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ジャガーが1954年モデルXKSSを「新車」として製造販売。当時と同じ工法にて9台のみ製造

2016/11/24

ジャガーがロサンゼルス・オートショーにて、ジャガーXKSSの「新車」を披露。
これは1954年に25台製造予定だったものの、工場の火事によって16台のみが製造されたにとどまり、「本来製造されるはずだった」9台を、60周年を迎えた2014年に「新車として」製造開始したもの。
この9台の製造には18ヶ月かかるとされていましたが、晴れて今回完成した車両がお披露目に。

XKSSはル・マンで活躍したD-TYPEのロードバージョンと言えるモデルで、「世界初のスーパーカー」とも言われます。
なお購入者はジャガーによって慎重にセレクトされると思われ、その販売価格は1台当たり1億5000万円。
エンジンは3.4リッター6気筒、出力は262馬力とのこと。

製造方法や工具においても当時のものと同じものを極力使用したと言われ(このあたりコブラのリバイバルと同じ)、素晴らしいクオリティですね。
製造に当たったのはジャガーのヒストリックカーレストア部門である「ジャガークラシック」。

関連投稿:ジャガーが当時のスペックそのままに1957年のXKSSを9台のみ生産

ジャガーが1957当時とまったく同じスペックでXKSSを9台限定にて製造する模様。
ジャガーは旧車のレストアや部品販売、製造を手がける部門をスタートさせていますが、そのジャガークラシックによるものです。

1957年当時に25台製造される予定だったとのことですが、16台製造後に火事に見舞われ9台が失われ、60年近く経過したのちの「穴埋め」とも言えますね(16台はすべてアメリカに輸出された模様)。

なおXKSSはル・マンで優勝したDタイプ(レースカー)のロードゴーイングバージョンで、「世界初のスーパーカー」とも言われている車。

今回新たに作る車のコストは1億6000万円と見られますが、これが売れるのかどうかはちょっと心配。
現在クラシックカーバブルではありますが、それは「クラシックカー」という付加価値があるからだと思われ、新しく作られた車にそこまでの金額を払う人がどれだけいるのか、と考えたりするわけです。
ただ、現実的にはぼくの心配をよそに一瞬で完売するのでは、とも考えたりします。

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