| 新しく購入したRX0 M2、DJI Pocket2の性能を試してみたかった |
完全に不注意ではあるが、まさかの失態を演じてしまう
さて、今日のランボルギーニ・ウラカンEVO RWD。
ここ最近、SONY DSC-RX0 M2、DJI Pocket2を相次ぎ導入したため、それらのテストを兼ねて撮影に出かけることに。
現在ぼくは動画撮影用としてGoPro HERO9 Blackを3台使用しており、そこへ今回購入したRX0 M2、さらにDJI Pocket2を加えることになりますが、それぞれの特徴やメリット/デメリットがあるようです。※GoPro HERO10 Blackの到着も待っている状態
SONY DSC-RX0 M2はこうやって使う
そしてまずはRX0-M2について、こういった感じで三脚用マウントをGoPro用マウントへと変換し、GoPro用のグリップ+三脚を使用。
この特徴は画質に優れるということですが、気をつけねばならないのは画角が狭いということ。
よって、クルマの撮影を行う場合、そして全体を画像に収めようとなると、クルマとの距離が必要となります。
加えて、動画編集ソフトにて手ブレ補正をかけると画面の上下左右が大きく切り取られることがほとんどなので、被写体と余白とに余裕を持たないと、あとで苦労する場面が出てくるかも。
こちらは主に、(走行中の動画撮影ではなく)クルマを降りた後に撮影する場面での使用を想定しています。
GoPro HERO 9 Blackはこう使う
そしてGoPro HERO9 Blackについて、まずひとつはこんな感じでリアクォーターウインドウに吸盤にて貼り付け。
もうひとつはリアフードに吸盤を使用して取り付け。
両方とも風切音防止のためにスポンジを被せています(けっこう効果がある)。
なお、最後の「3つめ」のGoProはクリップにてサンバイザーへと取り付けて使用。
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DJI Pocket2はこう使う
そして今回初導入のDJI Pocket2。
これは市販の「カップホルダーに挿入できる灰皿」にGoPro純正アクセサリー「ショーティ」を組み込んだ自作マウントに装着し、運転席と助手席シートの中央、そして高さは肩の位置くらいから撮影を行います。
こんな感じで高さは伸縮式アームによって変化させることが可能です。
ジンバル付きなので映像もなめらか。
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そして今回最も期待していたのはDJI Pocket2に用意されているオプション、「ワイヤレスマイク」。
これはGoProにも存在しないもので、たとえばマイクをエキゾースト付近、カメラを室内やその他の場所へ設置し、「別々の場所で撮った音と映像をひとまとめにできる」というスグレモノ。
今まではICレコーダーで音を別に録り、それと別のカメラの映像を組み合わせていたのでけっこう面倒だったり「ズレ」があったのですが、これでその問題も解決です。
これをウラカンEVO RWDのエキゾーストパイプへ、これも自作クリップにて取り付けます。
そしてエンジンをスタートさせいざ走行と相成りますが、様子を見るためにSAにて停車し、マイクの様子を見て唖然とすることに。
なんと完全にマイクが熔けていて、これには「しまったな・・・」と思ったわけですが、以前に装着したSONYのICレコーダーは熱に耐えていただけにすっかり油断してしまったわけですね。※動画を確認すると、途中までは録音できていたが、しばらく後からは音が途絶えている
本来の用途とは異なる使い方をしたぼくのミスとしかいいようがなく、丁重に葬るか、反面教師としてガレージ内のよく見える場所にでも飾っておこうと思います。
それぞれの動画撮影用カメラにはこんな差がある
そして今回、ざっと撮影してみて思ったのが「それぞれのカメラにはそれぞれの特徴がある」ということ。
まずは「GoProスゴいな」ということですが、たとえばトンネルに入ったりという暗い場面でもけっこう映像がきれいで(同じシーンでのDJI Pocket2の映像はかなりザラついている)、そしてトンネルから晴れた(トンネルの)外へと出た際にもすぐに鮮明な映像を捉えるものの、DJI Pocket2ではしばらくまともな映像を映し出すまでに(処理のための)時間がかかる模様。
これは「GoProはモータースポーツなどエクストリームな環境での使用も考慮に入れているが、DJI Pocketはおそらく人が歩く程度の速度域をメインに想定している」と思えるためで、優劣というよりはそれぞれの用途の違いだと考えられそう。
それにしても暗所での鮮明さはGoProのほうがずっと上でもあり、さまざまな状況を考慮しても、「走行動画の撮影はGoProしかないな」と改めて感じた次第です(ただし、DJI Pocket2にはワイヤレスマイクという武器がある)。
逆に、歩くような速度や一定の明るさを確保できる場所であれば、ジンバル付きで強力な手ブレ補正を得意とするDJI Pocket2に分があり、かつ画質に優れるRX0 M2が有利になる場面もありそう。
なお、起動速度や記録の信頼性についてはGoProは他の二者に大きく劣り、とくにHERO9へとスイッチしてから電源投入時の安定性に大きな不安を抱えています(そのため、ぼくはボタンを押しただけではなく、必ず画面を見て録画が開始されたことを確認するようにしている)。