| SUBARU VIZIV TOURER CONCEPTが世界初公開 |
スバル(SUBARU)がジュネーブ・モーターショーにおいて、「SUBARU VIZIV TOURER CONCEPT(スバル・ヴィジヴ・ツアラー・コンセプト)」を公開。
スバルはこれまでもコンセプトカーに「VIZIV」の名称を与えていますが、その最新モデル、ということに。※スバルによると、”VIZIV(ヴィジヴ)は「Vision for Innovation」を語源とする造語(「革新のための未来像」の意)”
今回はワゴンボディを持つ「ツアラー」となり、”クルマで出かける愉しさが存分に味わえる”価値観を表現した、と述べています。
コンセプトカーは格好良いものの、市販モデルは?
ボディサイズは全長4775、全幅1930、全高1435ミリ。
比較的短く、幅が広く、そして低いスタイリッシュなスタイリングですね。
デザイン上はスバルの掲げる「DYNAMIC x SOLID」を基本にウエッジシェイプと張り出したフェンダーと大きなタイヤが組み合わされ、躍動感を表現。
このあたりスバルは「どうすればクルマが格好良く見えるのか」を知り尽くしているように思いますが、いざ市販モデルになるとウエッジシェイプも張り出したフェンダーも大きなタイヤもなくなってしまい、「普通」のクルマになるのは残念なところ。※スバルはホンダとともにコンセプトカーと市販モデルとの落差が大きなメーカー
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フェンダーアーチに使用されるクラディングは最近のスバルが好んで用いる手法でワイルドさやアグレッシブさを表現でき、これはぜひ市販モデルでも採用してほしいところ。
ドアミラーはなくかわりにカメラが使用され、ドアハンドルも隠されているようですね。
リアハッチは独特な形状を持っている模様。
フロントだとやはり目を引くのは「ヘキサゴングリル」。
過去にはこういった例も
上述のようにスバルは市販時にコンセプトモデルからの「劣化」が大きなメーカー。
SUVに関しては「そこまで」ではないものの、スポーツモデルやセダンに置いてそれは顕著。
たとえば「WRXコンセプト」はこんなに格好良かったものの、
市販モデルはこんな感じに。
なお以前の(スバルによる)コンセプトカーの画像を見ても現在と変わらないデザインフィロソフィを持っていることもわかり、そのメカニズム(ボクサーエンジン、シンメトリカルAWD)とともに”芯の通った”メーカーだということも改めて感じさせられます。
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PHOTO VIA:CARSCOOPS