| なお、メルセデス・ベンツGクラス(ゲレンデ)オーナーは「成功した経営者男子」という印象 |
さて、現在クラッシー(CLASSY.)にて連載中のコンテンツ、「車別デートコーデ図鑑」。
これは女性目線からの記事なので、「デートコーデ」といってもぼくらメンズの話ではなく、「隣に乗る女子がどういった服を着ればいいか」という構成となっています。
なお、このコンテンツは対談形式で進められており、登場するのは「恋愛市場を勝ち抜いてきた百戦錬磨の港区女子」なので、そこは予め含んでおく必要がありそう。
港区女子はポルシェのオーナーにこんなイメージを抱いている
「車別デートコーデ図鑑」最新号は「ポルシェ911カレラ」。
この記事によると、港区女子がポルシェ男子について抱くイメージは下記の通り。
ポルシェ男子は港区女子の目にこう映っている
- とにかく品が良くて優しい
- 大手造船会社とか実業家一族が多い
- 良家特有の、独特の余裕がある
- 良識のある人が多い
- 街乗りでもブレーキが優しい
- 首都高の車線変更も品よく丁寧
- 無駄なブレーキやGの揺れをかけない
- 相手をがっかりさせない高感度を持つ
- どんなシーンにも馴染むファッションを心がけていそう
- エストネーションのセットアップ着てそう
- 腕時計はパテック・フィリップ
- モータースポーツ趣味の人も多い
- 基本的に女性を大切にしてくれる素敵男子
どうですか皆さん?
たしかに「当てはまる」ポルシェオーナーも多いものの、特定の人が(対談に登場する女子に対する)イメージを形成しているのかもしれません。
ちなみに記事中には「G(Gフォース)」や「カレラ」という言葉も出てくるのですが、ぼくはついぞそういった言葉を口にする女性に出会ったことはなく、しかしこれはドライブデートに出かけたポルシェ男子が熱くウンチクを語り、それが記憶に残っているのでしょうね(ぼくもついつい語ってしまうけど)。
ただ、そういった属人性を抜きにしても、「こういった見方もあるのか」と感じさせてくれる、非常に興味深い記事だと思います。
ポルシェ911カレラの隣に乗るならこんなファッション
そしてこちらがポルシェ911カレラの助手席に乗るならというファッション。
「キレイめカジュアルにさりげなくブランドを効かせて」「シワになりにくいワンピース」「(クルマにキズをつけないよう)バックルや金具が少ないバッグ」「トレンド感よりもコンサバ感」というところを挙げていますが、たしかに「金具が少ないバッグ」はありがたいかもしれません(それでも、ドア開閉時には指輪でドアノブが傷つくけれど)。
ぼくが(本ブログを見てくれている、統計上16%の女性に対して)アドバイスを贈るとすれば、「タイトでピチピチ(で伸縮性の無い)」なスカートやパンツは避けたほうがいい、と思います。
というのもシートの着座位置が低く、けっこう腰を落としてクルマに乗り込む必要があるためで、その際に「生地がつっぱる」ような衣類は避けたほうが乗り降りしやすい(スマートに乗降できる)、ということですね。
なお、男子目線からすると、あまりクルマに詳しかったり、高級車に慣れていると、「前の彼氏」の影もチラホラ見えてくるので、そこはホドホドにしたほうがいいかもしれません。
メルセデス・ベンツGクラスのオーナーはこんなイメージ
そしてその前の記事だと、登場するのはメルセデス・ベンツGクラス。
Gクラスは日本で非常に人気がある車種で(従来型Gクラスが一番売れていたのは日本だという)、ほかのメルセデス・ベンツとは異なりユーザー層が非常に若いということが統計からも明らかになっています。
そして港区女子がメルセデス・ベンツGクラス乗りに抱くのはこんなイメージであるようです。
港区女子の捉えた「メルセデス・ベンツGクラス乗り」のイメージ
- ”クルマと東京男子”というと外せないモデル
- 実際のアウトドア男子はいない
- 他のベンツより若くてオシャレな男子が乗っている
- バレンシアガやグッチなどの「ロゴ入り」をよく着ている
- スポーツ大好き
- 細マッチョ
- EDM系の洋楽を聞いてそう
- 超高給サラリーマンや若手実業家が乗ってる
- 成功した経営者男子が乗ってる
こちらもやはり「わかる」という部分があるものの、「ベンツエンブレムを黒にカスタム」「マットカラーは納車1年待ち」というマニアックな話が出てきて、とうてい女性の会話だとは思えないものの、これもやはりドライブデートに一緒に出かけた男子から聞いたのだと考えると納得です(そう考えると、対談に登場している女子が、エア男子ではなくGクラス乗りのリアル男子とデートした経験者だということもわかる。こういった話は、女性間だとマウントを取れるのかもしれない)。
なお、記事ではGクラスのことを「ゲレンデ」と表記していますが、おそらくはこれが世間一般の認識だと考えたほうが良さそう(もちろん編集部も”わかった”上でGクラスではなくゲレンデと表記しているようだ)。
現実的な話だと、メルセデス・ベンツは1993年に「ゲレンデヴァーゲン」から「Gクラス」へと呼称を改めていますが、今でも「ゲレンデ」と呼ばれるのはそれだけ強いインパクトを昔から放ってきたということなのでしょうね(もちろんGクラスのGは”ゲレンデ”のG)。
加えて、日本だと「ゲレンデ」はスキーリゾートを連想させるので、なおのことゲレンデという言葉と、王者の風格を漂わせるGクラス、セレブっぽいイメージのあるGクラスの印象がマッチするのかもしれません(ただしドイツ語で「ゲレンデ」は「土地」「山野」という意味)。
そしてここ最近芸能人が公開する「愛車動画」ではGクラスがよく見られるものの、ここでも「ゲレンデ」と紹介されることが多く、若い世代にとっても「Gクラス」よりも「ゲレンデ」のほうが伝わりやすいのでしょうね。
メルセデス・ベンツGクラスの隣に乗るならこんなファッション
そしてCLASSY.おすすめの「メルセデス・ベンツGクラス(ゲレンデ)」の助手席に乗るなら、というのがこのファッション。
「車高があるので絶対パンツ」「ヒールはマスト」「バッグはロエベ」。
上に挙げたゲレンデのオーナー像とはちょっと違う路線ではあるものの、「ゲレンデ男子は、”自営業だからビジネスでもカジュアル着ちゃうヤンチャなオレ”を演出する割には”女子にはキレイめファッションを着て欲しい”」と思う傾向があるという深い考察がなされており、こちらも「ナルホドな・・・」と思わされます。
今後どこまでこのシリーズが続くのかはわかりませんが、ぼくとしては「フェラーリ」「ランボルギーニ」「アルファロメオ」「レクサス」「トヨタ(とくにプリウス)」についての、”女性から見たオーナー像”解釈を読んでみたい、という気がしています。
参照:CLASSY.