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新型BMW X3 M/X4 M発表!パフォーマンスはマカンターボ以上、ステルヴィオ・クアドリフォリオに真っ向から勝負を挑む

2019/02/13

エンジン出力は510馬力、0-100キロ加速は4秒フラット

BMWが先般よりティーザーキャンペーンを行っていたSUVのMモデル、「X3 M」と「X4 M」。
今回そのペアが発表され、「期待以上」の内容となっています。

まず、エンジンは両方とも共通で、”ベーシックな”X3 MとX4 Mでは3リッター直6ターボから473馬力を発生。

さらに驚かされるのは両方に「コンペティション」が設定されること。
その結果、X3 M コンペティション、X4 Mコンペティションではエンジンは同一ながらもチューン違いにて503馬力を発生することになり、0-100キロ加速は「4秒フラット」。

この「4秒フラット」というのはポルシェ718ケイマン/ボクスターGTSの4.6秒、911カレラTの4.2秒よりも速く、つまり「とんでもない俊足SUV」ということもあわかります(マカン・ターボは4.6秒、カイエン・ターボは4.1秒)。

なお、最高速は紳士協定によって時速250キロに制限されるものの、例によって「Mドライバーズ・パッケージ」を装着すれば「X3 M/X4 M」では時速280キロ、「X3 Mコンペティション/X4 Mコンペティション」では時速285キロにまで引き上げが可能(完全にリミッターを解除できるわけではない)。

トランスミッションはM3 M/X4 M、そしてコンペティションであっても8速ATのみ、駆動方式はxDrive(4WD)のみ。

これに近い性能を持つクルマとしては「アルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ」があり、こちらは2.9リッターV6ツインターボから510馬力を発生し、0-100キロ加速は3.8秒、最高速度は285km/h。
この数字を見るに、BMWはアルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオに直接ぶつけてきた、とも考えられます。

BMW X3 M/X4 Mはドライブモードによって「FR」にも変身可能

このBMW X3 M、そしてX4 Mの大きな特徴としてはドライブモード「M xDrive」で、これによって駆動力をすべて後輪に振り分けることが可能ということ。

すでもM5でも同じみの機構ではありますが、これによってSUVながらも「ドリフト」が可能になると思われます(ドリフトモードの有無には触れられていない)。

加えてパワーの向上に伴い、ボディには多くの補強パーツが投入されることになるほかサスペンションも強化され、「コンペティション」ではさらに足回りが固められることに(ダンパー自体は”アダプティブ”となり、コンフォート/スポーツ/スポーツ+の3モードを備える)。

もちろんブレーキも強化されてディスク直径はフロントで15.6インチ、リアでは14.6インチ。
ホイールは20インチの専用デザインが与えられています(”コンペティション”では21インチサイズ)。

エクステリアにおいては「M」モデルの文法通りアグレッシブな前後バンパーが与えられ、キドニーグリル他パーツがグロスブラックに。
ドアミラー形状も専用デザインとなっていますね。

ボディカラーは新設定の「トロントレッドメタリック」、Mモデル専用として「ドニントングレーメタリック」を含む7色が選択可能、とアナウンスされています。

BMW M3 M/X4 Mのインテリアはこうなっている

もちろんX3 M、X4 Mのインテリアも大きくアップグレードが施され、シートはMモデル専用形状に。
シートの表皮についてはここ最近のBMWで大きな変化が見られる部分で、X7や8シリーズあたりからこういったパンチング、ステッチを用いた立体的なデザインが増加中。

シートベルトにも「Mカラー」のステッチが入り、センターコンソール他にはカーボンファイバーが用いられるなど「Mモデル」ならではの意匠も。

そして最近BMWが積極的に採り入れているのが「光るロゴ」。

メーターの表示もMモデル専用のものへと変更。
ステアリングホイールのステッチも「Mカラー」を採用しています。

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