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目指したのはタイム向上のみ。718世代に進化した、新型ポルシェ・ケイマンGT4クラブスポーツ登場

2019/01/04

エンジンは3.8リッター・フラットシックス「自然吸気」

ポルシェが新型「718ケイマンGT4クラブスポーツ」を発表。
これまでの「ケイマンGT4クラブスポーツ」との置き換えとなるモデルで、981世代から718(982)世代へとバージョンアップした、ということになります(ケイマンGT4クラブスポーツは”GT4”クラス参戦用のレーシングカー)。

使用されるエンジンは3.8リッター・フラットシックスで出力は419馬力。
718世代に移行しても「4気筒ターボエンジン」ではなく自然吸気エンジン採用を継続しているということになりますが、出力はこれまでの385馬力から大幅アップしています。

ボディの一部には「天然素材」を使用

トランスミッションは2018年モデルのケイマンGT4クラブスポーツ同様に6速PDKを採用し、しかしながら「デュアルマス・フライホイール」が新しく採用。

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その他の特徴としては、「量産車としてはじめて、ナチュラル・ファイバー・コンポジット」素材を使用したことで、これは亜麻や麻など、植物由来の繊維を使用したもの。
新型718ケイマンGT4については、この新素材をドア、リアウイングに使用しているとのことですが、この素材の重量は「カーボンファイバーと同じくらい軽い」。

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そのため車体重量については1320キロにとどまり(ロードカーのケイマンGT4は1340キロ)、かつボディ外側や上部にあるパーツの重量が軽くなっていることを考えると、大きく運動性能が向上しているのは間違いなさそう。

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もちろんインテリアはレースに必要なもの以外は取り払われ、ロールケージそして6点式ハーネスが標準装備。

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そのほか、フロントサスペンションには911GT3カップと同じパーツを使用し、機械式LSD、レース用ブレーキシステムが与えられるのは共通ですが、今回の718ケイマンGT4クラブスポーツには2つのグレードが存在し、「トラックデイ(Trackday)」「コンペティション(Competeition)」が設定されています。

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前者はよりシンプルなエントリーモデルで、固定レート式ショックアブソーバーを持ち、エアコンやABS、スタビリティコントロール、80リッター燃料タンク、消化器を備え、価格は134,000ユーロ。

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そしてもうひとつはプロフェッショナル向けとなり、3段階調整式のショックアブソーバー、ジャッキシステム、ブレーキバランスシステム、自動消火システム、クイックリリース式ステアリングホイール、115リッター燃料タンクを装備して価格は157,000ユーロ。

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▲エンブレムはステッカーではなくて立体式

すでに新型718ケイマンGt4クラブスポーツの受注は開始されており、ポルシェ・ジャパンのサイトにも車輌情報が掲載に。
欧州での納車は2月からを予定している、とのこと。

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▲ロードカーの「ケイマンGT4」のリアアンダーもこんな感じに?

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