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メルセデス史上最高出力を持つ「AMG GT 63S」をブラバスがチューン。そしてブラバス史上最強の「ブラバス800」誕生

2019/06/24

| もはやパワーウォーズはとどまるところを知らない |

メルセデスAMG GT63 Sは630馬力を発生しますが、これは「メルセデス史上最高出力」を誇るハイパフォーマンスサルーン。※AMG ONEを除く

そして今回ブラバス(BRABUS)が発表したのが「この最強モデルをさらにパワーアップさせた」ブラバス800。
その名の通り出力は800馬力と言いたいところですが、実際の出力は「789HP」。
それでも最強モデルから「さらに159馬力」もの向上を果たしていて、これはまさに驚きとしかいいようがありません。

トルクはついに「4ケタ」

なお、驚かされるのはその馬力だけではなく、1,000Nmにも達した「トルク」。
このトルクはまさに規格外としか言いようがなく、このトルク、そして馬力によって0−100キロ加速は2.9秒というスーパーカーも驚きのレベルに到達しています(ノーマルでも3.2秒をマークしており、これはランボルギーニ・ウラカンと同じ数字)。

最高速度はリミッターによって315km/hに制限されているそうですが、リミッターがなければ「どこまでも」スピードが出そうですね。

なお、ブラバスがこの出力を実現するには相応のチューニングメニューを消化しており、ターボチャージャーの変更、ECU打ち換え、そしてエキゾーストシステムの変更等などが挙げられています。

もちろんそのパフォーマンスに見合うべく外観もアップデートされ、カーボンファイバーにて整形されたフロントスポイラーにリアディフューザー、そしてエアインテークガイドが装着に。

そしてこれらエアロパーツは風洞実験にて効果が立証されている、とのこと。

そのほかエンブレム類もブラックそへとペイントされ(馬力表示はレッド)、全体的にぐっと落ち着いた印象を醸し出しているようです(ブレーキキャリパーのブロンズカラーが渋い)。

ちなみに車高は25ミリダウン。

装着されるホイールはフロント21インチ、リア22インチ。
グロスブラックにダイヤモンドカットが施されたゴージャスなデザインを持っています。

パナメリカーナ・グリルもブラックに。
ここまでブラックを多用しながらも「(さほど)下品になっていない」のはブラバスならではですね。

テールパイプはチタン、そしてカーボン製スリーブ。
内側にはリブが見えますね。

エンジンカバーはカーボンファイバーにレッドのアクセント。
ブラバスはこのあたりの見せ方が非常にうまく、外装のフィニッシュともども高い完成度を持っています。

インテリアについてもエクステリアに負けず劣らずクオリティが高く、レザーとアルカンタラ、カーボンファイバーをふんだんに使用。
レザー部分にはパーフォレイト(穴あき)やコントラストステッチが採用され、より質感を高めています。

なお、この「ブラバス800」については、コンプリートカーをブラバスから購入するほか、自分のAMG GT 63Sをブラバスに送り、それを「ブラバス800」に仕上げてもらうこともできるようですね。

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