| なぜあと3馬力ぶん「頑張らなかった」のか |
ダッジが2019年モデルとしてチャレンジャーSRTヘルキャットの最強モデル、”レッドアイ”を公開。
ダッジいわく「もっとも速く、もっともパワフルなマッスルカー」だと表現しており、実際にその出力はランボルギーニ・アヴェンタドールSVをも超えて「797馬力」へ。※チャレンジャーSRTデーモンは840馬力
なおチャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイのエンジンは「チャレンジャーSRTデーモン」と同じ6.2リッターV8、トランスミッションは8速ATもしくは6MT。
エンジンは25ものコンポーネントをアップグレードし、スーパーチャージャーの容量は2.7リッターへ(ブーストは11.6psiから14.5psiへ)。
さらにピストンやコンロッド、バルブトレーンも強化し、インジェクションシステムとオイル潤滑システムも改善してレブリミットは6200回転から6500回転に。
ATについてはトルクコンバーターの改良にて18%も伝達効率が向上した、としています。
これらによって0-100キロ加速は3.4秒(チャレンジャーSRTデーモンは2.3秒。ただし合法と言えどドラッグレース用タイヤ装着)、最高速度は時速327キロにも達し、マッスルカーと言うよりは完全に「スーパーカー」。
なお、フルスロットルにすると1分あたり5.4リッターの燃料を消費し、計算上では11分で燃料タンクが「カラ」になるそうで、ブガッティ・ヴェイロンやシロンなみに燃料を「垂れ流す」クルマだと言えそう。
通常のチャレンジャーSRTヘルキャットも大きく進化
加えて「レッドアイ」ではない通常のチャレンジャーSRTヘルキャットも2019年モデルでは大きく進化を果たし、出力は717馬力に(アメ車は毎年けっこう大きく変えてくる。そのためアメ車マニアは年式指定で語ることが多い)。
こちらはフードデザインが「デュアルシュノーケル」へと変更され、これは1960年代中盤~1970年代にかけてダッジが生産していたマッスルカー(ダート・スゥインガーやデーモンのような)をイメージしているようですね。
加えてすでにアナウンスされている「ワイドボディパッケージ」の装着が可能となり、これは約9センチもボディがワイドになり、サテンブラックのフロントスポイラーが装着されるというもの。
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