ブガッティがハイパーカーならぬ「ハイパー金庫」発売！ブガッティの過去や現代のクルマにインスピレーションを受けた特別な金庫を25台3種にて限定発売

2022/12/11 2022/12/10

｜　ブガッティのオーナーであれば実用品としての金庫を求める人も少なくなさそう　｜

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気になるのは値段だが、それは知らないほうがいいだろう

さて、ブガッティはシャンパン、腕時計、スポーツウェア、ビリヤード台、はては髭剃りまで様々な製品とのコラボレーションを行っていますが、今回はハイパーカーならぬ「ハイパー金庫」を発売する、と発表。

これはドイツのBuben&Zorweg（ブーベン＆ゾルヴェグ）とのパートナーシップによって生み出されたもので、ブガッティの過去モデルにヒントを得たレトロなルックスを持っていることが特徴です。

ブガッティ・インターナショナルのマネージング・ディレクターによれば、「Buben&Zorwegは、ユニークな傑作を創り出すという当社の理念を共有しています。1年半以上にわたって彼らのチームと密接に協力し、両ブランドの精神を体現する限定版の高セキュリティ金庫を開発しました。時代を超越したデザイン、究極のクラフトマンシップ、限界を超える技術がここにあるのです」。

ブガッティのハイパー金庫はこんな製品

この新しい金庫は「Buben&Zorweg フォー・ブガッティ・ハイパーセーフ・コレクション」と命名されており、ブガッティのハイパースポーツカーと密接に結びついたビジュアルアイデンティティを特徴としています。

金庫の両側には、シロンのボディサイドを飾るブガッティのシグネチャーである”Cライン”からインスピレーションを得たアンビエント照明（カラーコントロール、調光可能）が搭載済み。

また、金庫の上部には、タイプ57アトランティックを想起させるシャークテールラインがあり、このモチーフはシロンを含め、今日のブガッティデザインに受け継がれているものですね。

この金庫の扉は、高強度スチールのコアと、ブガッティのモダンハイパースポーツカーのように様々な色調を持つカーボンファイバーの表面で構成されており、これらは完全にこのブガッティ・ハイパーセーフ専用の構造です。

ハイパーセーフコレクションの正面を飾る4つのステンレススチール製エレメントは、この製品のために特別にデザインされており、とくにハンドルは、スタイルと使いやすさを追求した形状を持っており、ブガッティの「形は性能に従う」という信条を反映していて、完成までに3,000工程以上のフライス加工を必要とする、とのこと。

これらのステンレススチール製部品は、ハイパーセーフコレクション全体に使用されているものと同様のLAPコーティング（Light-Arch-Protection Coating）で仕上げられ、より弾力性があり傷に強くなっているようですね。

ブガッティ「ハイパー金庫」は3種類

ハイパーセーフコレクションには、3種類のオーダーメイドが用意されており（それぞれ25台の限定生産）、「ハイパーライト（Hyper Light）」モデルは、パールベージュとシャドーグレーのナパレザーと、ストーンマット仕上げのLAPコーティング、ライトスーパーコンポジットファイバーのドアを組み合わせています。

一方、「ハイパーダーク（Hyper Dark）」モデルは、モカブラウンとパウダーグレイのナパレザーに加え、カッパー・マット仕上げのLAPコーティング、ダークハイテクカーボンファイバー製のセーフティドアという組み合わせ。

最後の「ハイパートラック（Hyper Track）」は、ブガッティのDNAを最も純粋な形で表現したモデルであり、フロント、サイド、トップにはブラックのハイテクカーボンファイバーが使用され、ブガッティの「フレンチレーシングブルー」を彷彿させるペースブルーのナパレザーとが組み合わされており、LAPコーティングはオニキスマット仕上げ、そして金庫の扉はトラックハイテクカーボンファイバー製。

Buben&ZorwegのCEOで、フローリアン・フォン・ブルッハ氏によると、「ハイパーセーフの分野で世界初となる様々な要素を盛り込んだ、他に類を見ない傑作コレクションを作り上げるために、当社の専門チームはたゆまぬ努力を続けてきました。現状に疑問を持ち、白紙の上に一本の線を引くことから始め、独自のクラスを創造することを念頭に置いたとき、エンジニアリングとクラフトマンシップとが融合する傑作がついに現実のものとなり、これはまさに魔法のような瞬間なのです」。