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アストンマーティン「ヴァンテージGT3/GT4」見参。発表済みの「GTE」とともに来シーズンより大暴れ

2018/06/15

| アストンマーティンは”カスタマーカービジネス”を拡大 |

アストンマーティンのレース部門、「アストンマーティン・レーシング」が”ヴァンテージGT3””ヴァンテージGT4”をル・マンにて公開。
実際の走行は週末に開催される「アストンマーティンレーシング(AMR)・ル・マン・フェスティバル」にて行われるそうですが(まだ認可が降りないので公式レースには出られない)、今回先行してスペックや画像が発表されることに。

なお、ヴァンテージGT3、ヴァンテージGT4ともに発表済みとなる「ヴァンテージGTE」の派生モデルで、こちらは実際に今年のル・マンに参戦予定。
これら3台すべて4リッターV8ツインターボエンジンを搭載することになりますが、これは市販モデルに積まれるエンジンにアストンマーティン・レーシングが改良を加えたもの(エンジンそのものはメルセデスAMG製)。

ヴァンテージGT3はこんなクルマ

アストンマーティン・ヴァンテージGT3はもちろんFIAの定める「GT3」カテゴリに合致したスペックを持つレーシングカーで、スチール製ロールケージを装着しながらも重量は1245キロ、トランスミッションはXtrac製6速シーケンシャル、クラッチはアルコン製マルチプレート、サスペンションはオーリンズの調整式、そしてブレーキもアルコン製。

実際にホモロゲーションが取得できるのは2019年3月1日とのことで、実際にレースに参加できるのはそれ以降となります。
現在GT3に参戦しているのは先代をベースにした「V12 ヴァンテージ GT3(登場から7年経過しているも未だ高い戦闘力を発揮している)」ですが、これはアストンマーティン市場もっとも売れたカスタマー向けレーシングカーとされており、しかし新型ヴァンテージGT3がこの販売台数を超えるのは間違いなさそう。

ヴァンテージGT4はこんなクルマ

ヴァンテージGT4は「GT3」の下位カテゴリ「GT4(改造範囲がより狭い)」を走るレーシングカー。
目下開発中とのことで、まだまだポテンシャルを発揮できる状態にはないそうですが、ヴァンテージGT3同様に2019年にはホモロゲーションを取得できる見込みだそう。

GT4カテゴリはポルシェ・ケイマンGT4、アウディR8 LMS GT4、アルピーヌA110 GT4、BMW M4GT4、フォード・マスタングGT4、シボレー・カマロGT4も存在しており、ここで熾烈な闘いを繰り広げることになりそうですね。

なお、現在各自動車メーカーにとってレース向けの「カスタマーカー」を販売するのは大きなビジネスへと成長していて、各社ともここに力を入れているようですね(消耗品もけっこうな利益になりそう)。

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