ランボルギーニ/フェラーリ/ポルシェオーナーのブログ。クルマのほか、腕時計、トラベルなどライフスタイルに関わる情報をお届けします。

Life in the FAST LANE.

>テスラ(TESLA)

テスラが中国限定にて「乗り換えに際し大幅割引」実施!そこにはテスラにしかできない利益上積み戦略があると推測

投稿日:2022/08/14 更新日:

テスラ・モデルY

| 他社製品からの乗り換えではなく、自社製品からの乗り換えのみが対象なところがミソ |

テスラはやっぱりあらゆる意味において効率的でもある

さて、テスラが中国市場限定にて「乗り換え時に割引を行う」というキャンペーンを実施。

テスラがこういった割引を行うことは非常に珍しく、日本だとかつて「在庫車」を割り引いたことがあるものの、今では販売可能な在庫車もないので、それもまた「遠い昔の話」です。

それはともかくとして、今回中国にてオファーされているのは、テスラからテスラへの乗り換えを行えば「フルセルフドライビング(FSD)が半額の32,000元に」「1万5000キロ分の無料充電を提供」「家庭での無料充電8000元分をオファー」というもの。

なぜテスラがこういった割引を?

なお、今回の割引は4万元+無料充電ということになるので、日本円だと80万円+無料充電ということになり、これはかなり大きな値引きだということに。

ちなみにフルセルフドライビング(FSD)の半額割引を受けるには、下取りに出す車両にもFSDが搭載されている必要があるそうですが、それを踏まえても太っ腹なキャンペーンであることには間違いなく、年初から値上げをひたすら繰り返してきて状況だけに「なぜ」という感じでもありますね。

参考までに、テスラCEO、イーロン・マスク氏は度重なる値上げについては「恥ずかしい」レベルであり、その原因となるインフレが落ち着けば値下げの可能性もあると述べていて、今回のキャンペーンは「値下げ前」の試金石なのかもしれません。

テスラ・モデルY
テスラCEO、イーロン・マスク氏が度重なる値上げについて「恥ずかしいレベル」とコメント!「しかしすべてインフレのせいであり、これが改善すれば値下げの可能性も」

| これだけ値上げしても顧客がついてきているのはさすがテスラ。もう一流ブランドだと言っていい |この記事のもくじ| これだけ値上げしても顧客がついてきているのはさすがテスラ。もう一流ブランドだと言って ...

続きを見る

テスラには何らかの狙いがあるものと思われる

なお、「値下げ」と聞くと需要が減っているのではないかと考えたりするものの、テスラは「注文を集めるのには困っていない」はずで、となるとこの値引きの意図は別にあるはず。

考えられるのは「中古車販売でも利益をあげよう」ということで、中古車を(このキャンペーンを通じて)仕入れ、新車の販売も行いつつも中古車の販売において利益を得ようとしている可能性が大。

ここで重要なのは、「下取り車にFSDが装備されていること」で、テスラのクルマが他メーカーのクルマと異なるのは、多くのオプションにおいて「最初から、そのオプションを機能させるためのハードが備わっている」こと。

テスラ・モデルY

ただし顧客はそのオプション費用を支払わないとその機能を使用することができず、FSDもその例の一つです。

つまり、テスラ車にはFSDを可能とするカメラやセンサーがはじめから取り付けられていて、オプション費用を払えばこれらが利用可能になるわけですが、こういった方法を採用しているのは、「生産コストを(ほぼすべてのクルマを同じ仕様とすることで)引き下げる」「後にオプションの注文があっても物理的な作業を行わずに機能を有効化できる(サービスコストが下がる)」ことを狙ったのだと思われ、フランチャイズによるディーラーを持たないテスラならではの手法なのかもしれません(初期コストを下げることが必ずしも効率化につながるわけではない)。

そしてこのFSDのコストにつき、最初からカメラやセンサーが仕込まれていることからもわかるとおり「それほど原価は高くはない」ものと思われ、よって割引を行ったとしても十分にテスラに利益が残るものと思われます。

加えて、テスラが下取りした中古車を再び販売する際に、「FSDをオフ」にして販売する可能性が高く、そしてこの中古車を購入したオーナーからは別途「FSDを有効化するためのオプション料金」を取ることで利益を積み増すんじゃないかと考えており、文字通りこれはテスラにしかできない手法なのでしょうね。※同じクルマの同じオプションから、2回以上もそのオプション価格を得ることができる

今回のキャンペーンがもし「他社製品からの乗り換え」であればテスラの需要が減ったのではと疑うところですが、「自社からの乗り換え」が対象なのであればまた話は異なり、なかなかおもしろいことを考えたな、という印象です。

合わせて読みたい、テスラ関連投稿

【動画】テスラ・サイバートラックの市販モデル?テスラのテスト施設内を走行する試作車が目撃され、ヘッドライトなど変更点が確認される
テスラが株主総会にて「悪い知らせがある」としてサイバートラックの価格とスペック変更について言及。ただし生産開始は2023年半ばからで間違いなさそう

| ボクはサイバートラックの生産開始になみなみならぬ期待を寄せている |この記事のもくじ| ボクはサイバートラックの生産開始になみなみならぬ期待を寄せている |サイバートラックの量産開始はおそらく様々 ...

続きを見る

テスラ・モデルY
テスラが株主総会にて「2022年に200万台、2030年に2000万台」という目標を公言!これを達成するには「ギガプレス」の稼働が必須になりそう

|もしこれが達成できれば他社を大きく引き離すことが可能となるが |この記事のもくじ|もしこれが達成できれば他社を大きく引き離すことが可能となるが |ただ、これまでにも不可能を可能にしてきただけに「やる ...

続きを見る

テスラ・モデルY
テスラが決算発表の場で「サイバートラックはじめ、将来のモデルには革新的な製造上の変化がもたらされる」。利益の伸長には大きく期待したい

| ベルリンとオースティンの新工場には新しい生産設備を導入 |この記事のもくじ| ベルリンとオースティンの新工場には新しい生産設備を導入 |これによってロボットは70%減少、生産コストは大きく削減テス ...

続きを見る

参照:Ray4Tesla

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->テスラ(TESLA)
-, , , , , , ,

© 2022 Life in the FAST LANE. Powered by AFFINGER5