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ライカTL2、CLの購入検討。ソニーの高級デジカメ、DSC-RX1と同じモノを撮って画像を比較

2018/01/23

| ライカのカメラは本当にいいのか? |

さて、先般より購入をためらっていたライカTL2、そして新発売となったCLを本格的に購入検討。
ぼくはサブ機としてSONY DSC-RX1を使用していますが、これも長いこと使っていて、そろそろ別の機種を(つまり今回はライカ)、と考えているところ。
ただしこのRXについては「マクロが弱い」ということ以外に不満はなく、むしろ「さすがフルサイズ(センサー)機は写りが違う」と考えているわけですね。

ライカはもう名前だけのブランド?

一方でライカTL2、ライカCLのセンサーはAPS-Cとなり、RX1のフルサイズよりも小さめ。
ただしこれまでRX1とTL2、CLとの画像を比較する機会はなく、「ライカに買い換えて、もし満足できなかったら(むしろRX1のほうが良かったのでは)」ということになったらどうしよう、というのが買い替えをためらっていた理由でもあります。

ライカはAPS-Cというハンデを、画像処理エンジンとレンズによって跳ね返すことができるのか?ライカはもはや名前だけのブランドであって実力は大したことがないのでは?というのが偽らざる心境。

そこで今回はライカストア(阪急うめだスーク内)にて、RX1とSDカードを持ち込み、同じ対象を撮影して比較してみることに。

三つのカメラ、二つのレンズを比較してみた

まずはウブロをDSC-RX1にて。※カメラ、レンズについては後述

DSC05156

次はライカTL2×エルマリートf2.8/18ミリ。
風防に反射する光の写りが違う!

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ライカCL×ズミクロンTL f2/23ミリ。
レンズの価格と性能差なのか、同じセンサーと画像処理エンジンを持つTLよりは明らかに良い写りですね。
リューズや文字盤もくっきり写っていて、ぼくの手にある猫に噛まれた痕もくっきり。

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ライカCL×18ミリ。
18ミリだとDSC-RX1とさほど変わらず。

L1020011

店内の風景。

まずはDSC-RX1。

DSC05151

ライカTL2×18ミリ。
広角なので、同じ位置から撮影しても画角が広くなっています。

L1010001

ライカCL×23ミリ。
やはり23ミリの方が「はっきり、くっきり」写るようですね。

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ライカCL×18ミリ。

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次はシャネルのバックパック。

こちらはDSC-RX1。

DSC05158

こちらはライカCL×18ミリ。
これは「あまり変わらない」という印象です。

結論から言うとライカCL/TL2と18ミリだとDSC-RX1から高いお金を払って買い換える理由はさほど見当たらず(それでもライカの方がみずみずしさ、ライブ感はある。無機物 、有機物ともに質感の再現性は高い)、しかしCL/TL2と23ミリだとその差は歴然。

L1020014



それぞれのカメラの特徴は?

まずは現在使用しているソニーDSC-RX1
コンパクト機ながらもフルサイズのセンサーを持ち、暗いところでも写しやすいf値2の「カールツァイス”ゾナーT”35mm単焦点レンズ」を持つことが特徴(レンズ一体式カメラなのでレンズ交換はできない)。
起動や画像の記録が早く、コンパクトでシャッター音も出ず、USB給電にも対応している(アダプターや充電器を持ち歩かなくてもいい)という、およそ「不満が出ようはずもない」高性能カメラですね。
今回、価格がずっと高いライカTL2/CL+18ミリと「張り合える」ということもわかり、かなりコストパフォーマンスの高いカメラだと断言できます。

ソニーDSC-RX1
重量:482g
液晶モニター:3インチ 122.9万ドット
画素数:2470万
価格:236,190円(ソニーストア価格)

ライカCLはライカのコンパクトモデルだと「最新」モデルとなり、レトロな外観と電子ビューファインダーがあるのが特徴。
サイズもややコンパクトに見えますが、実際はTL2と重量がほぼ同じ。
グリップが出っ張ってない(オプションもある)、ビューファインダー付きということで「じっくり撮る」タイプだと言えそう。

ライカCL
重量:403g(本体のみ)
液晶モニター:3インチTFT 104万ドット
画素数:2400万
価格:340,000円

ライカTL2は先進的なデザイン(アウディによるデザイン)が特徴。
センサーはAPS-C、画像処理エンジンはLICA MAESTRO II(ライカ・マエストロ・ツー)で、これはCLと同じ。
レンズ交換式というところもCL2と同じ。
CLと異なるのはスローモーション動画の撮影が可能、内蔵メモリー(32GB)がある、モニターが大きくタッチパネル、ビューファインダーがない、というところ。
バッテリーの持続時間はややTL2のほうが長く、シャッタースピードはCLが〜1/8000秒、TL2は〜1/4000秒(メカニカルシャッター。RX1とTL2のシャッタースピードは同じ)。
素材はCL、TL2ともアルミ削り出しですが、CLは一部マグネシウムを使用しています。

「センサーや画像処理エンジン、素材が同じなのに価格が34万(CL)と25万(TL2)、と差がある」のは不思議ですが、仮にTL2に電子式ビューファインダー(ビゾフレックス、68,000円)を装着したとしてもこの価格差は埋まらず、ますます不思議なところですね。

ライカTL2
重量:399g(本体のみ)
液晶モニター:3.4インチ 130万ドット
画素数:2400万
価格:250,000円

なおレンズに関してはズミクロンTL f2/23mm (225,000円)、もしくはエルマリートf2.8/18mm(145,000円)が候補。
ぼくは広角気味のレンズが好きなので18ミリを選びたいところですが(こちらは80gと随分軽い)、23ミリの方がf値が低く、暗い場所でも写しやすく、これまた迷うところ(性能面では圧倒的に23ミリ)。

その他、SONY DSC-RX1 / LEICA TL2 / LEICA CLの比較画像はFlickrに保存しています(それぞれのExif情報を見てもらえれば)。

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