| 現時点では「Eleter」の意味は明かされていないが、通例に従い発表時にはその意図が公表されることになるだろう |
ウワサされた「ラムダ」ではなくロータスの伝統に則ったネーミングに
さて、ロータスはここ最近、自社にとって「初」のSUVとなるタイプ132のティーザー動画を積極的に公開していますが、今回その名称が「Eletre」となることが正式に発表されることに。
現時点ではその意味などは説明されておらず、おそらくはピュアエレクトリックカーということで「Ele」となにかを接続した造語なんじゃないかと思います(読みは”エレター”?)。
ちなみにロータスは自社の製品に(クルマ以外であっても)コードネームを付与しており、タイプ132がコードネーム、そしてEletreがペットネームということになるわけですね。
基本的にロータスの車名は「E」ではじまる
なお、なんどかお伝えしているとおり、ロータスの車名(ペットネーム)は「E」で始まるのが通例。
ただし最初からそうだったわけではなく、創業初期はコードネームで車名を呼んでいたものの、タイプ11まで来た時、文字として見ると「11(じゅういち)」と「II(ツー)」との区別ができないんじゃないかと考え、「タイプ11」を「イレブン」と呼んだことが始まりとなっています。
それ以降は「エクセル(EXEL)」「エラン(ELAN)」「エスプリ(ESPRIT)」「エリート(ELITE)」「エキシージ(EXIGE)」「エヴォーラ(EVORA)」「エクラ(ECLAT)」「エリーゼ(ELISE)」「ヨーロッパ(EUROPE)」「エヴァイヤ(EVIJA)」「エミーラ(EMIRA)」と続いており、これらは既存の単語の場合もあれば、造語であったり、はたまた人名であったりとその由来に規則性はなく、そこにあるのは「Eではじまる」という共通性のみ。
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これはたとえば、マセラティのように「ギブリ」、「ボーラ」「メラク」「カムシン」「レヴァンテ」「グレカーレ」のように風の名称に由来していたり、ランボルギーニのように「闘牛」「ギリシア神話」に由来するネーミングを行う場合とは少し異なります。※同じように始まりの文字にこだわる自動車メーカーとしてはアストンマーティンがある
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話をロータスに戻すと、最近は「古代語」を語源とする例が複数見られ、たとえば「エヴァイヤ」は古代語で「はじまり」を意味するといい(ロータス、そして英国発のハイパーEVだから?)、「エミーラ」も古代語で「指揮官」「リーダー」を意味するとアナウンスされています。
そう考えると、今回のEletreについても古代語にてなんらかの意味があるのかもしれません。
ロータスEletreはどんなクルマに?
現在このロータスEletreについてわかっていることは多くなく、しかしそのデザインが「これまでのロータス」とは決別することになるであろうこと、高いレベルの自動運転システムを持つであろうことから、その性格においても大きな飛躍があると考えていいのかも。
そしてEVということでエアロダイナミクスを最重要視しているのか、アクティブエアロ、ドアカメラ(これはすべての市場で認可されているわけではないので、市場によってはコンベンショナルなミラーになるのかも)の採用といった新機軸の導入もあると考えてよく、いろいろな意味で「今後のロータス」を全力で示唆するクルマとなりそうです。
ただ、これまでのロータスの”スポーツカー一本”という歴史、そして培ってきた技術を反映させることで最大限の運動性能を持たせているとも考えてよく(それが他メーカーとの差別化に繋がる)、0-100km/h加速が驚愕の3秒未満となることも明かされていますね。
今後、このエレターに続き、エレクトリックモデルのラインナップとしては(というか、ロータスはこれ以降ピュアエレクトリックカーしか発売しない計画)2023年に4ドアクーペ、2025年に小型クロスオーバー、2026年にスポーツカーが登場することになりますが、まずは先陣を切って登場するエレターに期待したいところです。
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参照:Lotus Cars