| ボクだったらランボルギーニ・ウラカンを絶対にこんなふうに走らせることはできない |
先週末にフロリダを襲った台風の影響にて、水没した街なかを走り抜けるランボルギーニ・ウラカン・スパイダーが話題に。
ランボルギーニ・ウラカン・スパイダーはウラカンのオープンモデルで、日本での価格は3298万円という高価なスーパーカー。
そしてそのクルマが「完全に水没する勢い」にて水の中を走り抜けており、これはちょっとした「見もの」だと思います。
潜水艦並みの性能を見せるランボルギーニ・ウラカン
まず動画では、洪水の中で止まっている2台の(黒と赤の)セダンの脇をパスするウラカン・スパイダーから始まります。
この止まっている2台は(洪水によって)故障したというわけではなく、前方の「より水深のある」冠水状況を見て、先に行くことを諦めたように見えますね。
そんなセダンを迂回し、躊躇なく前に進むウラカン・スパイダー。
水を被って完全に水没。
フロントからルーフ、そしてルーフを伝ってリアに大量の水が流れています。
ぜったいに途中で(エンジンが停止して)止まるな、と思ったものの・・・。
みごとに冠水箇所を脱出!
おそらく水によるダメージは小さくない
動画を見る限りでは問題なく走り抜けているものの、ウラカン・スパイダーは「ルーフから」水を被っており、おそらくはエンジンルームにも相当な量の水が入っているものと思われます。
ウラカン・スパイダーはリアミッドに5.2リッターV10エンジンを積みますが、その熱を逃がすためにリアフードには多数のスリットが設けられていて、そこからドバっと水が入るのは間違いなさそう。※画像はクーペモデルのウラカン
ただ、このエンジンルームはある程度の水の進入を想定しており、実際に(この動画では)クルマも停止していないので機能的には問題ないのだと思われるものの、懸念されるのは、のちに残るであろう「臭い」。
水没車両の修復を困難にするのはメカニカル的な破損よりも臭い(ドブのような臭いが取れない)だと聞いたことがありますが、早いところ泥水を洗い流さないと臭くて乗れないクルマになってしまいそうです。
なお、上述のとおりウラカンのエンジンは車体後方にあり、そのため吸気も車体後方にて行うことになるため、よってフロントから水を浴びても、その水がエアインテークを通ってエンジンに至る可能性は少ないのかもしれませんね。
ランボルギーニが洪水の中を走る動画はこちら
そしてこちらが今回、フロリダにて水中を走り抜けるランボルギーニ・ウラカン・スパイダー。
参考までに、過去にはランボルギーニ・ガヤルドが何事もなく水の中に突っ込み、みごと脱出する動画も公開されています。
いずれの車両もその動きに「迷い」は見られず、スーパーカーオーナーたるや、何事にも動じてはならないのかもしれません。