| まさかこの案件が自分の身に起きようとは |
さて、ポルシェ718ケイマンにて使用していたipod touchのバッテリーが爆発するという事案が発生。
世の中ではリチウムイオンバッテリーの爆発や炎上が多々報じられていますが、まさかアップル製品に、そして自分の身に起きるとは、という感じです。
状況としては、普通に走っていると突如「ボン」という音がしてipod touch経由で再生していた音楽が聞こえなくなり、車両側のインフォテイメントシステムを操作してもipodを認識できない状態。
どうしたんだろうなと思ってipodを見てみると、こんな感じで液晶表面が浮き上がっています。
被害は最小限で助かった
一瞬、スクリーンの保護のために貼っていたガラスフィルムが剥がれたのかとも思ったのですが、ぼくはこのipodにそうしたフィルムを貼っておらず、いったん停車してipodをよく見てみたところ、「これはバッテリーの爆発じゃないか」とようやく理解することに。
こちらがそのipod touchですが、こんな感じで、膨張したバッテリーによって液晶パネルが浮き上がっているのがわかります。
液晶を持ち上げてみると中身はこう。
バッテリーをカバーしていると思われる 金属プレートが不自然に盛り上がっていることがわかりますね。
そして金属プレートを外すと中にバッテリー。
この時点で、ラッカーのような、なんとも言えない匂いが漂ってきます。
こちらが外したバッテリー。
外側の皮膜がふにゃふにゃになっていて、バッテリーそのものもガムのように軟体化しています(もともとどれくらい硬かったのかはわからない)。
なお、ipod touchを入れていたのはこのセンターコンソール内。
車両のUSBソケットを介し、ライトニングケーブル経由での接続です。
冬季なのでとくに熱くなるような状況ではなく(実際に破裂したipodは熱くなかった)、外部からの圧力がかかるような状況でもない、という環境であり、なぜ爆発したのかはまったくの謎。
ちなみにipod touchはケイマンが納車される際に購入したので、使用期間はざっと1年半といったところです。
残念ながらipod touchは使い物にならなくなってしまいましたが(念のためアップルのサポートにも聞いてみたが、保証期限が切れているので保証対象外)、それ以外には被害は及ばず、かつ火災にも至らなかったのは幸いだと考えています(ちょっと車内に変な匂いは残っているものの、これでケイマンが燃えていたらシャレにならない)。