| 日本の自動車メーカーは今までこういったキャラクターが少なかったように思われる |
一方、欧州の自動車メーカーは「クマ(ベアー)」をモチーフにしたキャラクターを販売するケースが多いようだ
さて、英国トヨタが「GR Issho(一緒)」なるマスコットを考案し実際に発売した模様。
加えて、この「GR一緒」は英国でのGRスープラはじめGRモデルの購入者に対してプレゼントされるといい、シートに座らせておくような大型のものや、ドリンクホルダーに収まる小さなものがあるようです。
ちなみにこのGR「一緒」は現地ディーラーにて販売がなされている、とのこと。
なぜに「一緒」?
この「一緒」は、クルマとオーナーに寄り添う仲間という意味で名付けられたのだと思われますが、その正確な意図についてはアナウンスなされておらず、そして今後公式キャラクターとして活動するのかどうかもナゾ。
ただ、こういったキャラクターがいれば、そのブランドに感情移入をしやすく、なかなかに面白い試みなんじゃないかと思います。
モチーフは何なのかはわかりませんが、その頭部や脚部を見るに、「ロボット」といった雰囲気ですね。
ちなみに英国トヨタは、以前に「GRスープラのプロトタイプに使用されていた、軍艦モチーフ」の柄を再現したラッピングペーパー(包装紙)を発売したことがあり、けっこうプロモーションに熱心なのかもしれません。
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キャラクターを使用する自動車メーカーは少ない?
なお、そこで思ったのが「キャラクターを用いる自動車メーカーは意外と少ない」んじゃないかということ。
エンブレムが「動物」なブランドであれば、フェラーリ(馬)、ポルシェ(馬)、ライオン(プジョー)、牛(ランボルギーニ)等がありますが、フェラーリ、ポルシェが公式グッズで扱っているのは「ベアー(クマ)」、ランボルギーニもクリスマス用の飾りとして「ベアー」を用意していてエンブレムとは関係がなく、しかしプジョーはエンブレムのとおり「ライオン」を模したキャラクターグッズを販売しています。※欧州の自動車メーカーは比較的動物をモチーフにしたグッズを販売する傾向が強いようだ
そのほかにも「ベアー」を公式グッズとして販売する自動車メーカーもいくつかあると認識していますが、しかしいずれも「公式グッズ」の範囲に留まり「ブランドの公式マスコット(キャラクター)」というわけではなさそう。
ただ、日本の自動車メーカーだと、こういった「キャラクターグッズ」を販売する例が欧州の自動車メーカーに比較して少ないように思われ、そのあたりの理由は不明です。
もしかすると欧州の自動車メーカーは「特定のセグメントに集中」するパターンが多く、よってその「色」を出しやすいものの、日本の自動車メーカーだと「フルラインアップメーカー」を目指す傾向が強く、そのためにメーカーとしての特色を出したり特定イメージを演出することが困難で、よってキャラクターグッズが少ないのかもしれません。