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フェラーリオーナーは新型コルベットをどう見ているのか?ど「フェラーリのオプション価格でこのクルマが買えるのか」等、その意見を見てみよう

2019/07/30

| 基本的に、フェラーリとはまったく別の世界観を持つ乗り物として捉え、競合すると考える人はいないようだ |

さて、ミドシップ化された新型C8コルベットが発表されてしばらく経ちますが、「1年分の生産台数が完売」し「先代であるC7コルベットの在庫が6,000台も残ったまま」ということから推測すると、コルベットのモデルチェンジは成功であったと考えて良さそうです。

そして、気になるのが「いったいスーパーカーオーナーはどういった反応を示しているのか」ということ。
ここでフェラーリ専門掲示板、「FerrariChat」でのコメントの一部を見てみましょう。

フェラーリオーナーは新型コルベットをこう捉えている

以下がざっとフェラーリ掲示板のコメントを抜き出したもの。
基本的にフェラーリオーナーは「フェラーリとコルベットとは、パフォーマンスが近くとも別のクルマ」だと捉えており、まったくライバル心を抱かないというか、むしろ「この価格でこの性能なのか。ちょっと欲しいな」という感じで、買い増しでも考えてみるかという雰囲気。

概ね好意的で、「新しいオモチャが発売された」的な感覚を持っているようです。
そして「MTがあれば」という声も多く、すでにMTを廃止した現代フェラーリを所有するオーナーはMTを欲しがる人も。
その意味だと、こういった人を対象に「C8コルベットはMTを投入すべき」なのかもしれませんね。

なお、新型コルベットとフェラーリオーナーとはオーバーラップしないと言われましたが、これは「買い替え」が生じないという意味においてであり、「フェラーリオーナーが”買い増す”」という別の需要が生じる可能性も示唆している(その意味ではオーバーラップしている)、とも思います。

・今までコルベットには興味がなかったが、新型コルベットは最高にクールだな。アウディR8、ホンダNSXは新型コルベットに駆逐されてしまうだろう。

・コイツはホームラン級のインパクトだな。アメ車には今まで注意していなかったが、新型コルベットには興味を惹かれる。

・ここからさらにハイパフォーマンスバージョンが出るんだろ?凄いな。

・オイオイ、フェラーリのカーボンファイバーパッケージと同じ価格でこのクルマが買えるのか・・・。500馬力、0-100キロ加速3秒のスポーツカーにしては驚きだ。

・マニュアル・トランスミッションがあれば、おもしろいクルマになったのにな・・・。

新型コルベット否定派もいないわけではない

一方ではコルベットを認めない人々も少数派ですが存在しており、ぼくの経験上、こういった人は「フェラーリオーナーではない」のだろう、と考えています。

・エンジンレイアウトが変わっても、コルベットはコルベットだろ?

・コルベットがどうなろうと知ったこっちゃ無いね。コルベットが好きなヤツはコルベットが好き、それだけさ。

というのも、ぼくはこれまでに様々なクルマを購入していて、それぞれのクルマの集まりに参加した経験から言うと、価格帯の高いクルマのオーナーほど「排他的ではなく、新しいものを認める」傾向にあるため。

それは「金持ち喧嘩せず」にも似ていますが、お金のある人は新しいモノが発売されるとすぐに買うことができるから(否定=買わない理由を探す必要がないから)なのかもしれません。

よって、どこかが新型車を出したとしても、「あ、こんなの出たんだ。意外と格好いいね。え?こんなに安いの?ちょっと買ってみようかな」という具合ですね。

一方で、さほど高価格帯ではないスポーツカーのオーナーは排他的で、他メーカーが性能の近いクルマを発売すると条件反射的に否定したり、自分の乗っているクルマのニューモデルが発表されたりしてもすぐにダメ出しをしたりしますが、これは「買い替えができない自分の経済状況」を無理やり納得させるためなのかもしれません。

具体的なメーカー名や車種名を出すのは、ちょっとはばかられるのでアレですが、「排他的でなくなる」のはポルシェオーナーあたりが境界線だと(体感上)考えていて、つまりポルシェ以上の(価格帯を持つ)クルマのオーナーは、自分の乗っているクルマやそのメーカー以外(そしてそれら車種のオーナー)も広く受け止め、理解し、興味を示す傾向がある、と考えています。

やはり心は広く持ちたいものですし、他の車や他人を批判したり、貶めることで自分やそのクルマを優位に立たせるような行為はしたくないものですね。

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