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【動画】BMWが「職人いらず、コンピューター入力にて自由にボディ上にグラフィックを描くことができる」インクジェット技術を開発!現在M4でテスト中、2022年には実用化

2021/10/04

BMWが「職人いらず、コンピューター入力にて自由にボディ上にグラフィックを描くことができる」インクジェット技術を開発!現在M4でテスト中、2022年には実用化

| そのコストはともかく、この技術は画期的だと言っていい |

今後、様々なデザインが可能となることを期待したい

さて、BMWが「環境にも自動車愛好家にもメリットのある」新しい塗装方法を開発したと発表。

これはEcoPaintJet Proと呼ばれ、より正確に塗料を塗布することができるようになったもので、従来の「塗料を霧状にして噴射するペイントガン」ではなく、そのかわりに「ジェット噴射によって塗料を付着させる」方法を採用したもの。

これによってマスキングを要さず、オーバースプレーを発生させないため、ツートンカラーなどの複雑なデザインの車両も、より早く、より安価に塗装することが可能となっています。

加えて「余分な塗料」が発生しないために環境にも優しく、まさに画期的なペイントだと言えるかもしれません。

BMWは昔から塗料と環境にはこだわってきたが

なおBMWは塗装方法や環境に対しては比較的強い関心を持っていて、自動車業界では早い段階から水性塗料やパウダーコートを取り入れており、そして今回もまた新しい手法を導入するということになりそうです。

この新しいプロセスではオリフィスプレートを使用することで、1mmから約50mm(0.039~2インチ)の間でペイント幅を変えることができ、高いエッジ定義を実現しています。

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まずはこんな感じで「線」を描き・・・。

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その後に線の中を塗ってゆきます。

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マスキングが不要なのはもちろん、「正確極まりない」塗装が可能となるわけですね。

その再現性は「事実上、無限」

そしてBMWによると、その再現性は「実質的に無限」だといい、というのも、ボディパネルを手作業でマスキングする必要がなく、コンピューターにデザインを入力すれば、インクジェットプリンターのようにボディパネルにペイントすることができるため(ただし複数カラーに対応できるかどうかには言及されていない)。

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さらにBMWは「塗装や作業にかかる時間を短縮することでコストを削減し、パーソナライズされたデザインをより広く提供できるようになった」と自信を見せ、「塗料の使用量が減り廃棄物も減ったうえ、空気の量も少なくて済むため、塗装工場では空気を圧縮する必要がなく、電力を節約することが可能」なことにも触れており、この新しいプロセスによって、実際に約6,000メガワット時の電力を節約し、塗装工場の二酸化炭素排出量を年間約2,000トン削減できると見積もっている模様。

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現在、BMWはまずM4にてテストを行っており、その後2022年に本格導入する予定だとしていますが、BMW AGの生産部門責任者であるミラン・ネデリコヴィッチ氏によると、「私たちは、最高水準の効率性、持続可能性、デジタル化を生産に求めています。このスマートな塗装技術は、革新的な生産プロセスの要件をすべて満たしており、顧客に独自のメリットも提供しています」とのこと。

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BMWが新しい塗装技術を紹介する動画はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=TENdqqyv2YU

参照:Unsolicited Opinions

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