ロータスが昔なつかし「JPS=John Player Specialカラー」を身にまとった限定車をエヴォーラ・スポーツ410に設定し発売。
これは北米のみが対象ですが、ロータスのエクスクルーシブ(カスタム)部門が手がけるもので、わずか5台のみの限定生産となっています。
重量は1320キロ、出力は410馬力、0-100キロ加速は3.9秒。
トランスミッションは6MTがスタンダード、トルセンLSDが標準装備となっていますが、最大の特徴はやはりブラックとゴールドのJPSカラー。
この黒と金のJPSカラーは1976年に登場し、1985年にはアイルトン・セナが初優勝を飾った際に乗っていたカラーリングとしても有名。
残念ながら1986年を最後にF1から姿を消す事になりますが、フェラーリのレッド、マルボロ・マクラーレンのホワイト/レッド、ほかイエローやブルーなど鮮やかなカラーを身にまとうF1マシンの中では「地味」ではあったものの、それが逆に目立つ結果に。
現在は「タバコスポンサー規制」によってJPSカラーがF1に戻ってくることはなさそうで、この勇姿を見ることができないと思うとちょっと寂しいですね。
ホイールは全てゴールドではなく、切削加工というのがまた渋いと思います。
VIA:CARSCOOPS
ロータスがヘセル工場の50周年を記念し、エヴォーラ400の限定モデルを発表。
「Hethel Edition Evora 400」と題されボディカラーはエセックス・ブルーとモータースポーツ・ブラック、レーシンググリーンの3色。
内装はレッドもしくはブラック、かつレザーかアルカンターラを選択可能。
加えて軽量鍛造ホイールを装着しコントラストカラーのブレーキキャリパー、サイドのストライプも特別装備となります。
パワーは変わらず400馬力、重量も1395キロとなっていますが、0-100キロ加速はなぜか0.1秒速い4.1秒。
日本への導入は未定ですが、英国とドイツ、フランス、イタリアでの価格は発表ずみ(英国では75,500ポンド)。
ロータスがアメリカ向けにエントリーレベルのエヴォーラを作るのでは、というウワサ。
実際にロータスCEO、ジャン・マルク・ゲールズ氏がメディアに対して語ったもので、実現性は高そうです。
なお、この「エントリーモデル」については価格を下げて拡販、という意図よりも「環境問題」としての側面が大きいようで、北米の厳しい基準に適合するためにエンジンを変更したモデルを投入する必要がある(3%二酸化炭素排出を下げる必要がある)、という事情のようですね。
エンジンについては4気筒ターボの搭載が難しいようでV6/3.5リッターNAが候補に上がっているようですが、これは276馬力程度の出力となる見込み(日本に輸入されているエヴォーラと同じエンジンなのかは不明)。
アメリカにはエヴォーラのNAモデルが入っていないようで(スーパーチャージャー搭載の”エヴォーラS”のみ?)、エリーゼも現在は輸入されておらず、日本とはずいぶん車種構成が異なるようですね。
ポルシェにおいてもマカンの4気筒モデルが最近になってようやく北米に導入されたり、マツダ・ロードスターにおいても2リッターバージョンが存在するなど、「非力」という印象を持たれないようにか、各メーカーともパワーの大きなモデルを先に投入することが多いようです。
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ロータス・エヴォーラとメルセデスAMG GT、アウディRS3、ポルシェ911ターボとのドラッグレース動画。
動画を見ると、対メルセデスAMG GTではスタート時に軽量なエヴォーラがリードを奪うものの、途中からパワーに勝るAMG GTに抜き返されています(エヴォーラの性格を考えるとやむをえませんが)。
なおエヴォーラのエンジンはV6/3.5リッター、400馬力を発生し0-100キロ加速は4.1秒、最高時速は300キロ。
対ポルシェ911ターボでは最初から差をつけられていますが、これはポルシェ911ターボのトラクションが「並外れて優れる」ためと考えて良いでしょうね。