ボクがそのデザインを評価するシトロエンより新型「バサルト」公開。「5ドアとSUVの利点をすべて備え、玄武岩のように”時代を超越した素材を表現”

｜　シトロエンはそのデザインを大きく変更しつつあり、バサルトはそのひとつの方向性でもある　｜

今後、こういった「クロスオーバー風5ドアセダン」は一つの流行となるのかも

さて、シトロエンがインドと南米に向けた新型クーペSUV「バサルト・ヴィジョン」を発表。※現段階では「ヴィジョン」と名のつくコンセプトカーではあるが、ほぼこのまま市販されるものと思われる

なお、シトロエンは「C3」「C4」などアルファベットと数字との組み合わせによるネーミングを採用することが多く、よってこの「バサルト（玄武岩）」という車名はちょっと新鮮。

ちなみに「カクタス」という”例外”も存在しますが、これはカクタスにて新しく取り入れたデザイン（と機能）であるエアバンプの働きを示すもので、一部の「トゲを飛ばして身を守るサボテン（カクタス）」をイメージしたもの。

シトロン・バサルト・ビジョンはこんなクルマ

そしてこのシトロエン・バサルト・ヴィジョンにつき、同社は「パワフルでスタイリッシュ、クーペの流動性とダイナミズム、高級SUVのメリットと堅牢性、そして5ドアサルーンのバランスと車内スペースを組み合わせた」と表現。

インドと南米向けといえども本社が直接関与して開発され、さらには現地チームの協力によって高い商品性が付与されることとなっていますが、2024年に市場投入されるであろうことについてもアナウンスされています。

シトロエンの国際的成長を促進するために設計された（C3 および C3 エアクロスに続く）プログラムの第3弾を発表できることを嬉しく思います。 私たちのチームは、大胆なデザイン、車内空間、独特の車内快適性を醸し出すSUVクーペの革新的なビジョンを今後数か月以内に実現することに強く取り組んでいます。 現地で開発、生産されたバサルト・ヴィジョンは、多くの顧客にアピールし、主要市場での地位を強化すると確信しています。 今年の半ばにそれについて詳しくお知らせできるのが待ちきれません。

ティエリー・コスカス – シトロエン CEO

シトロエンによれば、このバサルト＝玄武岩という名称を採用したのは「玄武岩が堅牢さと静けさの源であるため」。

玄武岩は地球のエネルギーから生まれた火山岩であり、バサルトは玄武岩のように”耐久性と時代を超越した素材によって表される堅牢さと静けさ”を約束すると述べており、耐久性と信頼性でオーナーを安心させ、クルマの中でリラックスできる環境を提供する、とも。

ボディ形状は近年の欧州で人気化しつつある「5ドアセダン」あるいは「クロスオーバーセダン」ともいうべきもので、ちょうどクラウンクロスオーバーのようなイメージですね。

実際のところ、シトロエンはバサルト・ビジョンについて5ドアサルーンの利点をすべて備えたSUV ーペだと述べており、地上高が高くなったことで車両への乗り降りが容易になり、フロント、リアの保護シールドとサイドガードを組み合わせることで安全性と安心感を提供し、困難な運転条件にも落ち着いて取り組むことができるように配慮している、とのこと。

All-New Citroën Basalt Vision - Citroën’s bold vision of the first compact SUV Coupé for South America and India.
Inspired by the robust and timeless volcanic rock, All-New Citroën Basalt Vision is the promise of a reliable and enduring vehicle with an unrivalled on-board comfort pic.twitter.com/6FepbtM6jo

— Citroën (@Citroen) March 27, 2024

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参照：Citroen