(出荷)台数は12.9倍、売上高は27.4倍という強烈な伸びを示しています。

ランボルギーニ自身も2017年において、その販売が3,457台から3,815台へと大きく伸びたと公表していますが、同時に利益が「ランボルギーニ史上最高」の10億ユーロ超え(正確には10億9百万ユーロ)となった、と発表。
販売台数自体は7年連続(7年前はたった1,302台の販売だった!)の伸長となり、2018年もこのまま行けばウルスの販売がプラスされるのでさらに記録を伸ばすこと間違いところですね。

な、Lambocarsの統計では2017年の利益が「9億3300万ユーロ」となっており、これはランボルギーニの発表と差異がありますが、ランボルギーニの発表は「ランボルギーニストアなど、クルマ以外の売上も含んでいる」のかもしれません。

リーマンショック以降の販売地域は「バランスよく」

ランボルギーニによると販売の「地域別」比率は非常にバランスが取れたものだとしており、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)が1,477台(前年比+18%)、アメリカが1,338台(+4%)、アジアパシフィックが1,000台(+9%)。
国別だとアメリカ(1,095台)、日本(411台)、イギリス(353台)、ドイツ(303台)、中国(265台)、カナダ(211台)、中東(164台)で、日本は堂々の二位。
モデル別だとアヴェンタドールが1,173台(+6%)、ウラカンが2,642台(+12%)。

ランボルギーニは(下に掲げる数字のとおり)リーマンショックでは大きく販売を落としていますが、おそらくはこれを教訓として「バランスよく」世界中で販売し、特定地域でのリセッションによる影響を逃れようとしているのだと思われ、実際に2005年辺りだとランボルギーニの販売の40%は北米で、日本はわずか5.7%という数字。

2008年のリーマンショックは「北米発」なので、その爆心地の北米でドカンと販売が落ち込むことになり、つまり「今後はその衝撃を緩和できるよう」に世界中での販売のバランスを取ったということになりそうですが、現在北米の販売比率は35%、日本は10.7%へと変化しています。

2002年から2017年までの製造台数はこう変化した

以下、2000年から2017年における製造台数の推移。
グラフと数値にて表していますが、2007年からウルスが製造台数としてカウントされることになり、そしてこれは1-2年後には「最大」勢力となっていそうですね。

2000年(296台)
ディアブロVT6.0・・・201台
ディアブロGT・・・60台
ディアブロ・ミレニアム・ロードスター(北米専用)・・・35台2001年(280台)
ディアブロVT6.0・・・215台
ムルシエラゴ・・・65台2002年(442台)
ムルシエラゴ・・・442台2003年(1315台)
ムルシエラゴ・・・425台
ガヤルド・・・890台2004年(1678台)
ムルシエラゴ・・・304台
ムルシエラゴ・ロードスター・・・80台
ガヤルド・・・1294台

2005年(1442台)
ムルシエラゴ・・・464台
ガヤルド・・・1651台

2006年(2095台)
ムルシエラゴ・・・444台
ガヤルド・・・1651台

2007年(2580台)
ムルシエラゴ・・・629台
ガヤルド・・・1951台

2008年(2424台)
ムルシエラゴ・・・637台
ガヤルド・・・1787台

2009年(1253台)
ムルシエラゴ・・・331台
ガヤルド・・・922台

2010年(1227台)
アヴェンタドール・・・22台
ムルシエラゴ・・・123台
ムルシエラゴ・ロードスター・・・18台
ガヤルド・・・817台
ガヤルド・スパイダー・・・247台

2011年(1711台)
アヴェンタドール・・・447台
ガヤルド・・・944台
ガヤルド・スパイダー・・・320台

2012年(2083台)
アヴェンタドール・・・922台
ガヤルド・・・1161台

2013年(2112台)
アヴェンタドール・・・1113台
ガヤルド・・・933台
ウラカン・・・76台

2014年(2650台)
アヴェンタドール・・・1110台
ウラカン・・・1540台

2015台(3707台)
アヴェンタドール・・・1079台
ウラカン・・・2628台

2016年(3457台)
アヴェンタドール・・・1104台
ウラカン・・・2353台

2017年(4056台)
アヴェンタドール・・・1286台
ウラカン・・・2649台
ウルス・・・121台

ランボルギーニの出荷台数はこう推移している

こちらは生産ではなく「出荷」台数の推移。
2000年と2017年との比較だと、その差はなんと「12.9倍」。

2000年・・・296台
2001年・・・209台
2002年・・・424台
2003年・・・1305台
2004年・・・1592台
2005年・・・1601台
2006年・・・2087台
2007年・・・2406台
2008年・・・2430台
2009年・・・1515台
2010年・・・1302台
2011年・・・1602台
2012年・・・2083台
2013年・・・2121年
2014年・・・2530年
2015年・・・3245台
2016年・・・3457年
2017年・・・3815台



ランボルギーニの売上高はこう変遷した

こちらは「売上高」。
なんと売上高は27.4倍という驚異的な伸びとなっています。

ちなみにランボルギーニは「利益」について公開していないので1台あたりの利益額も不明ではあるものの、1台あたり売上高からすると2000年では1479万円、2018年だと3141万へと「倍以上」に成長しており、当然一台あたりの利益額も大きくなっているのは想像に難くないところ。

なお、この「売上高」は、ランボルギーニ本社がディーラーに対して販売する価格であり、ディーラーが販売する価格の合計でないのは要注意。

よって「一台あたり」の売上高も、「消費者の購入価格平均」ではなく「ランボルギーニ本社がディーラーに販売する価格の平均」であり、ここからディーラーの利益がオンされるため、ユーザーが購入する価格としては当然ながら「もっと高く」なります。

2000年・・・3408万ユーロ
2001年・・・3770万ユーロ
2002年・・・4652万ユーロ
2003年・・・6100万ユーロ
2004年・・・9200万ユーロ
2005年・・・6100万ユーロ
2006年・・・6500万ユーロ
2007年・・・9100万ユーロ
2008年・・・1億7200万ユーロ
2009年・・・2億4300万ユーロ
2010年・・・2億4300万ユーロ
2011年・・・3億4600万ユーロ
2012年・・・4億6900万ユーロ
2013年・・・5億800万ユーロ
2014年・・・6億2900万ユーロ
2015年・・・8億1100万ユーロ
2016年・・・8億5300万ユーロ
2017年・・・9億3300万ユーロ

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