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英国唯一の”買収されずに生き残った”自動車メーカー、「モーガン」。アストンマーティン・ヴァンキッシュの生産設備を購入しスーパーカー業界へ?

2018/12/09

| 105年の歴史を誇るモーガンがアストンマーティン・ヴァンキッシュをベースに新型車をリリースか |

先日、アストンマーティンが「ヴァンキッシュの生産設備とデザインを30億円で売却した」と報じられ、その際「購入したのはアレス・デザインかマンソリーだろう」と言われたものの、最近Automotive Newsが報じたところによると「実際のところ購入したのはモーガン」とのこと。

ちなみにモーガン側はこの報道を否定していて、それでも同メディは「いやモーガンに違いない」と断じていて、何らかの証拠を握っているということになりそうです。

モーガンは以前に「フロントエンジン、リアドライブの新型スポーツカーを計画しており、それは自社開発のアルミシャシーを持っている」と述べていますが、Automotive Newsの報道が正しければ、それは「ヴァンキッシュベースの」新型スポーツカーになる可能性がある、ということですね。
なおモーガンはアストンマーティンから「エンジンの設計や使用権まで購入することはできなかった」とされ、よってこの車体にはモーガンが別に調達してくるV6エンジンが積まれることになるだろう、とも言われています。

モーガンはこんな自動車メーカー

モーガン(Morgan Motor Company)は1913年に創業した英国の自動車メーカーで、未だに買収や倒産とは無縁の経営を続け、現在も創業者の孫が経営を続けます。
ミニはBMWに、ロールスロイスもBMWに、ベントレーはフォルクスワーゲンに、ジャガーはインドのタタに、ロータスは中国の吉利汽車に、そしてアストンマーティンも幾度の倒産と経営者変更を経験している中で、モーガンは唯一「創業当初と同じ経営者(一族)によって運営されているイギリスの自動車メーカー」。

現在のラインアップは「3ホイーラー」「4/4」「Plus4」「ロードスター」の4車種で、昔ながらの木製フレームを最近まで使用していたことでも知られます(今でも一部は使用しているのかも)。

なお、一時モーガンは「EVブランドに転身する」と発表を行なっており、実際に「EV3 Junior」を発売しているものの、うまくエレクトリック化の波に乗れず、試行錯誤を繰り返している様子も。

そんな中での「ヴァンキッシュ生産設備購入」ということになりますが、モーガンはこれによって一気に近代化を図り、ハイパフォーマンスカーメーカーとしての地位を築いてゆこうということなのかもしれませんね。

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