昔はカウンタックのほうが好きだったが、今ではミウラのほうが好きだ
さて、京都は二条城にて開催された「コンコルソ・デレガンツァ2019京都」。
総勢50台ものクラシックカーが一同に集いますが、今回はその中でもランボルギーニたちを紹介したいと思います。
今回展示されているのはミウラ、カウンタック、ハラマ、ウラッコ、ジャルパ、LM002、ディアブロといった面々。
ランボルギーニは相当数が展示されており、何回かに分けて紹介してゆきます。
ランボルギーニ・ミウラ(1966-1973)
まずはブラウンとゴールドとのコンビカラーが美しいミウラ(このカラーリングははじめて見た)。
エンブレム類は「ブラック」で、全体的に引き締まった印象も。
ホイール、スピナーもゴールド。
ルーバーそしてドアオープナー。
この時代のクルマはなによりも「美しさ」が優先されており、ドアオープナーもルーバーに「隠されて」いるのは特筆すべき点。
だからこそ、この美しいスタイルが実現できているのでしょうね。
ガソリン給油口もフロントフード中央にある「ルーバー内」に隠されていて、そこまでこだわったクルマだからこそ「現代でも高く評価されている」のだと思います(ハンパな仕事は評価されないという実例でもある。やるからにはトコトンやる)。
インテリアもブラウンとベージュのツートンカラーとなり、大変なこだわりがわかる車両です。
そしてこちらはグリーンのミウラ。
ホイールやサイドステップは「シルバー」です。
ヘッドライトには特徴的な「まつ毛」。
ミウラには「P400」「P400S」「P400SV」がありますが、まつ毛があるのは「P400」と「P400S」。
コードネームが「LP」ではなく「P」なのは”エンジン横置き”なためです(LPはLongitudinale Posteriore、つまり後方縦置きを意味する。ミウラは後方エンジンマウントながらも縦置きではないので”P”という表示)。
サイドステップはシルバー。
このサイドステップ形状は「ウラカン」にも形を変えて採用されていますね。
インテリアはブラウン。
ミウラのデザインはベルトーネ。
現代のランボルギーニにも用いられる「ハニカム」。
エンブレム類はゴールドです。
こちらはボディカラー「ヴェルデ・スキャンダル」のミウラSV。
ランボルギーニのヘリテージ部門「ポロストリコ」自らがカスタムした個体だと思われます。
ホイールはゴールド、スピナーはクローム。
こちらのミウラは「P400SV」なのでまつ毛ナシ。
なお、この時代の「SV」はスーパーヴェローチェではなく「スプリントヴェローチェ」。
なお、「ミウラ(Miura)」の名は闘牛牧場として知られる「ミウラ牧場」から。
総生産台数は750台、と言われます。
ボディサイズは全長4360ミリ、全幅1780ミリ、全高1050-1080ミリ、エンジンは3.9リッターV12。
今回展示されていたミウラは多数あり、しかしこの他のミウラは雨のためにカバーが掛けられていて、その美しい姿を雨が目なかったのが残念です。
他の画像はFacebookのアルバム「Concorso d'Eleganza Lamborghini Miura/ Espada / Islero」「Concorso d'Eleganza Lamborghini Miura / Isiero / Countach」に保存しています。