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修理工場を持たないテスラの代わりにGMがテスラを修理していた!GM「これは新しいビジネスになると言わざるを得ない。収益源として成長中」

投稿日:2022/11/23 更新日:

テスラ

| すでにGMは11,000台以上のテスラを修理済み、同時にノウハウも蓄積しているようだ |

テスラも整備拠点不足の問題を解決でき、顧客としても利便性が向上するという、まさに「Win-Win」

さて、テスラは他の自動車メーカーとは異なる販売手法を取っていることでも知られており、その大きなものが「直販」そして「自前の修理工場をほぼ持たない」。

もちろん両方とも末端の販売コストを下げるために行っているもので、販社を挟まないことで中間マージンを不要とし、自前の大規模な施設を持たないことにより固定費を下げているわけですね。

ただ、前者は消費者にとって問題はないとしても、後車は修理の際などに「どこで修理したらいいのかわからない」「テスラを修理してくれるところがない」といった問題もあり、消費者にとって不便が生じることは否めないと思います。

ただし米国では特殊な事情があった

現在テスラはアメリカにていくつか自前のサービスセンターも持っていますが、その数は(販売台数に比較して)極端に少なく、かつ修理してくれる内容も軽微なものにとどまっており、板金などの対応がほとんどできないと言われます。

となるとアメリカの数十何人というテスラオーナーはさぞかし困っているんじゃないかと考えたりしたのですが、どうやら「そうでも」ないもよう。

というのも今回GM(全ラルモータース)に関する面白い調査が発表されていて、これによると「テスラオーナーの多くが、GMディーラーから10マイル(約16キロ)圏内に住んでいる」「そしてテスラオーナーはGMディーラーにてテスラの修理を行っている」「すでに11,000台のテスラをGMが修理した」。

更に興味深いのは、GM自身が(自社の開催した)投資者向けのインベスター・デイ2022にて、マーク・ロイス社長が「テスラの修理は、我々にとって成長を続けるビジネスモデルです。私はこの場にて、それが新しいビジネスだと言わなければならない」とコメントしたこと。

テスラ

GMにとってテスラの修理は大きなビジネスに

つまりGMはテスラの修理によって得られる利益に魅力を感じており、これを新しいビジネスとして積極的に展開するという意向を示しているわけですが、これは「全員にとってメリットがある」ことなのかもしれません。

テスラとしては自前の工場を保つ必要はなく、GMの工場を認定工場として紹介すればOKとなり、消費者は「半径16キロ内にある」GMディーラーにゆけばサービスを受けることが可能です。

もちろんGMは整備や修理による収益を受け取ることができ、さらに言えば、今後自社のEVを修理するためのノウハウを「テスラの力を借りて」蓄積することができるわけですね。

現在テスラの販売は前々年50万台、前年100万台、そして今年は200万台に届こうかというところですが、これらオーナーの整備を引き受けることができるのであれば、GMとしてはこれを「新しいビジネス」と捉えないわけにはゆかないかもしれませんね(この販売台数はグローバルなので、アメリカだけだともっと少ない)。

テスラ

なお、フォードではなく”なぜGMなのか”ということについても特殊事情があるようで、というのもGMはEV黎明期からボルト(EV)を販売しておりEVに関心を持つ顧客が多く、このボルトからのステップアップでテスラを購入したり、GMのクルマとテスラとを併用している人が多いのだそう。

つまりGMは思わぬところでテスラからの恩恵を受けているということになりますが(以前に苦労してボルトを市販した甲斐があった)、これはGMにとってもテスラにとっても「予想外」なのかもしれません。

日本においてもサービスセンターの数が少なく、そこはちょっと不安の残るところではありますが(幸い、ぼくの自宅の近くにはテスラの認定サービス工場がある)、ここで思うのが「もしトヨタがまだテスラとの提携を継続していたら、トヨタがテスラの修理を引き受けることで、利益を得たりEVのノウハウを蓄積できたのにな」ということ。

トヨタは2010年にテスラの株式5000万ドル分を取得してテスラと提携していたものの、その後「どうにも埋めることが出来ない文化のギャップ」の存在によって2016年7月には提携を解消し、テスラの株式すべてを売却しています。

そして最近、トヨタは想定よりも早いEV化の流れについて「その方針を考え直さねば、取り残されてしまう」とコメントしていますが、テスラとの提携については「あのときは、テスラから学ぶものなどないと考えていた・・・」と当時を振り返っています。

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参照:Teslarati

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