貯めてから買うよりは「お金を借りてから買い」、返してゆくほうがいい
自動車を購入するとき、潤沢な資金があり「買おうと思った時に買える」のであれば問題はありませんが、そうでない場合、「借金をして買う」か「買える金額まで貯めてから買う」という方法があるかと思います(もしくは諦めるか)。
ぼくは「借金をして買う」派ですが、世の中の多くの人は借金を嫌うので、「貯めてから買う」派かもしれません。
ぼくが借金をして購入する理由としてはいくつかありますが、それを記載してみます。
1.今は金利が低いので、借金をしても金利負担が非常に小さい
2.借りたお金を返すのは「義務」でありなんとか返そうとするが、「貯める」となると義務が生じないので「お金を借りて無理にでも返す」ほうが自分に負荷がかかる(”返そう”と頑張ることで成長や収入アップが見込めるかも)。結果的に同じお金を短期間で工面できる可能性がある
3.買うお金を貯める間に、その車のモデルライフはどんどん減って行き、買ったとたんにフェイスリフトやモデルチェンジになると売るときにかえって損をする(そのため金利負担を考えてもライフが長いうちに購入したほうが”新型車に乗れる”満足度が高かったり、売る時の値段も高かったりする)
4.借金して買ったものは「資産」であり、お金を返せなくなったら「売れば」良いだけと考えている(飲み食いを借金でするとお金が消えることになるが、借金でモノを購入するとモノは残って換金できる。よって借金して買ったものは”やがて正に転じる一時的な負の資産”といえる)
チャンスを見逃すくらいであれば、リスクを選んだほうがマシだ
ただし「ほしいと考えたら直情的に買う」わけではなく、上記のように一応のところ計算してから購入に至るわけですが、「どうせ買うなら早いほうが良い」「どうせ同じ金額を貯めるか払うなら、手元にモノがあったほうが良い」と考えているわけですね。
なおランボルギーニ・ガヤルドを購入するとき、さすがに全額ローンはキツいと考え頭金を貯めていて、しかしその途中で期間限定にて「金利1.9%キャンペーン」が出てきたのですね。
それを逃すと金利が3.9%に復帰するのですが、「今、頭金が少なくとも1.9%の金利で借りるか」「頭金を貯めて3.9%の金利で買うか」とをシミュレーションした結果、1.9%金利で、しかし借金の額が大きくなる方が「結果的に安く上がるであろう」と考えという過去もあります。
借金=悪という考え方が日本には多くありますが、以前にレバレッジという考え方について記載したとおり、お金を突っ込むとお金が返ってくることがあるわけです(それがいわゆる投資とリターンですが)。
そして、お金を突っ込むべき時にお金が無い場合、「そのチャンスを見逃すか」「借金してでもお金を突っ込むか」ですが、ぼくは完全に後者です。
チャンスを見逃すくらいならリスクを取るというギャンブラー的思想といえなくもないですが、こればかりは性格なので仕方がないようですね。
手もとに「モノ」が残っていれば、最悪でも売ればいいだけ
最悪は借金だけ残る場合もありますが、それでも借金を返すために頑張るのも自分のためですし、好きなことをして失敗したのならそれが本望というものです(自分の選択なので後悔はない)。
むしろ、やりたいことを我慢したり、買いたいものを我慢したり、チャンスを見送ったりするほうが自分のためにならず、そして「自分だってやればできた(けどしなかった)」「自分だって買おうと思えば買えた(けど買わなかった)」と自分がしようと思ったことを成し遂げた人、自分が買おうと思ったものを買った人を横目で見ながら妬んだり愚痴をこぼすような人間にだけはなりたくない、と考えているのですね。
同時に何かを成し遂げた人、何か(普通では手に入れることができないものを)手に入れた人、というのはそれなりの努力を行っており、それなりの犠牲を払っているはずだ、とぼくは認識しています。
人並みの年収と思い切り、あとはお金を管理さえできれば「たいていの車は買える(ハイパーカーは除く)」と考えており、金利の比較やローンのシミュレーションを行ってみると「意外と買える」こともわかると思います。
残価設定ローンについても誤った捉えられ方をされていることが多く、考え方をシフトさせれば可能性は大きく拡がるかもしれません。
なお今はけっこう金利が安く、関西アーバン銀行だと金利1.4%で、1200万円まで借り入れることが出来るようですね(足りなければ更にほかで借りてもOK)。