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アマゾンがカーセキュリティとドラレコに参入!車内版アレクサ「リング・カー・カム」は簡単取付、24時間無休にて車内外を監視して録画もOK

2023/01/07

アマゾンがカーセキュリティとドラレコに参入!車内版アレクサ「リング・カー・カム」は簡単取付、24時間無休にて車内外を監視して録画もOK

| これはなかなかに便利そうだが、画角や暗所での仕様など懸念が残る |

日本で発売されれば試しに一つ買ってみようと思う

さて、アマゾンがラスベガスにて開催中の家電見本市、CESにて「リング・カー・カム(Ring Car Cam)」を発表。

これは言うなればドライブレコーダーとアレクサを合体させたような製品で、車内外の映像を記録したり、外部から車内外の情報を確認したり、そして車内に音声を送ることも可能です。

今のところ日本のAmazonでは販売がないようですが、アメリカだと199.99ドルから予約が開始されており、発売初期のキャンペーンが終了すれば249.99ドルに値上がりする、とのこと。

リング・カー・カムでは何ができるのか

そこでこのリング・カー・カムなる製品を見てみると、全面と背面にカメラを搭載しており、マイクとスピーカーも内蔵しています。

取り付けはいたって簡単で、多くのクルマの場合、ダッシュボードとフロントウインドウとの隙間にこの製品の「根っこ(いくつかの形状のアダプターが付属しているものと思われる)」を差し込んで固定し、OBD-IIポートに接続するだけ(これによって電源を確保し、車両の情報を受け取ることができる)。

Amazon-Ring (2)

これによって車両の電源がOFFの状態であったとしても「24時間365日」働き続けるセキュリティとして機能し、もし車内に誰かが侵入した際にはこんな感じで自分のスマートフォンへとアラートが飛び、同時に車内の画像を表示して録画も開始。※おそらくは赤外線を発することで暗いとことでも鮮明な映像を記録できるのだと思われる

さらにはスマートフォンから車内へと音声も送れるので、侵入者に対して警告を発することも可能です。

Amazon-Ring (4)

もちろんこんな感じで車外の映像も外から見ることができるようですね。※スマートフォンとの接続にはWi-Fiを利用する

Amazon-Ring (5)

そのほか、事故の際には「アレクサ、レコード(日本だと”アレクサ、録画して”になると思う)」と伝えるだけで録画を行ってくれるいいますが、オプションの「リング・プロテクトGo」なるサービス(月6ドル)に加入すると、リング・カー・カム自体がLTEにてネットへと接続し、外出先からのリアルタイム通信やビデオストリーミングも可能となり、さらには最大で180日の間、録画した画像をクラウドに保存できると紹介されています。

Amazon-Ring (3)

リング・カー・カムではプライバシーにも配慮

リング・カー・カムは基本的に「常時記録」状態にあるため、ときにはプライバシーが問題になる可能性があり、その際にはこういったカバーを装着可能。

なお、録画している最中にはレッドランプが点灯し、記録中であることがわかるようになっています。

Amazon-Ring (6)

リング・カー・カムの価格は比較的高価ではあるものの、これについてアマゾンは「自動車は単に高価な投資ではなく、多くの人にとって生命線であり、米国の成人の76%が通勤・通学を自動車に頼っている」と指摘しており、カーセキュリティ製品は最も要望の多いアイテムの一つであること、2020年には米国で39秒に1台の割合で車が盗難に遭っていることについても言及しています。

見たところ非常に有用な製品ではありますが、一部の(OBDIIポート内蔵の車両であっても)クルマには非対応だといい、2006-2022年のアキュラMDX、2006-2016年のホンダCR-V、2020年以降のメルセデスGLEとGLC等は対応不可(OBD-IIポートを持たない車種ではもちろん使えない)。

今回、アマゾンはこのリング・カー・カムの発売に加えてアレクサのアップデートも発表しており、「アレクサ、近くのEV充電ステーションを探して」といった具合に充電ステーションを検索したうえ、米国内の15万以上の公共充電ステーションのリアルタイムの空き状況にアクセスでき、さらにはEVgo社が提供する充電スタンドであれば「アレクサ、料金を支払って」というように、音声だけで支払いを完結できるようですね。

リング・カー・カムを紹介する動画はこちら

参照:Ring

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