米にて「液晶にナンバーを表示する」デジタルナンバープレートの合法地域が拡大中！表示を変更することで「盗難車」だと知らせることなどが可能、ただしその価格は10万円以上

｜　もうちょっと安くならないと、メリットに比較してそのコストが高すぎる　｜

今のところ、毎月なんらかの費用が発生するもよう

さて、アメリカはコロラド州にて「デジタルナンバープレート」の導入が一歩前進し、現在法案が下院を通過したもよう。

あとは総会そして同州の知事が承認すればユーザーがこれを選べるようになるそうですが、そうなるとカリフォルニア、ミシガン、アリゾナに続く導入例となるのだそう。

このデジタルナンバープレートにはいくつかのメリットがあると報じられており、ひとつは「登録ステッカーを毎年貼り替えなくてもいい」ということで、日本ではこういったステッカーをクルマのナンバープレートに貼る必要がないものの（原付きなどバイクだと自賠責加入を証明するステッカーを貼ったりする）、アメリカではちょっと事情が異なるようですね。

そのほかにはこんなメリットも

そのほか、このナンバープレートは表示を変更することができるといい、たとえば車両が盗難された場合には「STOLEN（盗難車）」と表示させることも可能だとされ、そのほかにもいくつかのアラート表示ができる、とのこと（ただし点滅表示は不可能。おそらくは法規上の問題が生じるのだと思われる）。

加えて、このデジタルナンバープレートを装着すると、その車両を追跡することができるようになり（GPS内蔵？）、これもまた盗難時には（そのナンバープレートが外されるまでは）役に立つ機能だと言えそうです。

ただ、いくつか不明なところもあって、まずは表示を自身で好きなように変更できるのかどうか（たとえば「HELP」「CALL 911」など）。

物理的には可能だとは思われますが、走行中の車両のナンバーを勝手に変更できるというのも問題があるように思われ、なんらかの制限があるのかもしれません。

さらに駐車中に（ナンバーが）表示されるのかどうかというのもまた不明で、バッテリーやプライバシー保護の観点からは「表示オフ」が好ましく、しかし駐車中にナンバーが表示されていないとこれまた駐車違反きっぷを切る際に「ナンバーがわからず」処理ができないということになりそう（このあたり、警察にしかわからない、なんらかの照会方法があるのかもしれない）。

デジタルナンバープレートはこうやって取り付ける

そこでこのデジタルナンバープレートですが、こんな感じで車体にベース部を取り付け・・・。

表示部を組み付けて取り付け完了。

ただ、このデジタルナンバープレートの価格は安くはないといい、最低価格での899ドル（10万円以上する）、そしてこれには1年目の管理費が含まれるそうですが、2年目以降は毎月管理費を別途支払う必要があるもよう（さらに、破壊や盗難された場合の対応費用が”自腹”になるとかなりキツい）。※この費用は国や行政機関ではなく、デジタルナンバープレートの販売元に対して支払う

もしくは48ヶ月の（解約不可の）サブスクリプションサービスもあり、こちらは毎月19.95ドルだとアナウンスされていますが、このナンバープレートのためだけにこのコストを支出するのは「ちょっと」という気もしますね。

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参照：CARSCOOPS