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ポルシェ「現代では法律がクルマの寿命を左右する」。2025年施行のユーロ7に適応できず、稼ぎ頭の(ガソリンエンジン版)マカンが2024年に販売終了となる可能性

2021/09/24

ポルシェ「現代では法律がクルマの寿命を左右する」。2025年施行のユーロ7に適応できず、稼ぎ頭の(ガソリンエンジン版)マカンが2024年に販売終了となる可能性

| これも時代の流れだと考えるとやむを得ない |

マカンはつい先日、フェイスリフトモデルが発表されたばかりだったが

さて、ポルシェにてマカンのプロダクトラインを管理するセバスチャン・シュタイガー氏によると、「ガソリンエンジンを積むマカンの寿命はあと3年ほどだろう」。

つまり2024年にはマカンのガソリンモデルが販売終了になってしまう、ということになりそうです。

2021年の上半期だと、マカンは4万3628台を売り、カイエンの4万4050台に次いで「ポルシェでは2番めに売れているモデル」となっていますが、それでも販売終了の可能性が示唆されているのは「年々厳しくなってゆく排ガス規制に対応できないから」、とのこと。

一方、「ピュアエレクトリック」マカンは2023年に発売の予定

なお、セバスチャン・シュタイガー氏は「まだ最終決定がなされたわけではない」と語りつつ、しかし「法律が車の寿命に大きな影響を与える」とも述べており、2024年に販売が終了するということは、2025年に施行されるユーロ7にマカンを対応させることが難しい、ということになりそうです。

現在マカンには「ハイブリッド」モデルが存在せず、これはちょっと不思議なところではありますが(車体やパワートレーンを共有するアウディは”ハイブリッド”をラインアップしている)、とにかくポルシェはマカンをハイブリッド化する意思がないことは明らかで、そのためマカンは規制によって販売できなくなるのでしょうね。

そして一方、「金のなる木」であるマカンについてはカイエンよりも一足先にピュアエレクトリック化されることが決定しており、2022年の早い段階で発表され、その後2023年に発売が開始される、とも。

こちらについてはさほど情報はなく、しかしポルシェとアウディとが共同にて開発したプラットフォーム「PPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)」を採用するものと思われ、アウディではエレクトリック・マカンの兄弟車をQ6 E-tronとして発売すると言われます。

ポルシェは以前に「(ガソリンエンジン版の)マカンと、エレクトリック・マカンとをしばらく併売する」とコメントしていましたが、その併売期間はこのままだとわずか1年にとどまるということになり、その間にポルシェはうまくマカンをピュアエレクトリックへと移行させる必要が出てきそうです。

そして、そうなるとマカンは「ポルシェにとって、はじめてガソリンからエレクトリックへと移行したクルマ」となり、ここはタイカンとも大きく異る部分。

なお、エレクトリック・マカンには「クーペ」「ロングホイールベース」の2モデルが追加されるといい、現行マカンとはやや異なる性質のラインアップとなるのかもしれません。

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参照:Autocar

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