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めったに売り物が出ない「RWBポルシェ」が中古市場に。巨大リアフェンダーにダックテール

2018/10/20

| RWBポルシェが販売中。価格は「ASK」 |

RWB(Rauh Welt Begriff=ラウヴェルト ベグリッフ)ポルシェの一台が中古市場に登場。
これは2015年に製作されたもので、2015年、2016年のSEMAにも展示されたもの。
なお価格は「ASK」となっています。

RWBとは中井啓氏の主宰するチューニングカーメーカーで、顧客からの依頼があれば顧客のもとへと赴き、どんな仕様にしたいかをヒアリングしたうえで、それぞれの好みにあわせ「世界で一台の」ポルシェを製作しています。

今回販売されているのは964世代の911をベースにしたものとなりますが、それを前の世代へと「先祖がえり」させたディティールが特徴。
ただしオーバーフェンダーはじめ独特なエアロパーツは健在で、これらは「15ピース」で構成されており、とくにリアフェンダーが画像の通り「異常なまでの幅広」に。

RWBポルシェの外観/エンジンはこんな感じ

ネオクラシックポルシェのカスタムというとジンガーが有名ですが、RWBはジンガーほどの繊細な芸術性は追求せず、むしろ荒削りなスタイルがその魅力。

この911についてはクラシカルなウインカー(901風)やボンネットロック等を採用しながらも、今っぽいプロジェクターユニットを持つバイキセノン・ヘッドライトを装備するなど独特のルックスが特徴。

さらにはヘッドライトのハウジング、ケース、そしてフロントリップやホイールなどをブラックに変更することでメリハリの利いた外観に(ポルシェクレスト=エンブレムもダーク仕上げ)。

リアだと70年代風のバンパー、そして巨大なダックテールが目を引きます。
ホイールのリムは異常に深く、リアタイヤの幅も相当なもの。

なおブレーキは993世代の911ターボ用ブレンボ(前後とも)にドリルドローター、そしてサスペンションはKW製。

エンジンは3.6リッター・フラットシックスで、これにBismoto製のターボキットを装着。
出力は一気に400馬力にまで向上している、とのこと。
なおエンジンはいったんバラされてベアリングなどが交換され、ピストン等可動部には軽量パーツを投入しているようですね(かなりシャープなレスポンスが得られると想像)。

フロントトランクの内張りは剥がされ、ストラットタワーバーが装着され、ボディ剛性を高めています。

RWBポルシェのインテリアはこうなっている

このRWBポルシェのインテリアはまさに質実剛健。
ステアリングホイールはMOMO製で、MOMOのロゴ、センターマークはレッド。
そしてホーンボタンはRWB専用品で、スポークには中井啓氏のサイン入りですね。

ダッシュボードのアンダー、シート、ドア内張りなどはレッドのタータンチェック。

そっけないようにも感じるインテリアですが、しっかり「レッドとブラックに」統一され、ボディ外観とのバランスを保っています。

なおシートはMOMO「スーパーカップ」、後席シートは取り外され、代わりにロールケージが装着されることに。

ダッシュボードにもやはり中井啓氏のサイン入り。

VIA:Forgester

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