| 少しづつ細部がアップデート |
前回はフェラーリの新型車、ポルトフィーノの外装について紹介しましたが、今回はそのインテリアについて。
フェラーリはミドシップモデルであってもフロントエンジンモデルであってもインテリアのデザインが大きく異なるわけではなく、これは「ウラカン、アヴェンタドール、ウルス」で全く異なるインテリアデザインを与えるランボルギーニとは異なるところ。
フェラーリ・ポルトフィーノを見てきた(1)。新世代デザイン採用、カリフォルニアから一転してアグレッシブに
フェラーリ・ポルトフィーノを見てきた(2)。とことんエアフローを考慮した理詰めの構造
フェラーリも快適性と実用性を備える時代に
それでも当然ながら代を重ねるごと、そして新モデルが発表されるごとにインフォテイメントシステムやステアリングホイールなどが「少しづつ」アップデート。
その変化については「イメージを先代/既存他モデルから踏襲しているため」大きく変わったように思えないものの、やはり比較するとポルトフィーノでは格段の進歩がある模様。
サイドシルが低いのはフェラーリ各モデルに共通する美点ですが、ポルトフィーノはカリフォルニア同様、ミドシップモデルに比べてヒップポジションが高く、乗降がかなり容易に。
加えてサイドステップが「樹脂」なのでうっかり靴が当たってしまっても安心(ここをカーボンに変更するとその限りではありませんが)。
展示車にはJBL製のスピーカーシステムが装着。
インテリアも最新の仕様となっており、10.2インチタッチスクリーン式インフォテイメントシステムを装備したほか、エアコンやステアリングホイールも一新。
シートにおいてもバックレスト形状を変更して後部座席の足元スペースを広くしたり、パッセンジャーディスプレイの装備、オープン時にキャビン内に入り込む風邪を30%削減する新型ウインドディフレクターなど「快適性」にはかなりこだわったようですね。
シート形状は座面や背もたれとの境界に「段差」がなく、体を包み込むようなデザインです。
おなじみのミニマムなセンターコンソール(フェラーリには、シフトレバーに該当するものはない。このボタンでリバースに入れるなどの操作を行う)。
インフォテイメントシステムの画面は巨大。
まさかフェラーリがこんな大きな画面を採用するとはという驚きもあるものの、「アップルCarPlayを採用した最初の市販車」はフェラーリであり、意外やフェラーリはこういったところに重きをおいているのかもしれません。
ドリンクホルダーも装備(しかも格好良い)。
エアコンのノズルもテールパイプ同様、ジェット戦闘機のバーナー風。
ウインカーを親指で操作する、というのは他モデルと同じ。
ドライブモードの設定スイッチがステアリングホイールに設けられるのも他モデルと同様。
メーターは安定の「アナログ」ですね。
なんとトランクスルーもある(しかも一応4シーター)!
トップを格納するとトランク上部はけっこうイッパイイッパイに(この下に荷物を入れることになる)。
トランクフード内側にはその車の仕様をあらわす立派なプレートが。
各スイッチ類も美しくデザイン。
他の画像はFaceboolのアルバム「フェラーリ・ポルトフィーノ」に保存中。
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ポルトフィーノはコーンズ大阪ショールームにて展示中
今回フェラーリ・ポルトフィーノを見にお邪魔したのはコーンズさん。
フェラーリは新型車発表から展示車配備までの時間が短く、これは他メーカーに比べても「異例」の短さ。
ポルトフィーノの場合は昨年8月末に発表されているので、そのわずか半年後にはショールームに車が並んでいる、ということになりますね(もちろん重要顧客向けにはもっと早い時期に公開されている)。
なおポルトフィーノは発表直後から非常に高い人気を誇り注文が殺到。
すでに2年近く納車を待つ必要がある、とのことです。
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