![テックアートがポルシェ911ターボSの「超軽量」コンプリートカー、GTストリートR フライウェイトを発表!0−100km/h加速は2.5秒](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2023/03/Porsche911-Techart-GT-Street.jpg)
| ただしその重量や価格については現時点で発表されていない |
すでに発表済みのGTストリートRのパーツの多くが「軽量版」へと置き換えられる
さて、テックアートはポルシェのチューンにかけては右に出るものはないというほどの存在であり、これまでにも数々のチューンドポルシェ、そしてコンプリートカーを発表していますが、今回はその最新作「GTストリートR フライウェイト」を19台のみ限定にて発表することに。
これは「フライ(もちろんボクシングの階級名に由来)」の名が示すとおり軽量性を最重要視したモデルであり、現時点では正確な重量が公表されていないものの、これまでに発表されていたGTストリートRよりも大幅に軽量化されている、とアナウンスされています。
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テックアートは「フライウェイト部門」を新設
なお、テックアートはこれから「軽量化プログラム」にも注力するものと思われ、今回”フライウェイト部門”を新設すると発表しており、この部門からは数々の軽量パーツを発売することでポルシェ911のオーナーに対して様々な選択肢を提供するもよう。
![1119287](https://live.staticflickr.com/65535/52755399208_17b9af49f5_c.jpg)
今回リリースされたGTストリート R フライウェイトはコンプリートカーであり、911ターボSをベースとしていますが、そのエンジンにも手が入れられ、出力はGTストリートRと同じ800馬力。
![1119289](https://live.staticflickr.com/65535/52754370202_59ea56e5a8_c.jpg)
0−100km/h加速はわずか2.5秒だとアナウンスされていますが、GTストリートRの0−100km/h公式加速タイムが公表されていないため、軽量化によってどれくらい速くなったのかは不明です(最高速については、GTストリートR、GTストリート R フライウェイトともに350km/hである)。
![1119265](https://live.staticflickr.com/65535/52754370277_d60b110be3_c.jpg)
画像を見る限りではGTストリート Rと同様のエアロパッケージを持っており、しかしいずれのエアロパーツともカーボンファイバー製へと変更されることで軽量性を実現しているものと思われます。
ただしフロントフードの固定にはクイックリリースを採用しており、つまりはレーシングカー同様に「着脱式」となっているのだと思われ、ヒンジやダンパー分の重量を削ることで軽量化を追求しているのでしょうね。
![1119256](https://live.staticflickr.com/65535/52754370537_baa2027152_c.jpg)
その内容を見てみると、スキッドプレート付きの固定式カーボンスプリッター、サイドエアフィンとカナード、カーボンファイバー製アンダーボディパーツ、さらにはカーボンファイバー製のフロントフェンダーとルーバーも。
![1119257](https://live.staticflickr.com/65535/52755154559_3a3023667a_c.jpg)
GTストリート R フライウェイトには新しいホイールも装着され、この”フォーミュラVIレースフライウェイト鍛造ホイール”は、極限まで削られたスポーク(肉抜き加工が施されている)とハブ部分の軽量化により、各ホイールの重量を11.5kg以下に抑えており、装着されるタイヤはミシュラン・パイロットスポーツカップ2。
![1119258](https://live.staticflickr.com/65535/52755399408_4c0e277dc5_c.jpg)
サウペンションはオーリンズ製へと変更され、車高に加えて伸び側と縮み側の減衰力を個別に調整すること可能となっているほか、フロントアクスルには新たに最適化されたウィッシュボーン・サスペンションが装着されていると紹介されています。
![1119260](https://live.staticflickr.com/65535/52755154524_e721af64c4_c.jpg)
ウイングだとエンドプレート形状が(GTストリート Rから)若干変更されているといい、それらの素材はもちろんカーボンファイバー。
このウイングは固定式となりますが、上部には3段階の角度設定が可能なアジャスタブルウイングを備えており、コースに応じてダウンフォースを増減させることが可能です。
さらにはリアディフューザー形状も変更され、GTstreet RとFlyweightのロゴが見られます。
![1119264](https://live.staticflickr.com/65535/52755399308_f458d38ea5_c.jpg)
ちなみにリアウインドウは軽量なポリカーボネート製へと交換済み。
![1119262](https://live.staticflickr.com/65535/52755154424_cf9b62734b_c.jpg)
テックアート「GTストリートR フライウェイト」のインテリアはこうなっている
そしてこちらはGTストリートR フライウェイトのインテリア。
![1119272](https://live.staticflickr.com/65535/52754370592_2165ed692c_c.jpg)
エクステリア同様に”フルカスタム”が施され、ブラックとイエローのコントラストが美しい六角形のステッチとFlyweightのロゴが随所に施されていることがわかります。
![1119276](https://live.staticflickr.com/65535/52755316445_9e4ffc2e5f_c.jpg)
「フライ」という名称を持つため、この(昆虫の)図案はハエを意識しているんじゃないかと思うものの、ブラックとイエローとのカラーリング、ハニカム、そしてドアの上の針のようなグラフィックからすると「ハチ」のようにも。
ちなみにシートはレカロ”ポディウムCF”、パッドは3Dプリンターで製作されている、とのこと。
![1119279](https://live.staticflickr.com/65535/52755316225_27fe58b2f5_c.jpg)
このハニカムとハチのようなグラフィックはドアインナーパネルにも。
![1119281](https://live.staticflickr.com/65535/52754370267_a0e8d506f8_c.jpg)
これまでのテックアートのコンプリートカーに比較するとブラックの面積が大きく、そのぶんイエローが際立って見えるようですね。
![1119274](https://live.staticflickr.com/65535/52755399518_96ca76b8c6_c.jpg)
ロールケージはかなり複雑な形状を持ち、リサイドウインドウやリアウインドウを内側から清掃するのはかなり難しそう。※リアシートは除去されている
![1119277](https://live.staticflickr.com/65535/52754910301_aab4d06064_c.jpg)
そのほか、FIA公認のテックアート製6点式レーシングハーネスや消火器、軽量カーペットといった装備もアナウンスされていますが、現時点で価格は公表されておらず、しかしポルシェ911ターボSの新車価格から「10万ドル(現在の為替レートにて約1350万円くらい)は高くなるだろう」と言われているようですね。
![1119271](https://live.staticflickr.com/65535/52755316540_520ecca8db_c.jpg)
テックアート「GTストリートR フライウェイト」のプロモーション動画はこちら
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参照:TECHART