>フェラーリ

フェラーリが5月にマイアミにて発表する新型車のティーザー動画を公開。おそらくは自然吸気V12エンジンを搭載する「フェラーリらしいスーパーカー」だと見られるが

フェラーリが5月にマイアミにて発表する新型車のティーザー動画を公開。おそらくは自然吸気V12エンジンを搭載する「フェラーリらしいスーパーカー」だと見られるが

| 現時点ではこのフェラーリの新型スーパーカーの詳細、発表日時については公表されていない |

おそらくは完全に「想像を超える」魂を揺さぶるクルマとなるだろう

さて、フェラーリが公式SNS(今のところFacebookとインスタグラム)にニューモデルのティーザー動画を公開。

この新型車は(ティーザー動画に”マイアミ”の文字があり、かねてよりのウワサを鑑みるに)F1マイアミGP開催にあわせて発表される812スーパーファストの後継モデルだと考えられますが、現時点ではその詳細についてはいっさい不明。

ちなみにティーザー動画に登場するのは296GTBですが、フェラーリはそのティーザー画像やティーザー動画には「その新型車を使用せず、既存モデルを登場させる」ことが多いというひとつのお約束でもありますね。

フェラーリ
フェラーリは2024年5月のマイアミGPにあわせて新型車を発表、イベント開催とのウワサ。もしかするとその前にオンラインにて先行公開があるかも

| これまでの例からすると、先にオンラインで一般公開、その後ファンイベントにて実車を公開という流れだが | さらに最近だと「クーペとオープン」を同時に発表することも さて、フェラーリ専門掲示板「Fer ...

続きを見る

812スーパーファスト後継はどんなスーパーカーに?

現時点ではこの812スーパーファスト後継モデルについては何ら情報はなく、おぼろげながらも「おそらくはV12自然吸気エンジンをフロントに積み、後輪を駆動するであろう」ことがまことしやかに囁かれているくらい。

おそらくはターボ、ハイブリッドシステムの採用は「ない」と見られ、しかしV12エンジンがキャリーオーバーなのか新設計なのかもまったく不明です(フェラーリは新しいV12エンジンに関する特許を多数出願している)。

そのほか、812コンペティツォーネに採用された機能やロジックが反映されると考えてよく、もしかすると先日出願された「可変テールパイプ」を取り入れる可能性も考えられます。

フェラーリがテールパイプに関する特許を出願。排気音の「サウンド品質」向上に加えてブロンディフューザー的な役割も?
フェラーリがテールパイプに関する特許を出願。排気音の「サウンド品質」向上に加えてブロウンディフューザー的な役割も?

| フェラーリはあらゆる面において車両のパフォーマンスを向上させること、そしてドライバーがより速く的確にクルマを走らせることができるようにすることを考えている | そのためには荒唐無稽に思えるような特 ...

続きを見る

そして名称についてもナゾが多く、これまでにフェラーリは多数の商標を出願しているものの、今回どれが使用されるのか(あるいはまったく別の車名が採用されるのか)は一切わからない、という状況。

以下はここ最近で(フェラーリによって)出願された商標ですが、これらは今後発表される「812スーパーファスト/812GTS後継」「ローマ/ローマ・スパイダー後継」「296GTB/296GTS後継」「ラフェラーリ/ラフェラーリ後継」「電動ハイパーカー」のいずれかに使用されるものと考えられます。

  • 499GTB
  • 499GTS
  • F80
  • F80アペルタ
  • ドレイク(エンツォ・フェラーリのニックネームのひとつ)
  • ドレイクA
  • ラ・ロッサ
  • ラ・ロッサA
  • 12チリンドリ(12シリンダーの意)
  • 12チリンドリA
  • 296スペチアーレ
  • 296スペチアーレ・スパイダー
  • 296ムジェロ
  • 296ムジェロ・スパイダー
  • アマルフィ
  • アマルフィ・スパイダー
  • モンテカルロ
  • モンテカルロ・スパイダー
  • ミラノ
  • ミラノ・スパイダー
  • ドルチェヴィータ
  • 500テスタロッサ
  • PB24

参考までに、フェラーリは「スポーツ」「GT」というシリーズ分けを行っていて(投資家向けの発表にはこの区分が用いられる)、同じフロントエンジンモデルでも812スーパーファストは「スポーツ」、ローマは「GT」。

そしてスポーツ系は(パフォーマンスやエンジンを想像させる)数字を用いることが多く、GT系だとローマやポルトフィーノ、カリフォルニアのように著名な観光地の名称を付与することが多いもよう。

フェラーリ
フェラーリが商標「アマルフィ」「アマルフィ・スパイダー」を出願。優雅な景勝地の名称でもあり、ローマとローマ・スパイダー後継モデルに与えられる可能性も

| フェラーリの命名法則はフリーダムであり、その予測が非常に難しい | いずれにせよ、ここ1-2年で多くのモデルが入れ替えられることになるものと思われる さて、フェラーリはここ最近多数の商標を出願して ...

続きを見る

そして「スパイダー」は8気筒エンジン搭載モデルに使用されることが多く、V12モデルのオープンには「アペルタ(A)」を用いる傾向もあるので(例外あり)、そう考えた場合、今回の812コンペティツォーネ後継モデルには「12チリンドリ/12チリンドリA」を採用するんじゃないかと推測しています。

これだと「12気筒」という”名は体をあらわす”というフェラーリのスポーツモデルの伝統を踏まえていますし、「A」の使い方も近年のフェラーリの手法にマッチしているような気も。

ただ、そのクルマとともに車名においても「想像の上を行く」のがフェラーリでもあり、実際にはまったく異なる名が与えられるのかもしれません。

あわせて読みたい、フェラーリ関連投稿

「市販スペックのボディを持つ」フェラーリの新型V12モデルがはじめて目撃!ハイブリッドの有無やデザインの方向性などナゾは多い
「市販スペックのボディを持つ」フェラーリの新型V12モデルがはじめて目撃!ハイブリッドの有無やデザインの方向性などナゾは多い

| フラッグシップモデルにふさわしいパフォーマンス、そしてフェラーリの伝統を感じさせるデザインが与えられると考えられるが | デザインの方向性も「未来」なのか「過去」なのかがわからない さて、フェラー ...

続きを見る

発表近づく新型フェラーリV12「フラッグシップ」。テールパイプは812コンペティツォーネ同様にボディ両端へ。全体的にはクラシカルなルックスを採用?【動画】
発表近づく新型フェラーリV12「フラッグシップ」。テールパイプは812コンペティツォーネ同様にボディ両端へ。全体的にはクラシカルなルックスを採用?【動画】

| おそらくは最後の自然吸気V12エンジン搭載車だけに、歴代V12モデルを総括するモデルになるのかも | 近年のフェラーリの傾向から見て「過去オマージュ」は間違いないだろう さて、今年にはついに発表さ ...

続きを見る

フェラーリ本社からいくつかのプロトタイプが出てくる様子が収められる。新型V12、ローマ後継、296GTB後継、SF90ストラダーレ後継か【動画】
フェラーリ本社からいくつかのプロトタイプが出てくる様子が収められる。新型V12、ローマ後継、296GTB後継、SF90ストラダーレ後継か【動画】

| フェラーリのモデルライフは「どんどん短くなり」一車種あたりの生産台数が少なくなっているようだ | オーナーとしてはそのぶん希少性が担保されて「ありがたい」のだが、新型車が登場するたびに価格が跳ね上 ...

続きを見る

参照:Ferrari

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->フェラーリ
-, , , , , ,