| このDB12のボディカラーは「イリデッセント・エメラルド」、同社カスタム部門「Q」による特別仕様 |
オークションはフランス・カンヌにて開催される
さて、アストンマーティンはつい先日新型「スーパーツアラー」DB12を公開したところですが、公開と同日に重要顧客を集めて世界各地にて内覧会を行っており、そしてカンヌにおいてもお披露目+チャリティーオークションイベントが開催されています。
そしてこのイベント(amfARガラ・カンヌ)ではこのアストンマーティンDB12生産第一号がオークションにかけられ、なんと160万ドル(現在の為替レートで2億2500万円)という驚きの価格で落札されることに。
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もちろん収益金はチャリティへ
このamfARガラ・カンヌはカンヌ国際映画祭の祭典の一環として行われたチャリティオークションだと紹介されており、このアストンマーティンDB12のボディカラーは(発表時のイメージカラーである)「イリデッセント・エメラルド」。
そしてこのアストンマーティンDB12”ローンチ・エディション”には、(同社のオーダーメイド部門である)Q by Aston Martinによって製作されており、特別なフェンダーバッジやヘッドレストへの刺繍、専用ドアシルプレートが装着されているのだそう。
ただ、なんといってもそのハイライトは(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン・チームのレーシングドライバーである)フェルナンド・アロンソと、そしてアストンマーティンの現会長であるランス・ストロール氏のサインが入るということ。
これによってこのDB12は大きく価値を上げることになり、これが新車価格の6.5倍という超高額落札に結びついたのかもしれませんね。
もちろんこの160万ドルはチャリティーへと充てられ、すべてエイズ研究財団(amfAR)へと寄付される、とのこと。
アストンマーティンCEOはこう語る
今回の高額落札に際し、アストンマーティンのエ会長であるローレンス・ストロール氏は「今回、アストンマーティンがamfARガラ・カンヌをサポートできたことに大きな喜びを感じています。オークションを通じて集められた驚くべき金額は、まさにamfARの参加者の寛大さを示しています」とコメント。
一方でamfARのCEOであるケビン・ロバート・フロスト氏は「第29回amfARガラ・カンヌのプレゼンティング・スポンサーとしてアストンマーティンを迎えることができ、大変幸運でした。また、ライブオークションのためにこの壮大なDB12を寛大にに提供していただき、大変感謝しています。この驚異的なスポーツカーはこのガラのハイライトであり、オークションの収益はHIVの治療法を開発する我々の努力に重要な後押しとなります」と述べています。
このDB12はエヴァ・ロンゴリアとジェームズ・マースデンによって紹介されたそうですが、画像を見るに非常に華やかなイベントであったようですね。
アストンマーティンDB12は現在の経営に経ったのちに初めて発表されるニューモデルであり、新しくなったエンブレムを装着する最初のクルマ。
搭載されるエンジンはメルセデスAMG製の4リッターV8ツインターボ、そして出力はAMG GT Rをも大きく超える680馬力を誇ります。
シャシー、足回り、制御システム等「すべて」が大きくアップデートされ、0-60mphは3.5秒という俊足ぶりを誇り、最高速度は325km/hにも達する「スーパーツアラー」。
内装ではメルセデスから借用したCOMANDシステムに代わり、はじめての自社開発となる専用のインフォテインメントシステムを搭載するなど、「これから」のアストンマーティンが向かう方向を示唆したクルマでもありますね。
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参照:AstonMartin