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ブガッティが限定10台、10億円のハイパーカー「チェントディエチ」第一号の生産を完了し納車を実施。なおオーナーはEB110も所有

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ブガッティが限定10台、10億円のハイパーカー「チェントディエチ」第一号の生産を完了し納車を実施。なおオーナーはEB110も所有

| こうやって同じカラーのEB110とチェントディエチをならべるとその類似性がよくわかる |

ブガッティEB110は「近代スーパーカーの礎」となったことで永遠にその名を残すだろう

さて、ブガッティはチェントディエチを10台のみ限定にて発売していますが、今回その1台目が晴れて完成したと発表。

このチェントディエチは「ブガッティ創業者、エットーレ・ブガッティ生誕110周年」の折に発売されたブガッティEB110へのオマージュであり、チェントディエチとはイタリア語で「110」を表しますが、今回の110は「ブガッティ創業110周年」を意味しています。

なお、EB110を生産したブガッティは現在のブガッティとは異なる法人であり(EB110はイタリアのアウトモビリ・ブガッティ、チェントディエチはフランスのブガッティ・オトモビル)、しかしこのチェントディエチはそういった垣根を超えた、ブガッティの伝統を祝うモデルということになりますね。

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このチェントディエチのオーナーはブガッティEB110も所有

今回お披露目された「1台目の」ブガッティ・チェントディエチのオーナーは、ブルーのEB110 GTを所有するといい、今回オーダーしたチェントディエチはそれに合わせたカラー”EB110ブルー”を持つということに。

なお、ホイールにもこだわりが反映され、こちらもEB110に用いらた「EB110 スポーツシルバー」にペイントされています。※一緒に映っているブガッティEB110が、このチェントディエチのオーナーが所有する個体なのかもしれない

チェントディエチはブガッティ創業110周年となる2019年、カリフォルニアのモントレー・カー・ウィーク・アット・ザ・クエイルで発表されたハイパーカーであり、ベースとなるのはもちろんシロン。

ただしその8リッターW16エンジンは1600馬力へとパワーアップされ、0-100km/h加速は2.4秒、最高速は380km/hというスペックを誇ります。

ブガッティは「一つのクルマにハンドリングと最高速を同居させることは難しい」とし、シロンにおいてはハンドリングに特化した「シロン・ピュールルポール(ピュアスポーツ)」、最高速に特化した「シロン・スーパースポーツ300+」といったモデルを発売していますが、スペックを見る限り、チェントディエチはその中間にてうまくバランスを取ったクルマであるようも思えます。

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ブガッティEB110はあまりに先進的なクルマだった

なお、オマージュ元となるブガッティEB110はこの1-2年で大きくその価値を向上させており、2022年3月5日にフロリダ州アメリア島で行われたRMサザビーズのオークションでは、極めて希少な1994年式EB110 GTプロトタイプが210万ドルという新記録にて落札されていますが、これに先立つ2月2日にはパリのRMサザビーズ・オークションにおいて、1994年式のEB110 GT(グレーメタリック)が180万5000ユーロという記録を打ち立て、その24時間後に開催されたボナムズのセールでは、ブルーの1996年型EB110GTが1,817,000ユーロで落札されるなど、出品される都度落札価格の記録を塗り替えるといった事態となっています。

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現在のブガッティは「ターボエンジンをミドシップマウントし、4輪を駆動する」というパッケージングを持つものの、これはブガッティが昔から採用していたものではなく、EB110にてはじめてブガッティに取り入れられたもの。

そして現代のブガッティもそのレイアウトを引き継いでいるということになり、それだけ優れた構造を(1991年)当時から持っていたという先進性が再評価されているのかもしれません。

参考までに、EB110を製作したのはパオロ・スタンツァーニ、マルチェロ・ガンディーニといった、ランボルギーニ・カウンタックの開発における中心人物で、そこにオラチオ・パガーニ含む、のちのスーパーカー界における「重鎮」とも言える人々が大きく関わっており、その意味でもブガッティEB110は「スーパーカーの歴史そのもの」を凝縮した存在だとも考えることが可能です。

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ブガッティ・オトモビルCEO、クリストフ・ピオション氏によれば、「私たちモルツハイムから送り出されるブガッティは、ブガッティ最新の少数精鋭モデル「チェントディエチ」第一号車を完成させ、納車できたことを誇りに思います。このチェントディエチは、エットーレ・ブガッティが110年に渡って築き上げてきた、卓越したデザインとパフォーマンスの系譜を受け継ぎながら、ブガッティの近年の歴史の記憶を蘇らせるものです。かつてイタリアのロマーノ・アルティオリによって製作されたEB110は、1998年のブガッティ再興への重要な道筋となりました。2年にわたる絶え間ない開発の末、私たちはチェントディエチを、お客様がブガッティの全モデルに期待する水準にまで磨き上げました。ブガッティのデザイナーとエンジニアは、ブガッティの量産車と同じように、数少ないオフモデルにも情熱と完璧を求める気持ちを注いでいるのです」とコメントしています。

ブガッティ・チェントディエチのインテリアも「EB110オマージュ」

そして今回納車されるチェントディエチのインテリアもまた「EB110オマージュ」。

EB110にて採用されていたキルティング(これもブガッティとしてはEB110で初採用)などからインスピレーションを受けつつ、現代のハイパーカーにふさわしいデザインへと刷新した、と紹介されています。

このキルティングについて、よく見ないとわからないのですが、たとえばシートのセンターとサイドは異なるパネルで構成されるものの、キルティングのパターンは「連続」していて、このシームレスなデザインを完成させるため、ブガッティは丸一日をかけたのだそう(ドアとダッシュボードのキルティングも”連続”している)。

そして当時のスーパーカーを強くイメージしたのか、当時一般的だった「ステッチやカーペットを含めて全部同系色を採用する」という手法が用いられており、これは現代の「コントラストカラー」重視のスーパーカーやハイパーカーのインテリアとはまた異なる部分ですね。

ちなみにチェントディエチのインテリアを仕上げるには16週間を要する、とされています。

ブガッティが「生産・納車1台目の」チェントディエチを紹介する動画はこちら

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参照:Bugatti

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