| 子どもの発想は大人の常識を超える |
ロールスロイスが「ヤングデザイナー・コンペティション」と題して開催したイベントにて、最優秀作品が公開に。
これは8歳のメーガンさんが考えた「蝶にインスパイアされた」クルマで、その名も「ニューチュア・ネイチャー」。
もちろんこのレンダリングは本人ではなく、ロールスロイスのデザイナーがメーガンさんの描いた絵(左上)をもとに作成したものです。
なお、このイベント自体は4月から開催されていたもので、6月2日の募集終了までに80か国より5,000以上もの作品が集まった模様。
子どもの発想力は無限大
その後ロールスロイスは5,000通以上もの応募作から最終候補を220まで絞ったそうですが、正直その発想は侮れないものが多く、その中のいくつかは将来的に実現するんじゃないかと思えるものもあり、最終的に絞られた作品の中からいくつかを紹介したいと思います。
こちらは一見すると荒唐無稽に思えるものの、核を動力源とした戦車のようですね。
核のほかにはソーラーパネルも備えるエコな一面を見せており、しかしキャノンやレーダー(敵を察知するため)など戦闘用の装備も備えます。
こちらは一見するとピンクのセダンですが、ボンネットが「2トーン」となっており、そのボディ形状ともども現行ラインアップの特徴を備えており、つまりは「ロールスロイスはこういったデザインを持つクルマ」ということが正しくキッズに理解されている、ということに。
こちらは磁力を使用したファンにて走るようですが、「浮く」のではなく、ファンの下に取り付けたソリのようなものにて「滑る」ことを想定している模様。
雪上、そして水上走行にも対応しているようですね。
ちなみにこちらは水陸両用で、水中だと車体後部に取り付けたプロペラで水力を得る模様。
ボディ形状は「レイス」そのもので、これを見てもやはりロールスロイスのデザインは子供にまで浸透していると考えられます。
こちらもやはり「ロールスロイスらしい」デザインをもった一台。
安全性に特化しているようで、パンクしても自動で復元するタイヤ、そして衝突に備えたバリアーなどを装備。
このロールスロイスは「木の葉からインスパイアされた」そうですが、自然や気持ち良さをイメージしており、「シートは「世界で最も快適」なのだそう。
反面、足回りのメカメカしさ、シート形状が妙にリアルです。
こちらは設定細かすぎなオフロード対応ロールスロイス。
「酷暑に備えた大型インテーク」「LEDライトバー」「予備燃料」「耐スクラッチペイント」「視界確保ための小窓」など、「お前は子供のふりしたエンジニアじゃないだろうな・・・」というほどの細かい設定を持っています。
こちらは名付けて「ロールスロイス・ダイヤモンドラウンジ」。
この構図、設定の細かさは子供が作成したにしては出来すぎていて、一時ネットで話題になった「子どもの図工の宿題を、親が代わりにやった」んじゃないかと思えるほど(もしこれが本当に子どもの作品であれば、ロールスロイスは今すぐこの子供を引き抜くべきだ)。
なお「DIAMOND ROUNGE」のロゴも秀逸ですね。
パワートレーンは2基のエレクトリックモーターで秋力は730馬力、最高速度は230km/h。
ルーフはグラストップ仕様、室内は究極の快適性を提供し、シャンパンクーラーに電子レンジを備え、ルーフ内側には空、フロアには海など好きな映像を投影できる仕組み。
なお、ステアリングホイールは「バイワイヤー」方式で簡単に取り外しができ、ダッシュボード反対側に移設したりといった対応が可能となっています。
参照:RollsRoyce