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ポルシェが「将来的なワンメイクレースに使用する」718ケイマンGT4 eパフォーマンスを公開!最大1000馬力以上、カレラカップと同じ「30分」のレースを完走可能

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ポルシェが「将来的なワンメイクレースに使用する」718ケイマンGT4 eパフォーマンスを公開!最大1000馬力以上、カレラカップと同じ「30分」のレースを完走可能

| 想定よりも速いペースでポルシェはモータースポーツの電動化を進めている |

自動車業界の中でも最もアグレッシブな「2030年にカーボンフリー、EV販売比率80%」を目指す

さて、ポルシェが「718ケイマンGT4 ePerformance」を公開。

これは718ケイマンGT4クラブスポーツの車体へとミッションRのエレクトリックコンポーネントを移植したもので、ミッションRと同じく前後アクスル(車軸)に1つづつエレクトリックモーターを搭載し、クオリファイモードでは735kW(1,000PS)以上、レース本戦では450kW(612PS)の出力を発生します。

なお、ポルシェは少し前に「実走可能なプロトタイプを作成中」とアナウンスしており、そしてそのプロトタイプが今回公開された718ケイマンGT4 eパフォーマンスということになりそうですが、満充電を行えば、カレラカップのレースに相当する30分間”全開走行”ができるといい、そのラップタイムは現在カレラカップに使用されているレーシングカー、911GT3 CUPとほぼ同等と発表されています。

将来的には718ケイマンGT4 eパフォーマンスによるワンメイクレースの開催も

ポルシェは「ミッションR」発表時、これをカスタマーレーシングカーとして想定していると述べ、実際にそれに向けて着実に進んでいると見え、GTレース車両プロジェクトマネージャーのマティアス・ショルツ氏によれば「我々は昨年、ミッションR にて、ポルシェが将来的に描く持続可能なカスタマーモーターレースの姿を示しました。718ケイマン GT4 eパフォーマンスは、このビジョンがサーキットで見事に機能することを証明しています。電気自動車によるワンメイクカップは、私たちの既存のカスタマー・レーシング・プログラムに重要な追加要素となるでしょう」とコメント。※ポルシェは2030年までにバリューチェーンとライフサイクル全体でCO2ニュートラルとなることを目指しており、市販車においてもEV比率を80%以上にする目標を掲げている

ちなみに(コンセプトカーとしての)ミッションRも実際に走行が可能であったものの、当時は最高速度が130km/h程度に抑えられており、しかし718ケイマンGT4 eパフォーマンスでは「リミッターなし」での走行が可能となっていて、わずか数ヶ月の間に大きな進歩があったことも伺えます。

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718ケイマンGT4 eパフォーマンスの完全電気駆動システムにつき、上述の通りミッションR譲りとなりますが、これは永久磁石式同期機(PESM)をベースにしており、ポルシェが開発したeモーターとバッテリーパックの直接油冷は、熱による性能劣化を最小限に抑えることが可能だとされています。

プロジェクトマネージャーのビョルン・フェルスター氏によれば「油冷の統合は、車両コンセプトに大きな影響を与えました。空力や熱力学の専門家、高電圧や車体構造の専門家とともに、開発チームは、熱による出力低下を避けるため、バッテリーセルの能力を最大限に引き出すアーキテクチャを新しく作り上げました。これにより、レースモードでの出力は30分間一定に保つことが可能となりました」とのことで、とにかくモータースポーツという過酷な環境においても「安定すること」を目指したのだということがわかります。

さらに充電システムはタイカンの800ボルトから900ボルトに引き上げられ、約15分で5%から80%までのチャージが可能となっていますが、ポルシェはこういった「極限状態」に耐えうるシステムを(ガソリン車時代から)開発し、それを市販車にフィードバックするために「高い信頼性」を誇るのでしょうね。

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718ケイマンGT4 eパフォーマンスのボディは14センチ「ワイド」に

718ケイマンGT4 eパフォーマンスの車体デザインは、デザイナーを務めるグラント・ラーソン氏の指揮のもと進められ、718ケイマンGT4クラブスポーツよりも14センチ幅広となったほか、約6,000点のパーツを一から設計することに。

ボディパネルには天然繊維の複合素材(718ケイマンGT4クラブスポーツに初採用された、亜麻ベースの素材だと思われる)などを使用し、同等の量の合成素材を使用した場合よりもCO2排出量を少なくできるよう意図したほか、試験的にリサイクルされたカーボンファイバーも使用されている、とのこと。

もちろん拡大されたフェンダーはワイドなレーシングタイヤ(ミシュラン製の18インチ)を収めることになり、タイヤそのものについても再生素材を活用しているようですね。

なお、ボディパネルには電気がスパークする様子をイメージしたグラフィックが施され、タイヤのサイドウォールにも同様の柄が入ります。

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JUN
ボンネット上の電極が面白い!

ポルシェは718ケイマンGT4 eパフォーマンスにて「ワールドツアー」を展開

ポルシェはこの718ケイマンGT4 eパフォーマンスをグッドウッドにて一般向けに初公開するほか、ワールドワイドに「GT4 ePerformanceツアー」を展開するといい、まずはグッドウッドにて1.9キロのヒルクライムイベントへの挑戦を行うことを皮切りに、2022年8月20日にライプツィヒのポルシェファクトリーで開催されるファクトリー20周年記念イベントにて走行を行い、さらに欧州各国を巡った後の2023年初頭に北米に向かい、アジア太平洋地域にてグランドフィナーレを迎えるとのこと。

このツアーは2024年半ばまで行われるようですが、そこまで長期に渡るのは、この718ケイマンGT4 eパフォーマンスの性質を考慮してサステナビリティを重視したからで、車両の輸送が(航空機を使用せず)すべて船、列車、トラックで行われるためだと発表されています。

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最後に、718ケイマンGT4 eパフォーマンスのプロジェクトマネージャー、オリバー・シュワブ氏は「718 Cayman GT4 eパフォーマンスは、電動レーシングカーによるポルシェカスタマーレースの道を切り開くものです。その第一歩として、私達はこのコンセプトを世界中のパートナーに公開します。それと同時に、ドライバー、チーム、オーガナイザー、当局、その他の関係者と共に、将来のポルシェのレースフォーマットに関するアイデアも集めているところです」とコメント。

さらに「718ケイマンGT4 eパフォーマンスは、7つのパートナーのサポートを受けてワールドツアーに出発します。すべての関係企業は、このツアーをプラットフォームとして、ポルシェ モータースポーツとともにサステイナビリティの話題をさらに進めています。DBシェンカーは、このプロジェクトに新たに参加しますが、世界有数のグローバル・ロジスティクス・サービスを提供する会社であり、持続可能な輸送サービスに貢献しています。長年のパートナーであるエクソンモービルは、モービルブランドを通じて、レーシングカー用の冷却水と潤滑油の分野で共同開発に関わっています。スイスの高級時計メーカーであるタグ・ホイヤーは、タイミングパートナーとして、このプロジェクトやその他のポルシェ・モータースポーツ・プロジェクトをサポートしています。ポルシェ モータースポーツの長年の技術パートナーであるミシュランは、718ケイマンGT4 eパフォーマンス用に、特に持続可能なレーシングタイヤを開発しています。ファッション企業のヒューゴ・ボスは、チームのオフィシャルアウトフィッターを務めています。ドライバーとメカニック用の耐火服はスポーツライフスタイルブランドのプーマが提供し、クルーのツールはオフィシャルサプライヤーのハゼットが提供します」とも述べています。

ポルシェ718ケイマンGT4 eパフォーマンスが実際に走行する動画はこちら

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参照:Porsche, Collecting Cars

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