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世界限定15台!ニュル最速セダン「ジャガーXE XVプロジェクト8」の外観を地味にした「ツーリング」登場。価格は2000万円オーバーか

2019/06/16

| より地味な外観を好むコレクター向けの、過激なセダン |

2018年にジャガーが発売したニュルブルクリンク最速セダン、ジャガーXE SVプロジェクト8。
このプロジェクト8は自動車史上もっとも過激なセダンと言ってよく、というのも「4ドアなのに2シーター」だから。

後部座席は取り払われ、かわりにゴッツいロールケージが車体後部に鎮座しているわけですが(後部ドアを開けてもそこに座席はない)、その他にもフルバケットシートが装備されたり「セダンと呼ぶには抵抗がある」ほどのエクストリームなマシンです。

そして今回ジャガーが発表したのは、XE SVプロジェクト8の外観をおとなしくした「ツーリング」。
というのも、ジャガーXE SVプロジェクト8の外観はこんなに過激で普段乗るのにもためらってしまうほどだからだと思われます。

ジャガーXE SVプロジェクト8がニュル最速セダンに。アルファロメオ・ジュリアのタイムを9秒短縮

ジャガーXE SVプロジェクト8ツーリングのスペックは「過激なまま」

なお、ルックスが「やや」大人しくなったといえども、XE SVプロジェクト8ツーリングのスペックはもともとの「XE SVプロジェクト8」そのまんま。
つまりエンジンは5リッターV8スーパーチャージド、出力は592HP(600PS)ということですね。

そして「XE SVプロジェクト8」と「XE SVプロジェクト8ツーリング」との外観上の相違については、ウイングとストライプの有無(ホイール形状も異なるように見える)。

XE SVプロジェクト8ツーリングの最高速は時速300キロ

XE SVプロジェクト8ツーリングに用意されるボディカラーはバレンシアオレンジ、コリスグレーサテン、ブリティッシュレーシンググリーン、ヴェロシティブルーの4色。

jaguar-xe-sv-project-8-touring

なお、XE SVプロジェクト8ツーリングの0−100キロ加速も、XE SVプロジェクト8と同じ3.3秒。
ただし最高速はリアウイングがなくなったぶん、安全性を考慮して「318km/hから300km/hへとダウン」、つまりリミッターによって制限されている、とのこと。

それでも時速300キロで走れるセダンは非常に貴重だと思います。

ジャガー「プロジェクト」シリーズはこんなクルマ

ジャガーはこれまでにも「プロジェクト7」「プロジェクト8」を世に送り出していますが、これらはジャガーのカスタムカー制作部門である「SVO=スペシャル・ビークル・オペレーションズ」によって製造されたクルマ。

プロジェクト7はジャガーFタイプをベースに製造されたクルマで、日本ではわずか3台のみしか輸入されないコレクターズアイテム。
その価格は驚きの21,322,000円に設定されています。

その後に300台限定で発売されたのがXEをベースにした「プロジェクト8」ですが、これは上述のようにパワーアップ、2シーター化、過激なエアロパーツ装備、そしてブリスターフェンダーが与えられたクルマ。

もはやXEのハイパフォーマンスバージョンというよりはレーシングカーに近いクルマだと言えそうです。

そして今回のXE SVプロジェクト8ツーリングは、「よりオーセンティックなルックスを好むコレクター向け」に発売されるもので、生産台数は全世界で15台に限定される超レアカー。

jaguar-xe-sv-project-8-touring (2)

なお、XE SVプロジェクト8ツーリングでは、うれしいことに「4シーター」になるとされ、2シーターのXE SVプロジェクト8に比べて「実用的」なクルマということになりますね。

なお、XE SVプロジェクト8ツーリングの価格については公表はなく、本国価格2250万円であったXE SVプロジェクト8と近い価格になるのは間違いなさそうです(カーボンパーツが少ないので安価かもしれないが、逆に生産台数が少ないのでコストは高い=高価かも)

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